2017年06月05日

無可動実銃 MP5A5 分解編 その1

無可動実銃 H&K MP5A5


みなさん、こんばんは!

最近は仕事が忙しく、久しく更新が滞り、定期的にご覧の皆さんには、ご心配をお掛けしました。

さて、前回と同じく無可動実銃のMP5A5の続きとなります。

今回は通常分解手順をご紹介しますが、実銃の構造に準拠したVFC MP5と基本的に工程は一緒となりますので、予めご了承ください。




無可動実銃 H&K MP5A5




まずはマガジンを外しましょう。

マガジンを取り外し、抜弾のうえ薬室を開放状態にして銃を安全状態にすることは、どの銃でも分解作業前に必ず行う手順です。

矢印のマガジン・リリース・レバーを押しながら、マガジンを引き抜きます。

もしくは、マガジン・キャッチと連動した側面のマガジン・キャッチ・プッシュ・ボタンを押すことでもマガジンを引き抜くことができます。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジンの取り外し完了。





無可動実銃 H&K MP5A5




次は矢印のロッキング・ピンを引き抜いてストックを取り外します。


ロッキング・ピンは専用工具を用いず、素手だけで容易に引き抜け、ストックを迅速に取り外すことができます。





無可動実銃 H&K MP5A5




ストック・フォークとエンド・キャップは抵抗なく、スムースにレシーバーから引き抜けます。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン、ストックを取り外した状態。




無可動実銃 H&K MP5A5




秀逸なデザインの採用により、堅牢性と携行性の高さを両立したリトラクタブル・ストック。

MP5といえば、このデザインのリトラクタブル・ストックが印象的ですが、HKから現在販売されているMP5A5には日本警察仕様MP5にも採用されている新型のFタイプ・ストック(+Pなどの強装弾対応)が標準装備されており、このタイプは製造が終了した旧型になっているようです。

当然、射撃時の安定性はラバー製バッドパッド付きの新型ストックの方が優れていますが、個人的にはシンプルなデザインで見た目もスリムな旧型ストックの方が好みですね。




無可動実銃 H&K MP5A5



エンド・キャップの内側には、後退するボルト・グループの衝撃を緩和するための人工樹脂製のH型バッファーが装備されています。

このバッファーはリトラクタブル・ストックを装備するMP5シリーズのなかでも交換頻度の高い消耗部品のひとつで、HK純正の新品だと黄白色に近く比較的透明度が高いのですが、経年劣化するとこのように透明度を失った黄色に変色し、非常に脆くなります。

劣化したバッファーを使用し続けて射撃を行うと、衝撃で破損したバッファー断片が機関部などに入り、作動不良の原因となるため、定期的に新品に交換する必要があります。

バッファー自体はネジなどで固定されているわけではなく、エンド・キャップ内のバック・プレートの窪みに押し込まれているだけなので、交換は容易です。



無可動実銃 H&K MP5A5


ストックを取り外すと、エンド・キャップに覆われていたトリガー・ハウジング兼用のグリップ・フレーム後端も開放状態となるため、このような状態になります。

実銃であればこの状態でもレシーバー内のボルト・グループを引き抜くことができますが、当然ながら無可動実銃ではボルト関係部品はレシーバーに溶接固定(もしくは除去)されているため、取り出すことはできません。




無可動実銃 H&K MP5A5



ボルト・キャリアーに接続されたリコイル・スリング・ガイド・ロッド・アッセンブリーは、VFC MP5であれば容易に引き抜くことができますが、本個体ではガイド・ロッドが挿入されたリコイル・スプリング・チューブ内の可動領域を限度に引き出すことができます。

もしガイド・ロッドも溶接固定されていれば、このようにプラプラと前後可動することはないので、特に加工は施されていいないようです。

ボルト・キャリアーにはガイド・ロッド先端のラバー製保持リングを用いて半固定されているだけなので、このまま力ずくで引き抜けばガイド・ロッドを取り出せるはずでが、リングの破損が怖いので止めておきます・・・。

なお、このようにガイド・ロッドが半固定されたタイプの旧型ボルト・キャリアーは“アクション3”タイプと呼ばれています。

現行の強装弾に対応した新型Fタイプのボルト・キャリアーではクリーニングを容易にする目的で、VFC MP5シリーズと同じくガイド・ロッド先端の保持用リングが干渉しないオープン・バック構造のリコイル・スプリング・チューブを採用し、ガイド・ロッドは特に抵抗なく容易に取り出せます。




無可動実銃 H&K MP5A5




宙ぶらりんとなったグリップ・フレームは、矢印のロッキング・ピンを抜くことで取り外すことができます。




無可動実銃 H&K MP5A5




レシーバーと完全に分離したグリップ・フレーム。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン、ストック、グリップ・フレームを取り外した状態。




無可動実銃 H&K MP5A5




レシバー内部のボルト・グループを下側から覗いた状態。

ボルト・キャリアーが閉鎖位置で溶接固定され、ボルト・キャリアーに挿入されたリコイル・スリング・ガイド・ロッド・アッセンブリーが確認できます。




無可動実銃 H&K MP5A5




ここで気付きましたが、ロッキング・ピンを固定する後部のフレームも強度を低下させる目的で切断加工されていました。




無可動実銃 H&K MP5A5




旧型である“アクション3”タイプのボルト・キャリアーの後部には数字等の刻印が認めれます。

また、本来であれば中央部の円孔にはハンマーが打撃するファイアリング・ピンの後端が飛び出しているはずですが、無可動実銃への加工に際して撃発に必須の部品であるファイアリング・ピンは除去されています。




無可動実銃 H&K MP5A5


“12/91”


単純に考えると1991年12月製造という意味だと思うのですが、確かなことは分かりません。

分かる方、ご教示くださいm(_ _)m




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン挿入口から薬室内を覗くと、ボルト・キャリアーに搭載されたボルト・ヘッドの先端部分が半分近く切断されているのを確認できます。

切断されたボルト・ヘッドの断面中央部分には、ファイアリング・ピンを内蔵するロッキング・ピースの先端が垣間見えます。




無可動実銃 H&K MP5A5




レシーバーの分解が完了したら、ロッキング・ピンを抜いてハンドガードを取り外します。

レシーバーの分解前にハンドガードを外してしまうと、分解過程でレシーバーを把持する際に不便なので、HK純正マニュアルでもハンドガードの取り外しはレシーバーの分解後となっています。




無可動実銃 H&K MP5A5




ハンドガードは前部のロッキング・ピンと後部内側の爪でレシーバーに固定されているだけなので、簡単に取り外せます。




無可動実銃 H&K MP5A5




余談ですが個人的には最新の次世代SMGが相次いで登場する中、1960年代に誕生したMP5が21世紀を迎えても各国で生き残った要因として、ハンドガードやストックを一体構造とせず、容易に換装可能とした秀逸な設計を採用したことが大きいと考えています。

1980年代から各国の対テロ特殊部隊や警察SWATチームでMP5の本格運用が相次ぐと、当初運用されていた大型マグライトの装着に代わって、SUREFIRE社製M628など小型軽量な大出力ウェポン・ライトを内蔵したライト付きハンドガードが登場し、この組み合わせが特殊部隊仕様MP5の定番スタイルとなりました。

そして、モジュラー式レール・システムと各種電子オプション・デバイスの運用が現代戦を勝ち抜くセオリーとして重要視されている今日では、標準ハンドーガードと換装するだけで容易に運用可能なMP5専用レール・システムが各国のメーカーから供給されています。

また、容易に換装可能なストックについても軽量な人工樹脂製フォールディング・ストックや防弾フェイス・シールドを併用する射撃手法に対応した特殊ストックをはじめ、特殊作戦のニーズに対応した様々なモデルを選択することが可能です。

いくら優れた射撃精度を誇るといっても、もしレール・システムの運用をはじめとして多種多様なオプション・デバイスの運用という現代戦のニーズに対応できない基本設計であったならば、MP5は既に第一線から退いていたでしょう。




無可動実銃 H&K MP5A5




最後にマズル先端に装着されたオプションのフラッシュ・ハイダーを取り外します。

このタイプは日本警察仕様のMP5などでも採用されているHK純正のフラッシュ・ハイダーで、MP5専用のサウンド・サプレッサーと同じく、マズル部分に設けられた3点の突起(3ラグ)を利用するクイック・デタッチ方式を採用しているため、矢印の突起を指で可動させてロックを解除するだけで、専用工具を用いなくても容易に着脱が可能です。




無可動実銃 H&K MP5A5




固定用の突起は非常に硬いものだと思っていたのですが、これや以外に力を加えずとも簡単に解除できました。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン、ストック、グリップ・フレーム、ハンドガード、フラッシュ・ハイダーを取り外した状態。

ここまでの分解は工具を使用せずに素手で行え、慣れてしまえば10秒ほどで分解できます。

また、各部品の工作精度の高さから、分解に際して無理に力を込める場面がないため、変なストレスも一切感じません。

下手をすると個体によってはVFC MP5の方が部品が硬く固定されている場合があり、総じて分解は実銃の方がスムースに行える印象です。




無可動実銃 H&K MP5A5




現代SMGの到達点として名高いMP5シリーズは、原型であるG3シリーズから受け継いだ特徴的な撃発機構や効率的に設計されたモジュール構造をはじめ、工業製品として高い完成度を誇っており、無可動実銃の分解を通じてもその片鱗を感じ取ることができます。

我が国をはじめ、今日でも第一線の特殊部隊で使用されることの多いMP5ですが、こんなに息の長く美しい傑作兵器を半世紀も前に設計したドイツ人・・・恐るべしです!




次回はグリップ・フレームに内蔵されたトリガー・パックの取り外し工程をご紹介したいと思います。

それでは!




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2017年04月30日

無可動実銃 MP5A5 鑑賞編

無可動実銃 H&K MP5A5

先日ご紹介した無可動実銃のMP5A5について、とりあえず外観を細かく眺めてみたいと思います。




無可動実銃 H&K MP5A5


無可動実銃の定義については、以前の記事で簡単に記述しましたが、それでは「日本の法律上、銃でない状態にまで実銃を加工(破壊)する。」とは具体的にどのような加工が施されているのでしょうか。


シカゴレジメンタルスさんのHPによると無可動実銃として絶対に必要な加工は下記のとおりです。



1 銃身内部に鉄製の棒が銃口から薬室まで挿入されて塞がっており溶接によって抜けなくなっていること
2 薬室と銃身にスリットが入っていること
3 薬室は溶接によって塞がっており装填は出来ないこと
4 ボルトの一部若しくは半分を削除して使用不可能にし、機関部本体に溶接で固定されていること
5 引き金を除く、トリガー・メカニズムの一部、若しくは全てを取り外していること



上記の加工が施されていることに加え、警察と税関の立ち合い下に検査されて合法的に通関されていること、輸入時と同じ状態を保つことが必須条件となります。


当然ですが、上記の加工が施されていても公的な検査を受けずに輸入されたもの、実弾を発射できるような改造や可動を楽しむ目的などで一部の加工を排除した場合などは、銃刀法違反や武器等製造法違反となるため、警察による取締りの対象となります。


無可動実銃 H&K MP5A5


先述の加工が施されていることが無可動実銃たる必須条件のひとつですが、この加工の程度も年代によって異なり、近年輸入された「新加工品」に分類されるものは一層厳しい加工が施されているとのことです。

今回、入手したMP5A5は、現在よりも加工基準が緩かった1990年代に輸入されたもので、無可動実銃として最低限度の加工が施された「旧加工品」に分類されるものです。


無可動実銃 H&K MP5A5


このため、外観上の破壊は必要最小限に抑えられ、ハンマーなど撃発に必要な部品を除くトリガー・メカニズムも大部分が残っています。

排莢口から覗くボルト・キャリアーも閉じた状態で加工されているため、一見しただけでは実銃との区別は困難です。




無可動実銃 H&K MP5A5


前置きが長くなりましたが、早速パーツごとに細かく鑑賞していきます。

まずはMP5A5最大の特徴である3点バースト射撃機能を加えた4ポジション・トリガー・グループ搭載のグリップ・ハウジングから。

この4ポジション・トリガー・グループは日本警察仕様のMP5でも採用しているもので、MP5を運用する各国のLEにおいて最も目にするタイプの標準的なトリガー・グループです。

ハウジングに内蔵されているトリガー・パックは、ハンマーなどの撃発部品は一部除去されていますが、セレクターの可動機構などは生きているため、実銃どおりにセレクターを操作することが可能です。

加工基準の厳しい近年の新加工品では、トリガー・メカニズムの大半も破壊されている場合が多く、トリガーとセーフティーが連動していなかったり、セレクター可動時のクリック感が失われているばかりか、トリガー自体にテンションがなく、トリガーがプラプラとぶら下がっているだけの個体も珍しくありません。

本個体では実銃どおりセレクターのクリック感が残っており、セーフティーも確実に掛かります。また、各射撃ポジションでトリガーの引き味に微妙な違いも感じ取れます。




無可動実銃 H&K MP5A5




“カチッ、カチッ”と明確なクリック音を発して可動するセレクターは、VFC MP5シリーズなどのトイガンとは比較にならないほど硬く、改めて実銃であることを認識させられます。

特に欧米人に比べて手の小さいアジア人では、実戦の緊張状態にある中で、この硬いセレクターを瞬時かつ確実に操作するのは難しいように感じます。

日本や韓国などMP5を運用する警察特殊部隊の一部では、元々セレクターが右側にしかない89式小銃と同じように、グリップを把持した利き手の親指をわざわざ人差し指側に移してセレクターを操作しているのを見掛けますが、その理由はこの非常に硬いセレクターにあるようです。




無可動実銃 H&K MP5A5




4ポジション・トリガー・グループに加え、MP5A5の大きな特徴のひとつである伸縮式のリトラクタブル・ストック。

これが固定式のフィクスド・ストックになるとMP5A4になってしまいます。




無可動実銃 H&K MP5A5


肩当て部分の部品は合成樹脂製ですが、その他の主要部品は堅牢な金属製のため、このストックだけでも拳銃1挺分に近い約700gとズッシリとした重量があります。

その分、ストックを展張した際の剛性は非常に高く、グラつきなども一切ないため、肩当てした際の安定感は抜群です。


無可動実銃 H&K MP5A5


主要部品が合成樹脂製で軽量なフィクスド・ストックやB&T社製のフォールディング・ストックに換装するだけで、だいぶ軽くなりそうです。




無可動実銃 H&K MP5A5


こちらは付属のH&K純正バナナ型マガジン。

本体は堅牢なスチール製です。


無可動実銃 H&K MP5A5




背面に設けられた3箇所の確認孔から、残段数を視認することができます。

設計上は30発の9mmパラベラム弾を装填することができますが、実戦部隊では装弾不良などのマルファンクションを考慮し、数発減らした状態で携行することが多いようです。




無可動実銃 H&K MP5A5




本個体は“JA”と打刻された下部のデート・コーディングから1990年製造品であることが分かります。




無可動実銃 H&K MP5A5




上部のマガジン・リップ部分。


無可動実銃 H&K MP5A5




フロント・サイト・ブレードを用いた棒照星(ポスト・サイト)は、コッキング・チューブやバレルを通したフロント・サイト・タワーに保護されています。




無可動実銃 H&K MP5A5




回転ドラム方式の環孔照門(ピープ・サイト)。

射距離に応じて直径の異なる4つの環孔を使い分けます。




無可動実銃 H&K MP5A5




コッキング・チューブ部分のアップ。

当然ながらボルト・グループは溶接固定されているため、内蔵されたコッキング・チューブ・サポートも前後可動しません。

ただ、完全に固定されているものと思いきや、コッキング・ハンドルをつまむとコッキング・チューブ・サポートも僅かにカタカタと動き、サポート自体は溶接固定されていないようです。




無可動実銃 H&K MP5A5


そろそろ本個体の出自を探りたいと思います。

まずはレシーバー上部の刻印部分から。

左側の“MP5 A5 93”の打刻から1993年製造の個体と分かります。

また、右側には6桁のシリアル・ナンバーが打刻されています。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン・ハウジング部分の口径刻印は、本家ドイツ語の“Kal.9mm×19”ではなく、“Cal.9mm×19”の英語刻印となっています。

実はドイツ製のH&K純正品ではない!?




無可動実銃 H&K MP5A5




同じ部分を虫眼鏡でよく観察すると、いくつかのプルーフ・マークを確認できます。

う~ん、本家ドイツのプルーフ・マークには見えない・・・。

ご存知の方も多いと思いますが、開発から半世紀以上が経過し、世界各国の軍・警察機関で採用されているMP5シリーズは、ギリシャ、トルコ、パキスタン、イランをはじめとした数カ国でライセンス生産されていました。

これらの国々の多くはG3アサルト・ライフルを軍用制式小銃に採用した経緯があり、ローラー・ロッキング・システムなどG3と基本的な構造や部品を共有するMP5は、既存の生産設備を利用して容易に生産できたわけです。

実際にこれらの国々でライセンス生産されたMP5は、本家ドイツ製と基本的な構造は同一ながら比較的安価であったことから、アフリカ地域などの第三世界をはじめとした各国に輸出されており、無可動実銃の世界でもPOF(パキスタン・オーディナンス・ファクトリーズ)製に代表されるライセンス生産版のMP5無可動実銃が流通しています。

やはり、これもその類なのか・・・。




無可動実銃 H&K MP5A5




・・・色々調べたところ、唯一の手掛かりであるこの王冠を模したマークは、イギリスで使用されているプルーフ・マークでした。

イギリスにはロンドンとバーミンガムの2つに耐久試験場があるのですが、これはバーミンガム耐久試験場で耐久試験を受け、合格した銃に打刻されるプルーフ・マークのようです。

ちなみに“BNP”は、ニトロ耐久試験に合格したことを表しています。




無可動実銃 H&K MP5A5




そして、こちらは本体の数箇所に打刻されていた別のプルーフ・マーク

この交差した2本の剣の意匠に“DA 94”と打刻されていますが、これは“DeActivaded 1994”の略で、1994年に銃器登録が失効されたことを表します。

つまり、この個体は1993年に製造された直後、すぐに無可動実銃として加工されたものと推測されます。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン・ハウジングの右側面には、本家ドイツ製であれば“Maid in Germany”といったように製造国名が打刻されているのですが、本個体は無刻印です(蛇足ですが、日本警察仕様のMP5もこの部分は無刻印)。




無可動実銃 H&K MP5A5




排莢口から覗くボルト・キャリアーのアップ。

ここにも先述した2種類のプルーフ・マークが打刻されています。




無可動実銃 H&K MP5A5




ハンドガードを外して、バレルを確認します。




無可動実銃 H&K MP5A5




バレルには加工条件のひとつである鉄製の棒が挿入され、下部に入れられたスリットから溶接固定されています。

また、バレルの交換も不可能なようにレシーバーとの接点基部も溶接固定されています。




無可動実銃 H&K MP5A5



薬室にあたるレシーバーにも大きなスリットが入れられていますが、ハンドガードで隠れる箇所なので通常は目立ちません。



無可動実銃 H&K MP5A5




バレルにも“DA”プルーフ・マークが打刻されています。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジン挿入口から薬室内を覗くと、ボルト・キャリアーに搭載されたボルト・ヘッドの先端部分が半分近く切断されているのを確認できます。




無可動実銃 H&K MP5A5




本個体には購入時から純正のフラッシュ・ハイダーが付属していました。

サウンド・サプレッサーと同じく、MP5のマズル部分に設けられた3点の突起(3ラグ)を利用するクイック・デタッチ方式を採用しているため、専用工具を用いなくても容易に着脱が可能です。




無可動実銃 H&K MP5A5




フラッシュ・ハイダーを外した状態。

ハイダーが接触していた部分の塗装が剥離しており、見た目はよくありません。

ハイダーはこのまま装着しておいた方が良さそうです。

マズル部分からは、バレルに挿入溶接された鉄棒が確認できます。




無可動実銃 H&K MP5A5




最後にアクセサリーを外したスッピンのMP5A5の姿も。

フラッシュ・ハイダーを外すだけで、かなり印象が変わりますね。




無可動実銃 H&K MP5A5




さて、ここまで一通り外観を鑑賞してきましたが、本家ドイツではなくイギリスのプルーフ・マークが打刻されているなど、結局この子はどこで製造されたMP5なのか謎は深まるばかり・・・。

単刀直入に購入元のシカゴレジメンタルスさんに質問してみたところ、


「イギリス警察からの放出品である可能性が高い」


とのことでした。


そして一番気になる“本家ドイツH&K製のMP5なのか?”という点については、



・ 当時のイギリスの公的機関で使用されていたMP5は基本的にドイツH&Kから直接購入されていた

・ 本個体及び同社が過去に取扱ったイギリス警察放出の個体についてもドイツ本国のプルーフ・マークが本体に打刻されていない

・ 当時はドイツH&Kが英国の大手軍需企業であったロイヤル・オードナンス(現在はBAE Systems Land & Armamentsの一部門)の傘下にあり、ドイツH&Kから部品としてイギリスに輸出されたものをイギリス内で組立て、イギリス警察に納入された可能性が高い

・ 完成品として輸入が行われなかった理由としては、ドイツ側の輸出規制によって完成品での輸出が困難であった可能が考えられる



との詳細な回答を頂きました。


つまり、個々のパーツ自体は本家ドイツH&K製で、刻印のみ最終組立てと耐久試験を行ったイギリス仕様ということのようで、言うなれば“ドイツ生まれのイギリス育ち”という感じでしょうか。


純粋に工業製品として最終組立てを行った製造国のみで判断すると“Maid in UK”であり、本家ドイツ製ではありませんが、裏を返せばイギリス警察仕様のMP5を再現するには、申し分ない個体と言えます。




無可動実銃 H&K MP5A5




次回はトリガー・パックの取り外しを含む分解編をお送りしたいと思います。


それでは!




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2017年04月15日

金属製美術品・・・

無可動実銃 H&K MP5A5

しばらくVFC MP5ネタが続きましたが、新しいMP5を調達したので、ご紹介します。




無可動実銃 H&K MP5A5



今回の荷物の送り主は、東京上野に本店を構えるシカゴレジメンタルスさん。

この業界では説明不要かと思いますが、日本唯一の無可動実銃専門店です。

ということで、今回の新規調達装備は無可動実銃のMP5です。

無可動実銃とは、実銃の発射機能を排除する加工を海外で施し、公的機関の検査を受けて合法的に輸入された装飾品の総称です。

銃身内部や薬室などは溶接閉鎖され、実弾の装填は不可能な構造になっており、ボルトなどの発射機能に関連する可動部品も溶接されています。

便宜上「無可動実銃」と表記されますが、銃刀法上の実銃(真正銃)には該当しないため、国内における無可動実銃の売買や所持に法的制約は一切ありません。




無可動実銃 H&K MP5A5




初めての購入でしたが、品名は「金属製美術品」で届くんですね。

さすがに一般的に認知されていない「無可動実銃」の表記では、あらぬ誤解を受けそうです。


無可動実銃 H&K MP5A5


VFC MP5が10挺以上は買える値段だったので、どんな感じで届くのかなぁと思っていたのですが、当たり前ながら普通のトイガンと同じように段ボールでの丁寧な梱包でした。

唯一の違いは、保険付きの宅配便だったことぐらいです。


無可動実銃 H&K MP5A5


同社の発行するカタログや定期刊行誌のバックナンバーなどが同封されていました。

専門誌でも取り上げないような珍しいモデルから有名モデルまで、実銃に関する詳細な解説付きのため、ただ眺めているだけでも楽しく、資料的価値もあります。


無可動実銃 H&K MP5A5


それでは早速開封。これでもかというくらい厳重な梱包を解いていきます。

初めて手にする無可動実銃ということもあって、少しドキドキ。

遥か昔、初めて電動ガンを手にしたときのトキメキに近いでしょうか。




無可動実銃 H&K MP5A5




ほのかなガンオイルの香りと黒光りした重厚な金属感。

やはり、実銃(無可動ですが・・・)の雰囲気はどんな精巧なトイガンとも比較になりません。

大人になっても新しい玩具を手にしたときの感動は健在です。




無可動実銃 H&K MP5A5




マガジンなど付属品の梱包も解いていきます。




無可動実銃 H&K MP5A5




開封完了。

ご覧のとおり、今回調達したモデルは現代のMP5シリーズの標準モデルであるMP5A5です。

数年前、発売直後のVFC MP5A2を初めて手にした際、従来のプラスチック製電動ガンなどに比べて、その剛性の高さに感動した記憶があります。

しかし、さすがに実弾を放つ実銃は一段上の剛性といいますか、把持して構えた際の感触が明らかに異なります。




無可動実銃 H&K MP5A5




MP5A5は、標準的な3ポジション・トリガー・グループを有するMP5A3に、3点バースト射撃機能を加えた4ポジション・トリガー・グループを追加した発展モデルです。

また、MP5A3/A5共に旧来のフィンガー・グルーブ付きグリップ・ハウジングについても、両利きでの射撃に対応するようコントロール・セレクターを両側に設け、SEF表記から国籍を問わず視覚的に判別が容易なピクトグラム表記を採用したスムースなデザインの新型グリップ・ハウジングに変更されています。

同時に旧来の薄型ハンドガードについても、把持した際の安定性が増した幅広のデザインになりました。

基本性能に変化はありませんが、これらユニバーサル・デザインの加味によって、現代のMP5は一層と近代的な外観になっています。




無可動実銃 H&K MP5A5




早速、付属のマガジンを装着。

今回のモデルには、日本警察仕様のMP5(機関けん銃)でも採用されているオプションの純正大型フラッシュ・ハイダーが付属していました。

ハイダーはMP5シリーズ特有の3ラグ・バレルに対応しているため、専用工具を用いずに着脱可能です。




無可動実銃 H&K MP5A5




ショルダー・ストックは標準的なリトラクタブル・ストックですが、ラバー製の大型バットパットが装備されたFタイプ・ストックと換装すれば、外観だけでも日本警察仕様のMP5(機関けん銃)を再現できそうです。




無可動実銃 H&K MP5A5




せっかくなので、純正ユーザー・マニュアルも一緒に調達。

左がドイツ語版、右がドイツ語版を翻訳した英語版です。




無可動実銃 H&K MP5A5




基本的な操作手法に加え、パーツ・リストから分解結合、メンテナンス要領までMP5の運用に必要とされる最低限度の情報が記載されています。




無可動実銃 H&K MP5A5


こちらも一緒に調達したオプションの純正ローダー(左)とアンローダー(右)。

MP5のマガジンに装着することで、迅速な装弾と抜弾が可能となります。

なお、ローダーとアンローダーは、携行時の利便性を考慮し、上下に結合することができます。


無可動実銃 H&K MP5A5


さて、とりあえずの調達報告でしたが、各部のディティールや本銃個体の来歴詳細については今後ご紹介する予定です。


無可動実銃は、銃の一義的な存在意義である実弾の発射機能を完全に殺しているため、銃器愛好家の中にも存在に否定的な意見があるのは確かです。

しかし、それが元々実銃として世に存在していたことは事実であり、例え外観だけであってもトイガンでは味わえないロマンが存在するのは間違いありません。

高い評価を得ているVFC MP5シリーズであっても細部の設計は実銃とは異なる箇所が多く、一部加工を施さなければスコープ・マウントやストックなど実銃用アクセサリーの装着はできません。

MP5好きとしては、手持ちの実銃用アクセサリーが無加工で装着できるだけでも無可動実銃には大きな存在価値があるのです。


それでは!




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2017年04月10日

VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

VFC MP5A3ガス・ブローバック・ガンをベースとしたLE SF(シングル・ファイア)仕様です。

LE(法執行関係機関)向けのMP5SF(Single-Fire)モデルをモチーフとしています。

MP5SFは1980年代後半に9mmパラベラム弾に準拠した半自動式カービンとしてFBI(連邦捜査局)の要請に基づいて開発され、固定式ストックを備えたMP5SFA2と伸縮式ストックを備えたMP5SFA3がラインアップされました。

MP5SFはサブ・マシンガンの大きな存在意義である連射機能をあえて排除し、単射のみが可能な2ポジション・トリガー・グループを搭載しています。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」


大半の国においてLEの活動の場は護るべき国民の生活する市街地であり、常に流れ弾による付帯的損害のリスクを考慮しなければなりません。

また、警察系特殊部隊の主要任務である人質救出作戦では、事態解決のためには多少の人質の犠牲も止むを得ないとする軍事系特殊部隊とは異なり、人質への危害は原則として許されません。

法令に基づいて射撃の許された司法警察職員は、自身の発射した弾丸1発に全ての責任を負い、一撃必中による高い射撃技術で被疑者のみを確実に制圧しなければなりません。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」


さらに、被疑者への射撃についても個々の状況に応じた合理的かつ必要最小限度の実力行使である必要があり、真に止むを得ない状況を除いて生きた状態で被疑者を逮捕拘束するのが原則です。

必然的に大量の弾丸を瞬間的に斉射する場面は限られ、実際にMP5を運用する多くのLEでは、連射による面制圧的なサブ・マシンガン本来の用途よりも、FBIが要求したとおり“低威力の拳銃弾に準拠した半自動式カービン”としての用途に重きを置いています。

MP5SFはG3アサルト・ライフルに採用されたローラー・ロッキング・システムによる遅延ブロー・バック機構を搭載し、クローズド・ボルトによる撃発で他のサブ・マシンガンとは一線を画する優れた命中精度を誇るMP5をベースとしたからこそ実現したモデルと言えます。

行き過ぎた過剰殺傷能力として連射機能の装備された標準のMP5をあえて避け、または法令上の制約から全自動火器を装備できないなどの理由からMP5SFを採用しているLEは珍しくありません。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」


例えばイギリスの警察官が犯罪者の武装を誘発するとして伝統的に非武装であることは有名ですが、1960年代以降は増加する銃器犯罪やテロリズムなどの凶悪犯罪に対応するため、銃器携行許可をもつAFO(Authorised Firearms Officer:公認射手)が武装要員として存在し、グロックなどの自動式拳銃に加えて連射機能を除いたMP5SFを採用しています。

また、我が国でも人質立てこもり事件などの特殊刑事事件に対処する警視庁刑事部所属SIT(特殊犯捜査係)において、短縮型のMP5Kに2ポジション・トリガー・グループを搭載したMP5SFKの運用が確認されています。

この他、関連モデルとして1983年から1989年までの間、米国の民間市場向けに輸出されていたシビリアン・モデルであるHK94も2ポジション・トリガー・グループを搭載していますが、米国の銃器規制に合わせてピストル・カービン扱いとなるように16.54インチ(420mm)の長銃身を装備しています。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲首相官邸をはじめとした重要防護施設の密集するダウニング街においてMP5SFA3セミ・オートマチック・カービンを携行して街頭警備にあたるロンドン警視庁所属のAFO(公認射手)。銃には光学照準器としてB&T社製スコープ・マウントにEOTech社製モデル552 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)を搭載し、標準装備のハンドガードはSUREFIRE社製M628ウェポン・ライトに換装されている。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲フランスの首都パリにおいてジャーナリストや警察官など12名が殺害されたシャルリー・エブド襲撃事件の発生直後である2015年1月9日、イギリスの首都ロンドン・ナイツブリッジに所在するフランス大使館付近で街頭警備を行うロンドン警視庁所属のAFO。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲固定ストック仕様のMP5SFA2セミ・オートマチック・カービンを携行するAFO。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲2012年4月27日、ロンドン中心部における爆破予告事件の発生に伴い被疑者捜索のために出動したロンドン警視庁SCO19(Specialist Firearms Command:銃器専門指令部)所属のSFO(Specialist Firearms Officer:専門射手)。SFOは銃器携行許可を有するAFOから選抜された特別武装要員であり、ダイナミック・エントリーやステルス・エントリーを含む各種突入技術、アブセセイリング及びファスト・ロープ技術など、人質救出作戦をはじめとして警察特殊部隊に必要とされる一定の専門技術を有している。手にしているMP5SFA3セミ・オートマチック・カービンにはB&T社製ロー・プロファイル・スコープ・マウントを介してAimpoint社製Micro T-1コンパクト・ドット・サイトが搭載され、標準装備のハンドガードはSUREFIRE社製M63 ピカティニー・レイル・フォアエンドに換装、レイルには同社製M600スカウト・ライトとフォアグリップが装着されている。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」




さて、前置きが長くなりましたが、今回はイギリス警察のSCO19のようにMP5 SFを運用する2000年代中頃の警察系特殊部隊をイメージし、VFC MP5A3に各種外装アクセサリーを追加しました。

標準装備のネービー・タイプ・3ポジション・トリガー・グループ・ハウジングは、MP5SF最大の特徴であるFBIタイプ・2ポジション・トリガー・グループ・ハウジングに換装。

また、標準装備の合成樹脂製ハンドガードもSUREFIRE社製のM63ピカティニー・レール・フォアエンドに換装しています。

両側面及び下面の3面にピカティニー規格の20mmレールが設けられているため、ウェポン・ライトやレーザー・サイトなど様々なオプション・デバイスの運用が可能となります。

レールにはSUREFIRE社製M900Aバーティカル・フォアグリップ・ウェポン・ライトと同社製L72レーザー・サイト・モジュールを装着。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」


MP5SFの運用組織の多くが本格的な対テロ特殊作戦には従事しないことを考慮し、光学照準器はB&T社製ユニバーサル・スコープ・マウントにNVD(暗視装置)非対応のL3 EOTech社製モデル511 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)を搭載しています。

なお、VFC MP5シリーズではB&T社製を含めて大半の実銃用スコープ・マウントが装着できないことから、アッパー・レシーバー上部に設けられたスコープ・マウント固定用の爪部を中心に加工、実銃用のスコープ・マウントを無加工で装着できるようにしています。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」


本カスタムに使用した主要アクセサリーは以下のとおりです。

・H&K FBIタイプ 2ポジション・トリガー・グループ・ハウジング
・SUREFIRE M63 ピカティニー・レイル・フォアエンド
・SUREFIRE M900Aバーティカル・フォアグリップ・ウェポン・ライト
・SUREFIRE FM17 プロテクティブ・ビーム・カバー
・SUREFIRE L72 レーザー・サイト・モジュール
・SUREFIRE MH90ウェポン・ライト・ボディ
・SUREFIRE M49スクリュー・マウント
・SUREFIRE XM07テール・キャップ・スイッチ・アセンブリー
・B&T ユニバーサル・スコープ・マウント(BT-21262-1)
・L3 EOTech 511 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」




MP5SF最大の特徴であるFBIタイプ・2ポジション・トリガー・グループ・ハウジングは、本家VFCからも“FBIセミオート”としてロア・レシーバー・セットが販売されていますが、こちらはH&K社製の実物です。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」




実銃どおりの手順でトリガー・パックとセレクターを移植すれば、特別な加工なしで容易に実物ハウジングに換装することができます。

当然、トリガー・パックはMP5A3に内蔵された標準仕様のままなので、連射機能は生きています。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」



ハウジングの金属インサート部分には、型番に続いて6桁のシリアル・ナンバーなどが刻印さています。


VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲B&T(Brugger & Thomet)社製ユニバーサル・スコープ・マウントに搭載されたEOTech社製モデル511 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)。1996年、EOTech社は同社第1世代型のHWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)である“Bushnell-HoloSight”を発表した。2000年代初頭に発表されたモデル551は、第1世代型を軍・法執行関係機関向けに再設計した第2世代型の代表的なモデルであり、米軍をはじめとした世界各国の軍・警察・法執行関係機関で採用され、警視庁SAT(特殊急襲部隊)など我が国の警察特殊部隊においても運用が確認されている。HWSは戦闘機のHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などに使用されるレーザー・ホログラフィック技術を応用した新世代の光学照準器であり、ハーフ・ミラーやLED光源などを用いた従来のダット・サイトとは異なり、その構造上レンズが多少損傷しても光点が失われず、継続した照準が可能などの利点がある。特殊作戦対応のモデル551には暗視装置を併用した照準が可能なNV(ナイト・ビジョン)モードが搭載されているが、暗視装置の運用を想定していない顧客(特殊作戦に従事しない法執行関係機関や警備関係機関など)向けにNVモードを省いた廉価版がモデル511だ。後継のXPSシリーズの発売に伴って既に製造が終了したシリーズではあるが、現在でも各国のタクティカル・ユースでは新機種に混じってモデル551/511の運用が確認できる。なお、本個体に印字されたロゴは、EOTech社が米国の大手軍需企業体であるL-3 Communicationsに買収された2005年以降のものだ。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲B&T社製ユニバーサル・スコープ・マウント(B&T mounting rail NAR Universal Mount BT-21262-1)は、MP5 SMGシリーズをはじめとした共通のスコープ・マウント規格を有するH&K社製小火器に対応した汎用スコープ・マウントであり、G3シリーズやHK33シリーズなどのライフルにも装着可能だ。マウント本体はアルマイト表面加工が施された軽量なアルミニウム合金製で、全高を低く抑えたロー・プロファイル・デザインを採用しているため、マウントを装着した状態でも銃に備え付けのアイアン・サイトによる照準が可能である。マウント側面に印字されたB&Tのロゴは、現行の控え目なデザインではなく、大きな字体を採用した2000年代のものだ。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲SUREFIRE社製のM63ピカティニー・レール・フォアエンドは、MP5 SMGシリーズ専用に設計されたトリプル・レール・システムだ。本体は軽量かつ高強度なアルミニウム合金製で、表面処理には優れた耐磨耗性と硬度を誇るMIL-A 8625F ハード・アノダイズド・アルマイト(硬質陽極酸化処理)加工が施されている。また、本体の軽量化と銃身から放射される熱を効率よく外気に伝達させるため、本体上部には空気循環に優れた大胆な開放部を設け、レール部分などにも多数の放熱用ホールが設けられている。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲ハンドガード・ロッキング・ピンを利用した固定方法を採用しているため、特別な工具を用いずに標準装備のハンドガードと換装するだけで、既存のMP5でも容易にレール・システムの運用を開始できる。特殊作戦に対応する剛性と運用時の装着精度を保ちながら、限界まで軽量化を図った秀逸なデザインの採用によって本体重量は約150gと軽量であり、標準装備のハンドガードと換装しても射手への負担は少ない。現在、市場に流通するMP5専用レール・システムの中でも、M63ピカティニー・レール・フォアエンドは高品質と低価格を両立した代表的な製品として多くの戦術部隊から高い評価を受け、各国の軍・警察・各種法執行関係機関に採用されている。我が国でもMP5を運用するSAT(特殊急襲部隊)や銃器対策部隊をはじめ、一部の警察特殊部隊においてM63ピカティニー・レール・フォアエンドの運用が確認されている。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲M63ピカティニー・レール・フォアエンドには、20mm幅のピカティニー規格レールに対応したSUREFIRE社製M900Aバーティカル・フォアグリップ・ウェポン・ライト及び同社製L72レーザー・サイト・モジュールを装着している。モジュラー・レール・システム普及の過渡期にあった2000年代中頃、M900Aはモジュラー・レール・システム向けバーティカル・フォアグリップと大出力ウェポン・ライトの両機能を人間工学に基づいて合成した画期的なモデルとして登場した。防水・防塵構造の本体外装には、ガラス繊維を含む強化合成樹脂(ナイトロン・ポリマー)と航空機鋼材用のアルミニウム合金が用いられ、優れた耐久性と軽量化を実現している。バーティカル・フォアグリップ部分に3本のCR123Aリチウム・バッテリーを内蔵し、光源には耐衝撃構造のベゼル内部にMN10キセノン・バルブ・(光束125ルーメン)を搭載。バーティカル・フォアグリップ両側面にテープ状の間欠点灯用モーメンタリー式スイッチが設けられており、フォアグリップを把持した状態のままスイッチの操作ができる。また、ランプ・アッセンブリーの後部には常時点灯用のロータリー式スイッチも設けられ、継続したライティングも可能だ。さらに、バーティカル・フォアグリップ上方後部に設けられたモーメンタリー式スイッチを押下することで、ランプ・アッセンブリー上部に設けられた2灯の低出力LEDナビゲーション・ライトを点灯することができ、自己位置の暴露を最低限に抑えながら、進行経路などを照らすことができる。本個体のナビゲーション・ライトは標準的な白色LEDだが、他にも赤色LED及び青色LEDを搭載したバリエーション・モデルが製造された。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲レールに装着するためのマウントには、米国の大手銃器関連部品メーカーであるA.R.M.S.社製の特許製品“スルー・レバー”を採用したシングル・レバー“Tri-Lock”マウント(SUREFIRE社の製品名称はM50)が装備されている。20mm幅のピカティニー規格レールに対応した“Tri-Lock”マウントは、側面に設けられたスルー・レバーの開閉操作によってマウントの着脱が可能であり、スクリュー固定方式を用いた従来の一般的なマウントに比べ、瞬時に着脱が可能なクイック・リリース・マウント・システムだ。マウントの着脱操作は容易だが、高い剛性と工作精度の実現によって確実な固定を実現しているため、M900シリーズのようにバーティカル・フォアグリップを介した運用であっても装着時の動揺は一切感じられない。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲モデルL72レーザー・サイト・モジュールは、SUREFIRE社が1990年代後半から製造を開始した出力5mWの赤色可視光レーザー・サイトである。 レーザー発振器を無加工で取り外し可能なモジュール式のコンポーネントにすることで、同社がラインアップするウェポン・ライト・システムとの組み合わせにより、ライフルやSMG、拳銃など様々な銃種でレーザーサイトの運用を可能とした画期的な製品であった。 L72レーザー・サイト・モジュールは、従来の大型のレーザー・サイトのデメリットを払拭した小型軽量な半導体レーザーを採用しており、 その軽便さから同社のウェポン・ライト・システムと併せて世界各国の対テロ特殊部隊や警察SWATに採用され、 タクティカル・ユースにおけるレーザー・サイト・システム普及に先鞭を着けた。 また、可視光レーザーを照射するL72の他にも、ナイト・ビジョン・デバイス(暗視装置)と併用することを前提とした不可視光のIR(赤外線)レーザー照射機能をもったL75も製造された。なお、本個体は製造終了の最終ロットに近い2005年製造のものだ。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」

▲L72レーザー・サイト・モジュールは、ミレニアム・ウェポン・ライト・シリーズの主要なボディ・アッセンブリーであるMH90ウェポン・ライト・ボディに装着し、M49スクリュー・マウントを介してレールに固定している。ボディの後部に装着されたXM07テール・キャップ・スイッチ・アセンブリーは、ピン・ジャックの採用で任意に着脱可能な7インチ長ケーブル付きモーメンタリー式テープ・スイッチに加え、ハンディ・フラッシュ・ライトなどに装備されるオルタネイト式プッシュ・スイッチを1つのテール・キャップに配置したスイッチ・アッセンブリーだ。フォアグリップなど任意の位置に配置可能なテープ・スイッチは間欠点灯操作のみ可能だが、テール・キャップに設けられたプッシュ・スイッチは常時点灯操作に加えて、半押し状態での間欠点灯操作も可能な設計であり、プレッシャー・スイッチが故障した際の戦術的な冗長性を確保している。




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」




VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」





VFC MP5A3 #03 「LE SF(シングル・ファイア)仕様」




日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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>VFC オプション : GBB MP5用 ロアレシーバーセット (FBI/SemiAuto) [VF9-LRV-MP5G-BK02][取寄nf]


  

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2017年03月08日

VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」

VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


VFC MP5A3ガス・ブローバック・ガンをベースとした旧型フレーム仕様カスタムです。

カスタムと大袈裟に言いましても、どノーマルのVFC MP5A3にSpec-Ops Concept社製のVFC MP5 GBB対応MP5A3コンバージョン・キットを組み込んだだけで、その他は特に手を加えていません。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


コンバージョン・キットは、フィンガー・グルーブ付きの旧型グリップ・ハウジングと同ハウジングに対応したスチール製ファイアー・コントロール・セレクター、細身の旧型ハンドガードで構成されており、VFC MP5 GBBシリーズに無加工で装着可能です。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


現行のアンビ仕様新型グリップ・ハウジングと肉厚のワイド・ハンドガードを標準装備したMP5A5に比べ、旧型フレーム仕様のMP5A3は全体的に凹凸が少なく細身のため、見た目の印象が大きく異なります。戦術的な実用性を抜きにすれば、個人的にはスマートで美しく見える旧型フレーム仕様の方が好みです。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


折角の旧型フレーム仕様なので、同年代に用いられていたスコープを装着してみました。

モデルは、1946年に設立されたドイツの著名な光学器機メーカーである“Karl Kaps(カール・カプス)”社製のZFスコープ(4倍率)です。

ZFスコープは東西冷戦下の西ドイツ時代からドイツ軍に納入されており、数十年前の基本設計ながらも1990年代後半ころまではKSK(特殊戦団)などの特殊部隊でも運用が確認されている息の長いモデルです。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


MP5シリーズのほか、G3シリーズやHK33シリーズなどH&Kが展開したマルチ・パーポス・ウエポン・システムの対応銃種であれば、専用のクロウ・マウントを介してワンタッチでレシーバーにスコープを装着可能です。

なお、ZFスコープには、“Karl Kaps”社製の他にも同じくドイツの大手光学機器メーカーである“Carl Zeiss(カール・ツァイス)”グループ傘下“HENSOLDT(ヘンゾルト)”(2006年に“Carl Zeiss Sports Optics”に改名)社製も存在しています。寧ろ、こちらの方が有名ですかね?




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


実銃どおりの分解方法でトリガー・パックを移植し、セレクターを付属品と交換すれば、簡単にグリップ・ハウジングを換装することができます。

また、セレクターのクリック感は、VFC MP5シリーズ標準の新型仕様のセレクターよりも固く、より実銃に近いフィーリングになっています。




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


細身な本体に滑り止め用のチェッカリングが特徴的な旧型ハンドガード。

装着後のガタツキは一切ありません。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」

旧型フレームMP5との組み合わせで欠かせないのが、SUREFIRE社製M628ウェポン・ライト。

新型フレームMP5の普及途中で、まだ旧型フレームMP5が珍しくなかった1990年代の各国対テロ特殊部隊や警察SWATチームでは、特に目にすることの多い定番の組み合わせでした。

個人的にはライフルのようにゴテゴテと光学機器などを搭載せず、近距離制圧用SMGと割り切ってCQB特殊作戦任務に最低限必要なウェポン・ライトのみを装着したこのシンプルな組み合わせのMP5が一番好きです。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


このM628は現在のSUREFIRE社の前身であるLASER PRODUCTS社時代の1990年代に製造されたもので、後期製品に比べてハンドガードの表面処理に滑り止め用の梨地加工が施されておらず、ツルツルとした手触りが特徴です。

なお、ハンドガード右側面にはM628Fと同様のオルタネイト式スイッチが装備されていますが、これはSUREFIREへ製品修理に出した際、ついでに後付け加工で装備してもらったもので、元は標準のM628です(そもそもM628Fのオルタネイト式スイッチはハンドガード左側面に装備されています)。

標準装備のモーメンタリー式スイッチは押下している間のみライトを間欠点灯させることができるのに対し、M628Fに装備されているオルタネイト式スイッチではON/OFFの切り替えが可能なため、一度スイッチを押下すればライトを連続点灯させ続けることができます。

ただし、消費電力と発熱量の大きいウェポン・ライト用のキセノン・バルブは、長時間の連続点灯には不向きな特性を有するので運用には一定の配慮が必要です。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


▲1980年代後半に登場したM628ウェポン・ライトは、その秀逸なデザインによってMP5 SMGを運用する世界各国の軍・警察・法執行関係機関において採用されている。電源にはCR123Aリチウム・バッテリー2本を内蔵。ハンドガード側面のモーメンタリー式プレッシャー・スイッチを押下している間のみライトを点灯させることができ、光源には高出力のキセノン・バルブと高精度リフレクターを備えたP60ランプ・モジュール(光束65ルーメン)を採用している。現在ではハンドガード部分などの基本デザインは大きく変更せず、光源を従来のキセノン・バルブから小型で高輝度のLEDランプ・アッセンブリーに変更したM628LMの登場によって製造が終了しているが、その普及数から現在でも多くの組織で運用が続けられている。



VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


ウェポン・ライトだけのシンプルな組み合わせが好きと言いながら、とりあえずZFスコープも載せてみました。

さすがに現代では時代遅れな印象は否めませんが、1990年代くらいまでは実戦運用も想定される組み合わせです。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」


シンプルな外観のZFスコープだからなのか、実際に手にもって構えてみると、この組み合わせも中々味があっていいですね。

実銃であれば4倍率のZFスコープを上手く活用することで、人質救出作戦をはじめとしたCQB任務において、簡易的な近距離狙撃銃としての運用も可能なはずです。


VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」




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2017年01月30日

VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」


VFC MP5A3ガス・ブローバック・ガンをベースとした韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様です。

韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)は、1988年のソウル五輪大会開催を契機として、韓国警察に創設された対テロ警察特殊部隊です。

当初、首都治安維持任務を司るソウル地方警察庁の直轄部隊として“KNP868”が編成され、現在では韓国内の各主要地方警察庁に警察特攻隊が編成されています。

ハイジャック対処や人質救出作戦など対テロ特殊作戦を主要任務とする警察特攻隊は、性格的には我が国の主要都道府県警察本部に編成されているSAT(特殊急襲部隊)に近い部隊と言え、首都防衛を担う最精鋭集団であるKNP868は警視庁SATに相当します。


VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」


しかし、未だ停戦中という準戦時下の状態で半世紀以上も北朝鮮と国境を接し、常に北朝鮮武装工作員による大規模テロの脅威に晒されている韓国では、これらの事態に対処する必要性から警察特攻隊も欧米諸国の対テロ特殊部隊に比肩する非常に高い練度と最新装備を常に維持しています。

発足当初は各国警察特殊部隊の標準武装であるH&K MP5シリーズに加え、韓国軍制式採用のK1A1カービン(5.56 x 45mm 弾薬準拠)などを主要武装として運用していましたが、2000年代中盤以降はH&K UMPやH&K MP7をはじめとした最新のCQBウェポンを積極的に導入しています。


VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」


また、我が国の治安情勢では到底考えられないことですが、国際空港などを警備対象に有する一部の警察特攻隊では、警察系特殊部隊でありなが北朝鮮の武装工作員への初動対処を想定しているため、5.56 x 45mm弾薬準拠の分隊支援火器(K3)や7.62 x 45mm弾薬準拠の軽機関銃(M60)まで運用しており、その軍事系特殊部隊並みの重武装からも警察特攻隊の創設理念が他国の警察系特殊部隊とは一線を画していることが分かります。

そして警察特攻隊の創設当時からのモットーである「我が生命は祖国のために」は、正に韓国における警察特攻隊の存在意義を端的に標榜しているのです。


VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」


今回のカスタムは、2000年代前半にソウル地方警察庁KNP868で運用されていた対テロ特殊作戦仕様のMP5A5をモデルとしました。

3バースト・ポジションが省かれた3ポジション・ネービー・トリガー・グループを備えたVFC MP5A3ですが、本カスタムではグリップ・ハウジングを実物の4ポジション・トリガー・グループ・ハウジングに換装しているため、完成したモデルは見た目の上ではスタンダードなMP5A5ということになります(当然トリガー・パックは移植しているだけなので、実銃のように3バースト機能はありません・・・)。


VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」
▲2000年代中盤に撮影された最精鋭部隊であるソウル地方警察庁KNP868に所属する女性隊員。KNP-SWATの標準武装である3バースト機能付き4ポジション・トリガー・グループを備えたH&K社製MP5A5 SMGを携行し、CQB作戦向けのオプション・デバイスであるウェポン・ライトとレーザー・サイト・システムに加え、当時最新の光学照準器であったHWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)が装着されている。



VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」


本カスタムに使用したパーツは以下のとおりです。

・H&K 4ポジション・トリガー・グループ・ハウジング
・SUREFIRE M628 ウェポン・ライト
・SUREFIRE L72 レーザー・サイト・モジュール
・SUREFIRE A15 オフセット・アダプター(シングル・モジュール)
・SUREFIRE U05 ボディ・スイッチ
・SUREFIRE M21 マウント
・B&T ユニバーサル・スコープ・マウント(BT-21262-1)
・EOTech 551 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




なお、ベースに使用したVFC MP5A3は、セラコート表面加工のうえ、レシーバー上部のVFCオリジナル刻印を実物仕様に再打刻、マグウェル部の刻印も追加されています。

また、VFC MP5シリーズではB&T社製を含めて大半の実銃用スコープ・マウントが装着できないことから、アッパー・レシーバー上部に設けられたスコープ・マウント固定用の爪部を中心に加工、実銃用のスコープ・マウントを無加工で装着できます。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲MP5A5などに標準装備されている3バースト・ポジションが特徴的な実物の4ポジション・トリガー・グループ・ハウジング。VFC MP5 GBBシリーズでは、実銃用のハウジングを無加工で装着することができる。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲B&T(Brugger & Thomet)社製ユニバーサル・スコープ・マウントに搭載されたEOTech社製モデル551 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)。1996年、EOTech社は同社第1世代型のHWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)である“Bushnell-HoloSight”を発表した。2000年代初頭に発表されたモデル551は、第1世代型を軍・法執行関係機関向けに再設計した第2世代型の代表的なモデルであり、米軍をはじめとした世界各国の軍・警察・法執行関係機関で採用され、警視庁SAT(特殊急襲部隊)など我が国の警察特殊部隊においても運用が確認されている。HWSは戦闘機のHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などに使用されるレーザー・ホログラフィック技術を応用した新世代の光学照準器であり、ハーフ・ミラーやLED光源などを用いた従来のダット・サイトとは異なり、その構造上レンズが多少損傷しても光点が失われず、継続した照準が可能などの利点がある。特殊作戦対応のモデル551には暗視装置を併用した照準が可能なNV(ナイト・ビジョン)モードが搭載されているが、暗視装置の運用を想定していない顧客(特殊作戦に従事しない法執行関係機関や警備関係機関など)向けにNVモードを省いた廉価版であるモデル511も存在する。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲B&T社製ユニバーサル・スコープ・マウント(B&T mounting rail NAR Universal Mount BT-21262-1)は、MP5 SMGシリーズをはじめとした共通のスコープ・マウント規格を有するH&K社製小火器に対応した汎用スコープ・マウントであり、G3シリーズやHK33シリーズなどのライフルにも装着可能だ。マウント本体はアルマイト表面加工が施された軽量なアルミニウム合金製で、全高を低く抑えたロー・プロファイル・デザインを採用しているため、マウントを装着した状態でも銃に備え付けのアイアン・サイトによる照準が可能である。現行製品にはマウント側面にB&Tのロゴが印字されているが、本品はH&K社がMP5の純正スコープ・マウントとしてB&TにOEM(相手先ブランド名製造)を依頼したロゴの印字されていないタイプであり、同一製品は2000年代初頭からEOTech社製モデル551 HWSと共にKNP-SWATで運用されている。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲モデル551は、2000年代の韓国対テロ特殊部隊において大量導入されており、国内治安維持任務を担う警察特攻隊のほか、海軍特殊部隊UDT SEALや陸軍特殊作戦司令部所属の第707特殊任務大隊をはじめとした軍特殊部隊でも多数が運用されている。後継のXPSシリーズの発売に伴って既に製造が終了したモデルではあるが、現在でも警察特攻隊では新機種に混じってモデル551の運用が確認できる。なお、本個体は2000年代にKNP-SWATなどに大量導入された販売初期のモデルで、EOTech社が米国の大手軍需企業体であるL-3 Communicationsに買収される2005年以前のロゴが本体に印字されている。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲標準装備のハンド・ガードは、ハンド・ガード先端に高出力のウェポン・ライトが備えられたSUREFIRE社製M628ウェポン・ライトに換装。ハンド・ガード側面のプレッシャー・スイッチを押下している間のみライトを点灯させることができる。1980年代後半に登場したM628ウェポン・ライトは、その秀逸なデザインによってMP5 SMGを運用する世界各国の軍・警察・法執行関係機関において採用された。現在ではハンド・ガード部分などの基本デザインは大きく変更せず、光源を従来のキセノン・バルブから小型で高輝度のLEDランプ・アッセンブリーに変更したM628LMの登場によって製造が終了しているが、その普及数から現在でも多くの組織で運用が続けられている。なお、本個体では標準のキセノン・バルブ仕様のP60ランプ・モジュール(光束65ルーメン)から、同社の純正アップグレード・パーツであるLED仕様のP60Lランプ・モジュール(光束80ルーメン)に換装し、光源をLED化している。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲コッキング・チューブ・エンドに取り付けられたモデルA15オフセット・アダプター(シングル・モジュール)を介して装着されたモデルL72レーザー・サイト・モジュール。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲銃種ごとに用意された専用マウントを介して装着されたモデルA15オフセット・アダプターにより、ランプ・モジュールやレザー・サイト・モジュールを銃身軸線に近い位置で運用することが可能だ。大型のサウンド・サプレッサーが標準装備されたSDシリーズを除くMP5 SMGシリーズでは、H&K社製小火器共通のコッキング・チューブ・エンドへ無加工で装着可能なモデルM21マウントを介して装着できる。なお、モデルA15オフセット・アダプターのバッテリー・チューブ・エンドには、ハウジングとテープ・スイッチ・アッセンブリーが一体となったモデルU05ボディ・スイッチを装着している。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲モデルL72レーザー・サイト・モジュールは、SUREFIRE社が1990年代後半から製造を開始した出力5mWの赤色可視光レーザー・サイトである。 レーザー発振器を無加工で取り外し可能なモジュール式のコンポーネントにすることで、同社がラインアップするウェポン・ライト・システムとの組み合わせにより、ライフルやSMG、拳銃など様々な銃種でレーザーサイトの運用を可能とした画期的な製品であった。 L72レーザー・サイト・モジュールは、従来の大型のレーザー・サイトのデメリットを払拭した小型軽量な半導体レーザーを採用しており、 その軽便さから同社のウェポン・ライト・システムと併せて世界各国の対テロ特殊部隊や警察SWATに採用され、 タクティカル・ユースにおけるレーザー・サイト・システム普及に先鞭を着けた。 また、可視光レーザーを照射するL72の他にも、ナイト・ビジョン・デバイス(暗視装置)と併用することを前提とした 不可視光のIR(赤外線)レーザー照射機能をもったL75も製造された。なお、1998年製造の本個体はSUREFIRE社の旧社名である“LASER PRODUCTS”刻印仕様となっている。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」

▲主要地方警察庁に所属する警察特攻隊においても同様のカスタムが施されたMP5A5が配備されていたが、日本円で当時10万円近い高額なSUREFIRE社製モデルL72レーザー・サイト・システムを大量導入していたのは予算が潤沢なソウル地方警察庁KNP868や軍対テロ特殊部隊のみで、他の地方警察庁では比較的安価なLaser Devices(現在は“Steiner eOptics”に改名)社製のレーザー・サイト・システムを運用していた。




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




VFC MP5A3 #01 「韓国警察特攻隊(KNP-SWAT)仕様」




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VFC GAS-BLK(GBB): UMAREX MP5 Navy [VF2-LMP5N-BK01][取寄nf]


  

2017年01月18日

NEXUS U-94A/U (TJS-102) Push To Talk Switch

MSA NEXUS U-94A/U PTT


米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチームにおいて採用実績のあるAmphenol NEXUS Technologies(アンフェノール・ネクサス・テクノロジーズ)社製のU-94A/U(TJS-102)PTTスイッチ・アッセンブリーです。


NEXUS U-94A/U PTT

1961年、米国において設立されたNexus(ネクサス)社は、高品質のオーディオ・プラグ及びジャック、ミルスペック・プッシュボタン・スイッチの設計・製造の老舗メーカーとしての地位を築きました。2008年、同社は我が国を含む世界30カ国以上に現地法人を有する世界最大の電気通信コネクタ製造グループである米国のAmphenol(アンフェノール)社に買収され、その子会社として社名を新たに“Amphenol NEXUS Technologies”に改名し、その販売網を全世界に拡大しました。

現在、同社は米国コネチカット州スタンフォードに製造拠点を置き、同社の製造するオーディオ・コネクタ及びプッシュボタン・スイッチは、軍事用及び商用通信用ヘッドセットの製品市場において世界標準となっています。また、これら以外にも同社の製品群はオート・レーシング、パワーボート・レーシング、テレコミュニケーション、シミュレーション・コントロール、医療機器、農業機器、商用航空エレクトロニクスなど幅広い分野において活用されています。


NEXUS U-94A/U PTT

同社の代表的な軍用PTTスイッチである“TJS-102 テレフォン・ジャック・スイッチ”は、同社の“TJ-102 テレフォン・インライン・ジャック”にモーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチを組み合わせ、さらに本体背面に金属製の大型アリゲーター・クリップを備えたモデルです。

なお、同モデルは米国防総省が制定したMIL規格において、電気通信用コネクタの技術的仕様等について定めた“MIL-C-9177”に準拠しています。


NEXUS U-94A/U PTT



モーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチは、押下した際の適度なクリック感とクリック音を備えており、使用者が感覚的に送話状態を認識できるように配慮されています。




NEXUS U-94A/U PTT




TJS-102は、同社のU-174/U(TP-101)及びU93A/U(TP-120)プラグの接続に対応しています。

なお、TJS-102は、米国防総省はじめとした連邦政府機関の所有供給物品についての管理番号であるNSN(National Stock Number)では“5999-01-540-3645”と指定されており、同部品番号では製品名である“TJS-102”のほか、本体に刻印されている“M9177/5-2”、“U-94A/U” の部品番号が与えられているため、一般的には米軍で呼称されることの多い“U-94A/U”の名称の方が知られています。




NEXUS U-94A/U PTT
▲LAPD SWATチームにおいて現行採用中のPELTOR社製“SWAT-TAC”シリーズが普及する2010年代前半ころまで採用されていたTCI社製の“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”をTJS-102に接続した状態




MSA NEXUS U-94A/U PTT
▲2007年に撮影された出動中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPoint Blank Body Armor(ポイント・ブランク・ボディー・アーマー)社製“S.P.I.D.E.R Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。




MSA NEXUS U-94A/U PTT
▲2000年代後半ころに撮影されたCQB訓練中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。




MSA NEXUS U-94A/U PTT




MSA NEXUS U-94A/U PTT




MSA NEXUS U-94A/U PTT




本品はPELTOR社製COMTACシリーズなど無改造の実物ヘッドセットを特定小電力無線機でも問題なく使用できるようにアンプ機能を加える改造が施されており、接続端子はICOM 2ピンに対応しています。



保管場所 「A」
出品名 「実物 アンプ内蔵 NEXUS U-94A/U PTT ICOM対応」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「9,800円」

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ZTactical NEXUS U94タイプ PTTマイクスイッチ icom用


  

2017年01月12日

New Eagle Bone Conduction Headset #03

NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




ニュー・イーグル(現アトランティック・シグナル)社製の“ボーン・コンダクション・ヘッドセット”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。



NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、 もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかありませんでした。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、 その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬します。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっています。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味します。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用しています。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




ニュー・イーグル社の製品を象徴する最も標準的なモデル“K”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット。 2インチ四方の箱型デザインが特徴的な本体は堅牢で軽量なアルミニウム合金製です。 また、本体及びPTTスイッチ、コネクター・ポートは耐水性ガスケットでシールされた防水構造であり、 接続されるラジオ・インターフェース・ケーブルも耐水性ナイロンが採用されているため、水辺でのウォーター・オペレーションにも対応可能です。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




側面に位置する小型のアクション・スイッチが静粛性に優れたサイドPTTスイッチで、 押下した際のクリック音を最小限に留めており、 静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。 スイッチは銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、大型シュラウドで覆われています。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




PTTスイッチ・ユニットの背面には、面ファスナー開閉式のベルト・ループが設けられており、タクティカル・ベストなどの装身具に固定可能です。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




オプションのフィンガーティップPTTスイッチを指先に装着すれば、射撃姿勢を崩すことなく、無線送信が可能となります。 長時間の射撃姿勢を保ったまま監視任務に従事する狙撃手などに適したPTTスイッチです。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




1990年代から2000年代にかけて、同社のボーン・コンダクション・ヘッドセットは、Navy SEALs(米海軍特殊部隊)やDEVGRU(米海軍特殊戦開発グループ)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊群)などの各種米軍特殊部隊、 LAPD(ロサンゼルス市警察)SWAT(特殊火器戦術)チームをはじめとした全米の警察SWATチームなど、各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに広く採用されていました。




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




NEW EAGLE(ニュー・イーグル) 骨伝導式タクティカル・ヘッドセット




本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>ニュー・イーグル 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。


実戦使用の放出品につき、全体的に使用感があり、PTTボックスなど金属部品の一部に塗装の剥離や錆などが見受けられますが、大きな損傷はありません。

通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。




保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 NEW EAGLE 骨伝導ヘッドセット」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「19,800円」

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TAC ボーン コンダクション ヘッドセット システム


  

2017年01月08日

H&K USP Gun Case

H&K USP ガンケース


H&K USAが販売しているフルサイズのUSPシリーズ及びUSP Compactシリーズを購入した際に付属する専用ガンケースです。

本体はプラスチック製で、内部に銃1挺と予備弾倉1本を収納することができます。


H&K USP ガンケース




H&K USP ガンケース




H&K USP ガンケース




H&K USP ガンケース




H&K USP ガンケース



H&Kが自社製の拳銃向けに開発した独自の安全装置である“HK LOCK-OUT DEVICE”専用の解除鍵が付属します。

このロックアウト・デバイスの操作盤は、マガジン・ウェル後部のランヤード・リング内側付近に設けられており、解除鍵で回転操作することができます。



H&K USP ガンケース



解除鍵でロックを掛けると、トリガー、ハンマー、スライドの可動部品がロックされ、スライド操作による装弾やトリガー操作などの撃発に直結する人為的な一切の操作ができなくなります。

トイガンでもKSCが販売しているUSPシリーズでは、実銃どおりの機能を有するロックアウト・デバイスを忠実に再現しており、実銃用の解除鍵で違和感なく操作することができます。



H&K USP ガンケース



このように、銃に対して垂直方向から水平方向へ解除鍵を半回転させるとロックが掛かります。

なお、ロックアウト・デバイスは銃保管時など第三者(子供や悪意をもった者)による不正操作事故を防止するためのもので、装弾状態で使用する通常の安全装置とは役割が異なります。




サイズ 280mm x 210mm x 60mm

※ロックアウト・デバイス以外のマニュアル及び銃などは付属しません。


保管場所 「A」
出品名 「実物 H&K USP ガンケース」
状態 「中古良品(外装に一部小傷あり)」
数量「3」
開始価格 「2,800円(1個)」

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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ガンケース ハードタイプS


  

Posted by JP-SWAT.com at 23:11Comments(1)ガンケースH&K

2017年01月07日

FBI HRT / SWAT ID Patch Panel MB M

FBI(連邦捜査局) SWAT ベスト用IDパネル・パッチ

FBI(連邦捜査局)所属の精鋭対テロ特殊部隊であるHRT(人質救出部隊)や各地方支局所属のSWATチームなどで運用されている実物IDパッチ・パネル(マルチカム x ブラック Mサイズ)です。

本体はナイロン製で、ボディー・アーマーやタクティカル・ベストへの装着を想定して背面は面ファスナー(パイル側)仕様となっています。

実物のマルチカム迷彩生地を採用しているため、製品個々によって彩色に差異があります。




FBI(連邦捜査局) SWAT ベスト用IDパネル・パッチ




FBI(連邦捜査局) SWAT ベスト用IDパネル・パッチ




FBI(連邦捜査局) SWAT ベスト用IDパネル・パッチ





カラー マルチカム x ブラック
サイズ 100mm x 230mm

※米国内への持込み禁止


保管場所 「A」
出品名 「実物 HRT / FBI SWAT パッチパネル MC M」
状態 「未使用」
数量「2」
開始価格 「2,800円(1枚)」

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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Catsobat 特殊部隊シリーズワッペンセット ベルクロタイプサバゲーパッチ (FBI)