2020年04月24日
Townson Law Enforcement Trauma Shooting Kit LAPD Model
米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(Los Angeles Police Department:LAPD)において採用されたロー・エンフォースメント・トラウマ・シューティング・キット(Townson Law Enforcement Trauma Shooting Kit)です。
トラウマ・シューティング・キットは、銃創(銃器から発射された弾丸による外傷)の応急手当に最低限必要となる医療資材を専用ポーチにまとめたファースト・エイド・キットです。銃創や刺創は大出血を伴う重傷となる確率が高く、直ちに止血などの適切な応急手当を施さないと、最悪の場合は僅か数十秒から数分で死に至る場合があります。この際、当然ながら救急隊の到着を待っている暇はなく、負傷者自身や周辺の人々による迅速かつ適切な応急手当が負傷者の生死を分けることになります。
建国以来の銃社会によって銃器を用いた凶悪犯罪が常態化し、また不特定多数の一般市民を標的にした街頭での銃乱射事件やテロリズムの増加も懸念される米国では、現場に第一臨場して事件事故などの初動対応にあたる警察官にもファースト・レスポンダー(初動対応者)として基本的な応急手当の知識と技術が求められます。
このため、警察官をはじめとした米国の法執行関係者には日常的な救命訓練のほか、止血帯(ターニケット)やトラウマ・キットなどの応急手当に必要な医療資材の携行が義務付けられている場合が多いのです。
本製品の供給元である“TOWNSON PRODUCTIONS”は、カリフォルニア州南部内陸のリバーサイドに拠点を設けています。米国内の法執行機関において最も普及した同社のトラウマ・シューティング・キットは、全米最大規模の警察機関であるLAPDや連邦捜査機関であるFBI(連邦捜査局)などに制式採用され、全米の数万名を超える法執行関係者に携行されています。
キット・ポーチ及び内容物は共通ですが、採用機関のオーダーによって表面に機関名称やロゴを表記することが可能です。LAPD仕様の本品にはLAPDの表記とバッジがデザインされています。
一線における開封品の誤使用防止のため、キット・ポーチのファスナー持手部分は米国の医療資材メーカー“Healthmark Industries Company”が製造する簡易セキュリティ・ロック“Twist-Lok(ツウィスト・ロック)”で封印されています。キットを開封する際は、一定以上の力でプラスチック製のロック機構を押すかひねるだけで、迅速にロックを解除できます。
キット・ポーチ内の医療資材は汚染防止のため、密封性の高いファスナー付きビニール袋に封入されています。
本キットには銃創をはじめとした外傷の応急手当に最低限必要な医療資材として、感染防止用のニトリル・グローブ、負傷者の衣服を裁断するための外傷用ハサミ(トラウマ・シア―ズ)、ガーゼ・パッド、ドレッシング材(創傷被覆材)、弾力包帯、外傷用多目的包帯、テーピング材が含まれています。
・Detail
新品未開封品として入手後、検品撮影のためにツウィスト・ロックを切断開封しました。
医療資材については未使用のままですが、あくまでコレクション用のため、実使用は控えてください。
ポーチ・サイズ 32cm x 25cm
キット重量(ポーチを含む) 約430g
保管場所 「A」
出品名 「ロサンゼルス市警察(LAPD)支給品 トラウマシューティングキット(銃創応急手当キット)」
状態 「中古」
数量「1」
開始価格 「4,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube
2017年01月18日
NEXUS U-94A/U (TJS-102) Push To Talk Switch
米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチームにおいて採用実績のあるAmphenol NEXUS Technologies(アンフェノール・ネクサス・テクノロジーズ)社製のU-94A/U(TJS-102)PTTスイッチ・アッセンブリーです。
1961年、米国において設立されたNexus(ネクサス)社は、高品質のオーディオ・プラグ及びジャック、ミルスペック・プッシュボタン・スイッチの設計・製造の老舗メーカーとしての地位を築きました。2008年、同社は我が国を含む世界30カ国以上に現地法人を有する世界最大の電気通信コネクタ製造グループである米国のAmphenol(アンフェノール)社に買収され、その子会社として社名を新たに“Amphenol NEXUS Technologies”に改名し、その販売網を全世界に拡大しました。
現在、同社は米国コネチカット州スタンフォードに製造拠点を置き、同社の製造するオーディオ・コネクタ及びプッシュボタン・スイッチは、軍事用及び商用通信用ヘッドセットの製品市場において世界標準となっています。また、これら以外にも同社の製品群はオート・レーシング、パワーボート・レーシング、テレコミュニケーション、シミュレーション・コントロール、医療機器、農業機器、商用航空エレクトロニクスなど幅広い分野において活用されています。
同社の代表的な軍用PTTスイッチである“TJS-102 テレフォン・ジャック・スイッチ”は、同社の“TJ-102 テレフォン・インライン・ジャック”にモーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチを組み合わせ、さらに本体背面に金属製の大型アリゲーター・クリップを備えたモデルです。
なお、同モデルは米国防総省が制定したMIL規格において、電気通信用コネクタの技術的仕様等について定めた“MIL-C-9177”に準拠しています。
モーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチは、押下した際の適度なクリック感とクリック音を備えており、使用者が感覚的に送話状態を認識できるように配慮されています。
TJS-102は、同社のU-174/U(TP-101)及びU93A/U(TP-120)プラグの接続に対応しています。
なお、TJS-102は、米国防総省はじめとした連邦政府機関の所有供給物品についての管理番号であるNSN(National Stock Number)では“5999-01-540-3645”と指定されており、同部品番号では製品名である“TJS-102”のほか、本体に刻印されている“M9177/5-2”、“U-94A/U” の部品番号が与えられているため、一般的には米軍で呼称されることの多い“U-94A/U”の名称の方が知られています。
▲LAPD SWATチームにおいて現行採用中のPELTOR社製“SWAT-TAC”シリーズが普及する2010年代前半ころまで採用されていたTCI社製の“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”をTJS-102に接続した状態
▲2007年に撮影された出動中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPoint Blank Body Armor(ポイント・ブランク・ボディー・アーマー)社製“S.P.I.D.E.R Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。
▲2000年代後半ころに撮影されたCQB訓練中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。
本品はPELTOR社製COMTACシリーズなど無改造の実物ヘッドセットを特定小電力無線機でも問題なく使用できるようにアンプ機能を加える改造が施されており、接続端子はICOM 2ピンに対応しています。
保管場所 「A」
出品名 「実物 アンプ内蔵 NEXUS U-94A/U PTT ICOM対応」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「9,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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2017年01月12日
New Eagle Bone Conduction Headset #03
ニュー・イーグル(現アトランティック・シグナル)社製の“ボーン・コンダクション・ヘッドセット”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。
警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、 もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかありませんでした。
これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、 その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬します。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっています。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味します。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用しています。
ニュー・イーグル社の製品を象徴する最も標準的なモデル“K”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット。 2インチ四方の箱型デザインが特徴的な本体は堅牢で軽量なアルミニウム合金製です。 また、本体及びPTTスイッチ、コネクター・ポートは耐水性ガスケットでシールされた防水構造であり、 接続されるラジオ・インターフェース・ケーブルも耐水性ナイロンが採用されているため、水辺でのウォーター・オペレーションにも対応可能です。
側面に位置する小型のアクション・スイッチが静粛性に優れたサイドPTTスイッチで、 押下した際のクリック音を最小限に留めており、 静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。 スイッチは銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、大型シュラウドで覆われています。
PTTスイッチ・ユニットの背面には、面ファスナー開閉式のベルト・ループが設けられており、タクティカル・ベストなどの装身具に固定可能です。
オプションのフィンガーティップPTTスイッチを指先に装着すれば、射撃姿勢を崩すことなく、無線送信が可能となります。 長時間の射撃姿勢を保ったまま監視任務に従事する狙撃手などに適したPTTスイッチです。
1990年代から2000年代にかけて、同社のボーン・コンダクション・ヘッドセットは、Navy SEALs(米海軍特殊部隊)やDEVGRU(米海軍特殊戦開発グループ)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊群)などの各種米軍特殊部隊、 LAPD(ロサンゼルス市警察)SWAT(特殊火器戦術)チームをはじめとした全米の警察SWATチームなど、各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに広く採用されていました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>ニュー・イーグル 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。
実戦使用の放出品につき、全体的に使用感があり、PTTボックスなど金属部品の一部に塗装の剥離や錆などが見受けられますが、大きな損傷はありません。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 NEW EAGLE 骨伝導ヘッドセット」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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2016年08月30日
Atlantic Signal COMBAT Push To Talk Switch #02
米国内の戦術通信機器メーカーであるAtlantic Signal:アトランティック・シグナル(旧社名New Eagle:ニュー・イーグル)社の主力製品である“COMBAT:コンバット”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット及びアッセンブリーです。
“COMBAT”シリーズは同社のスタンダードな純正PTTスイッチ・ユニットである“K”シリーズをベースに、同一の送話機能を有する大小2つのPTTスイッチを備えたユニークなモデルです。
“K”シリーズと同じく、側面に備えられた標準的なサイドPTTスイッチは、押下した際のクリック音を最小限に留めており、静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。このサイドPTTスイッチに加え、“COMBAT”シリーズで新たに設けられたのが前面のエマージェンシーPTTスイッチです。直径1インチの大型のPTTスイッチを採用し、銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、スイッチの側面は大型のシュラウドで覆われています。
この特徴的なエマージェンシーPTTスイッチは、同社のクライアントである軍関係者からの実戦的要請によってデザインされました。常用する小型のサイドPTTスイッチが静粛性を優先した実戦用であるのに対し、 エマージェンシーPTTスイッチは被弾などで負傷した“ダウン・オペレーター”の状態に陥っても使用しやすいよう配慮された非常用です。非常時でも容易に押下できるようにスイッチ自体を極端に大型化したのに加え、通常のスイッチよりも敢えてスイッチの押下長を深くし、 プッシュ時とリリース時のクリック音を確実に聞き取れるほど鮮明にしています。これにより意識が朦朧とした非常時でも感覚的に送話状態を触知できるのが最大の特徴です。非常事態に陥ったダウン・オペレーターがPTTスイッチを押下して仲間に応援や救助を求める際、 送話の開始と終了が“感触”と“音”によって鮮明に触知できるということが大きな安心感と信頼性を提供するのです。
このエマージェンシーPTTスイッチを備えた“COMBAT”シリーズは、 その実戦的な特徴から米国内の法執行関係機関をはじめとした軍・警察特殊部隊など多くのタクティカル・ユースからの支持を得て、前述の“K”シリーズに続き、同社を代表するPTTスイッチ・ユニットとなりました。米国を代表する警察SWATチームを擁するLAPD(ロサンゼルス市警察)では、 側面にリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルを追加装備した同社の“COMBAT”シリーズを採用しており、 SWATチームやK-9(警察犬)ユニット、機動隊などの所属するメトロポリタン・ディヴィジョンなどのタクティカル・セクションにおいて使用しています。
▲LAPD SWATチームで現行採用中のPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー
本品はLAPD SWATで採用されているオプションのリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルが装備された実戦部隊からの希少な放出品です。
小傷など若干の使用感は見受けられますが、放出品としては美品に近い状態です。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「実物 LAPD SWAT採用 Atlantic Signal COMBAT PTT」
状態 「中古」
開始価格 「49,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
【最新人気商品】 Z?TACTICAL社製 MH180V タイプ 骨伝導ヘッドセット BONE CONDUCTION HEADSET |
2016年08月25日
New Eagle Bone Conduction Headset #02
ニュー・イーグル(現アトランティック・シグナル)社製の“ボーン・コンダクション・ヘッドセット”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。
警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、 もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかありませんでした。
これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、 その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬します。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっています。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味します。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用しています。
1990年代から2000年代にかけて、同社のボーン・コンダクション・ヘッドセットは、Navy SEALs(米海軍特殊部隊)やDEVGRU(米海軍特殊戦開発グループ)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊群)などの各種米軍特殊部隊、 LAPD(ロサンゼルス市警察)SWAT(特殊火器戦術)チームをはじめとした全米の警察SWATチームなど、各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに広く採用されていました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>ニュー・イーグル 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。
本品は米軍特殊部隊からの放出品で、コネクタの対応インターフェースは、米軍で採用されている携帯型無線機であるAN/PRC-152です。
実戦使用の放出品につき、全体的に汚れや小傷、PTTボックスなど金属部品の一部に塗装の剥離や錆などが見受けられますが、大きな損傷はありません。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 NEW EAGLE 骨伝導ヘッドセット」
状態 「中古」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年07月08日
MOTOROLA XTS5000R Model III Digital Portable Radio
国際的な大手通信機器メーカーである“MOTOROLA(モトローラ)”社製の“XTS 5000 R Model III”デジタル・ポータブル・ラジオです。
モトローラは2011年にふたつの独立した公開会社であるモトローラ・モビリティ及びモトローラ・ソリューションズに分割されており、現在ではスマートフォンやタブレットなどの民間市場向け事業部門をモトローラ・モビリティ、トランシーバーやモバイル・コンピューティング、無線LANセキュリティ・システムなどの政府機関及び公共安全市場向け部門をモトローラ・ソリューションズが担当しています。
2000年代前半から供給が開始された同社のIP対応デジタル無線機“ASTRO XTS 5000 Project 25”シリーズは、政府機関及び公共安全組織向けに開発された個人携帯用無線機であり、人命に関わる過酷な任務に対応する耐久性と信頼性を備えたプロ仕様のハイエンド高性能モデルです。
気圧の変化、高温・低温、急激な温度変化、直射日光、湿気、塩分を含む霧、砂塵などの微細な埃、振動や衝撃など、米軍の物資調達基準であるMIL規格(器材に対する環境耐性について定めた“MIL-STD-810 C,D,E,F”)の要求仕様試験に準拠し、軍用仕様を超えた過酷な野外環境においても正常機能を維持する高い耐久性と信頼性を有しています。
特に現代の警察無線機に要求される機能が充実しており、電源を投入するだけで回路の異常を検知する自己診断機能、無線機亡失時に無力化措置を行うための基地局からのリモート操作機能、電力消費を低減するための通信距離に応じた出力切換機能、特定の移動局のみを呼出すコールアラート機能、基地局から通信機能の異常の有無など移動局の状態を確認する機能、移動局1台ごとのID識別機能(Model IIIのみ)、緊急時に有効なエマージェンシーボタン機能、最新後継モデルとの互換性を維持する内部プログラムのアップデート機能などを実装しています。
▲XTS 5000シリーズは、実装機能などの性能仕様順にI、II、IIIの3種類のモデルがラインナップされた
同シリーズの製造販売は既に終了していますが、運用組織の多さから部品供給などのサポートは未だ継続されており、現在でも米国において警察や連邦捜査機関をはじめとした各種法執行関係機関、消防、救急医療、軍、政府機関などの幅広い組織で運用されています。
本モデル“XTS 5000 R”の末尾は“Rugged(ラギッド)”の頭文字であり、その名のとおり通常の標準仕様モデルよりも防水性能などの耐久性を強化し、より過酷な環境での運用を想定したモデルです。
標準仕様モデルは国際標準規格でIP57(JIS防水保護等級7の防浸形に相当)に準拠し、水深1mに30分間放置しても正常機能する高い防水機能を有するため、消防放水を受けたり、泥まみれになるような暴風雨の災害救助現場などの過酷な環境での運用に耐える設計となっています。
高耐久仕様のRモデルは、この標準仕様を大幅に上回り、水深約1.8mに4時間放置しても正常機能する驚異的な防水性能を有しているため、対テロ特殊部隊や警察SWATチームによる全天候下における特殊作戦をはじめ、水辺でのウォーター・オペレーションを含む長時間の軍事作戦にも耐える設計となっています。
▲MOTOROLA純正オプションのリモート・スピーカー・マイク(PMMN4051A)を装着した状態
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
▲2015年に行われた公開訓練での米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチーム所属オフィサー
PROTECH TACTICAL社製“TAC 6 PLUS HP”ボディー・アーマーのラジオ・ポーチにXTS 5000 Model IIIを収納し、
タクティカル・ヘッドセットとしてPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している
中間のPTTは、LAPDのカスタム・オーダーが加えられたAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニットだ
XTS 5000シリーズの生産は既に終了しているが、多数を導入した第一線の法執行機関では未だに現役である
PROTECH TACTICAL社製“TAC 6 PLUS HP”ボディー・アーマーのラジオ・ポーチにXTS 5000 Model IIIを収納し、
タクティカル・ヘッドセットとしてPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している
中間のPTTは、LAPDのカスタム・オーダーが加えられたAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニットだ
XTS 5000シリーズの生産は既に終了しているが、多数を導入した第一線の法執行機関では未だに現役である
本品は実使用されていた中古品を入手し、内部の通信回路基盤を取り除いた無可動品です。
ディスプレイ部分には実物の機能表示を再現印刷した用紙を封入してあります。
アンテナ及びバッテリーパックは本体に接着されており、取り外しできません。
オプションのリモート・スピーカー・マイク(未使用に近い美品)及びバッテリー背面に装着可能な着脱式クリップが付属します。
実使用されていた中古品につき、本体には小傷や管理組織の刻印などの跡があります。
保管場所 「A」
出品名 「MOTOROLA(モトローラ) XTS5000R III ハンドマイク付き」
状態 「中古」
数量「1」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年06月30日
CSM Drop Pouch
▲CSM社製ダンプポーチを使用する2000年代後半のLAPD SWATチーム所属オフィサー
米国のタクティカルギアメーカー“CSM Tactical Gear”の代表的製品であるドロップポーチ(ダンプポーチ)です。
ダンプポーチは、小銃や拳銃の使用済み空弾倉などを一時的に収納するための専用ポーチの総称です。収納容量の大きいダンプポーチは、その使い勝手の良さから多目的ポーチとして幅広い利用方法があり、ショットガンのシェルを大量に携行するシェルポーチとして運用されたり、暗視装置をはじめとした各種個人装備の携行に用いられる場合もあります。
同社は上部の開口部が大きく開いたオープントップデザインのダンプポーチを製品化した最初のメーカーであり、現在では同社のオリジナルデザインを踏襲した類似デザインのダンプポーチが各国のタクティカルギアメーカーから販売されています。
弾倉を投入する開口部の大きさはドローコードで調整することができ、さらに淵には投入口の形状を維持するためのワイヤーが内蔵されているため、目視することなく迅速かつ確実に弾倉を投入することができます。
懸架用のベルトループはスナップボタンとベルクロによる二重固定方式のため、重量物を収納しても強固に固定することができます。また、独立した3本のベルトループにより、デューティーベルトだけでなく、ボディーアーマーやプレートキャリアに備えられたPALSをはじめとしたウェビングテープにダンプポーチを直接固定することも可能です。
なお、ダンプポーチを使用しないときは、ベルクロによる固定用ストラップを用いてコンパクトにロールアップすることができます。
同社のダンプポーチは米国海兵隊に制式納入されており、現用米軍装備ではお馴染みのアイテムですが、法執行関係機関所属のタクティカルユースでも普及率は高く、警察SWATチームの始祖であるLAPD(ロサンゼルス市警察)所属のSWATチームにおいても多くのオフィサーが愛用しています。
▲PROTECH TACTICAL社製“TAC 6 PLUS HP”の背面ウェビングテープを介してCSM社製ダンプポーチを固定している
▲2010年代前半のLAPD SWATチーム 多くの隊員が腰部にCSM社製ダンプポーチを装着している
▲2015年の訓練においてCSM社製ダンプポーチを使用するLAPD SWATチーム所属オフィサー
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 CSM ダンプポーチ」
状態 「中古(未使用に近い美品)」
数量「1」
開始価格 「4,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
5.11タクティカル ドロップポーチ VTAC 58703 [ ブラック ] 511Tactical ダンプポーチ | サバゲー装備 ミリタリーグッズ サバイバルゲーム |
2016年05月05日
LAPD SWAT Team Official Cap
米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD:Los Angeles Police Department)所属のSWAT(Special Weapons And Tactics)チームのロゴマークがデザインされたオフィシャルキャップです。
LAPDの購買部やオフィシャルイベントなどで販売している実物で、一般的に入手の難しいアイテムです。
帽体はフリーサイズのため、後頭部の面ファスナー式アジャスタブル・ストラップによって細かなサイズ調整を行うことが可能。
軽便なベースボールキャップのため、トレーニングやイベントなど様々な場面で使用されています。
ロゴマークの意匠の一部となっている“41”と“54”の数字は、LAPD SWATチームが出動した米国警察史上に残る二つの重大事件を意味したものです。
一つ目の事件は部際が創設されて間もない1969年12月、“41ST. Street”と“Central Street”に所在した過激派黒人運動団体ブラック・パンサー本部への違法武器の捜索令状執行の際、 篭城した団体側と警官隊の間で4時間以上にわたって銃撃戦となった事件です。この事件では最終的に弾切れとなった団体側の投降で終結しましたが、団体側と警官側にそれぞれ3名の負傷者が出ています。
二つ目の事件は1974年5月14日、“54TH Street”において発生した左翼武装過激派組織であるSLA(Simbianese Liberation Army:シンバイオニーズ解放軍)との銃撃戦事件です。
同年2月にSLAによって誘拐された大富豪の娘であるパトリシア・ハーストの救出作戦のため、FBIが特定したSLAのアジトをLAPD SWATチームを含む400人以上の警官隊で包囲したところ、 篭城した犯人側と銃撃戦となり、最終的に銃撃戦とアジトの火災(出火原因は不明)によって篭城した犯人6名は全員死亡しました。
なお、誘拐されたはずのパトリシア・ハーストは、同年4月に発生した銀行強盗事件に共犯者として加担し、犯人と共に銃を構えて犯行に及ぶ姿が映った防犯カメラ映像がテレビで放送され、全米を震撼させました。犯人全員が死亡した救出作戦時、残った犯人と共にアジトから彼女は既に逃亡していましたが、同年9月に発見逮捕され、翌年には裁判によって懲役7年の判決が下っています。しかし、誘拐という極限環境において脅迫や性的暴行を伴う洗脳状態(ストックホルム症候群)であったことが考慮され、保釈金150万ドルの支払いとカーター大統領の特別恩赦によって1977年1月に彼女は仮釈放されています。
詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>ヘッドウェア>LAPD(ロサンゼルス市警察)SWATチーム オフィシャル キャップ”をご覧ください。
本品は新品で購入し、未使用の状態で保管していたものです。LAPDの調達時期によってキャップの製造メーカーが異なり、製造メーカーの違いによってロゴマークのサイズの大小や細かな意匠に差異があります。画像のキャップは2015年以前に調達されていたサイズ小のものです。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD(ロサンゼルス市警察) SWAT オフィシャルキャップ」
状態 「中古(未使用)」
数量「2」
開始価格 「2,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年04月07日
PROTECH TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest
米国の大手総合タクティカルギアメーカーのひとつであるSAFARILAND(サファリランド)グループ系列の防弾装具メーカーPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest”です。
本モデルは、2000年代後半から2010年代中盤までSWATチーム及びK9ユニットをはじめとしたLAPD(ロサンゼルス市警察)のタクティカルセクションにおいて制式作用されていたタクティカルボディーアーマーベストシステムです。
ベスト本体は対磨耗性に優れて堅牢な1000デニールのコーデュラナイロンで生産され、ベルクロファスナーを利用したサイドクローザーシステムを採用しているため迅速かつ確実な着装が可能です。
モジュラーシステムとしてウェビングテープを用いたポーチ固定方式であるPALS(Pouch Attachment Ladder System)に準拠しており、 マガジンポーチをはじめとした各種ポーチをベストの任意の位置に固定できます。
原型は2000年代前半からLAPD SWATにおいても採用していたSAFARILAND BODY ARMOR社製のベストセラーシリーズである“COVER 6”であり、秀逸な基本デザインはそのままにロードベアリングシステムをベルクロファスナーとドットボタンを利用した旧来のモジュラーグリッドシステムから最新のPLUSに変更したのが本モデルです。
後継である本モデルからは、SAFARILANDグループの系列企業となったPROTECH TACTICAL社のブランドで販売されました。
ベスト内部にインサートされているソフトアーマーは、徹甲弾などの特殊弾薬を除いて大抵の拳銃弾の貫徹を阻止するNIJ規格レベルIIIAで、さらにオプションで首元を保護するカラーアーマー及びスロートアーマー、両腕部を保護するバイセプスアーマー、鼠蹊部を保護するプルダウン内蔵方式のグローインアーマーを装着可能なため、対応任務の脅威に応じてオペレーター自身が容易にアーマーオプションを変更することができます。
さらにベストの前面及び背面(10x12インチ)には、高初速のライフル弾に対応したハードアーマープレートを挿入可能なバリスティックパネルポケットが設けられています。
背面にはロープロファイルデザインのドラッグストラップを装備し、滑り止め加工の施された前面ショルダーパッド部分にはライフルのショルダーストックを固定するためのストッパーを装着可能なアジャスタブル・ウェポン・リテンションシステムが採用さています。
LAPD SWATにおいては、2010年代前半から同じPROTECH TACTICAL社製の次世代タクティカルボディーアーマーシステムである“FAV MKII”シリーズも並行採用されており、“TAC 6 PLUS”シリーズの生産が終了した現在では、ほぼ後継の“FAV MKII”シリーズに更新が完了しています。しかし、2015年時点でも“FAV MKII”を着用した隊員に混じり、一部の隊員が“TAC 6 PLUS”を着用しているのを確認できます。
本品は実戦部隊からの放出品ですが、全体的に使用感は少なくキレイな状態を保っています。
ベスト本体及びグローインアーマーには、純正品のソフトアーマー(NIJ規格レベルIIIA)がインサートされており、LAPD SWATチームに支給されている面ファスナー対応の実物IDパッチ(3枚)が付属します。
当然ながら防弾性能の保証はいたしません。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 PROTECH TAC 6 PLUS ボディーアーマー」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「49,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年02月28日
PROTECH FAV MKII Enhanced Carrier
米国の大手総合タクティカルギアメーカーのひとつであるSAFARILAND(サファリランド)グループ系列の防弾装具メーカーPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“FAV MKII Enhanced Carrier”です。
FAV MKIIは、2016年現在もSWATチーム及びK9ユニットをはじめとしたLAPD(ロサンゼルス市警察)のタクティカルセクションにおいて制式作用されている最新のタクティカルボディーアーマーベストシステムです。
FAV MKIIは、現代のSWATチームの担うハイリスク・タクティカル・オペレーションに対応した高次元の可変式プレートキャリアであり、ベストの前面及び背面(10x12インチ)に加え、両脇腹(6x6インチ)の合計4箇所に高初速のライフル弾に対応したハードアーマープレートや追加のソフトアーマーを挿入可能なバリスティックパネルポケットが設けられています。
ベスト及びカマーバンド内部にインサートされているソフトアーマーは、徹甲弾などの特殊弾薬を除いて大抵の拳銃弾の貫徹を阻止するNIJ規格レベルIIIAで、さらにオプションで首元を保護するカラーアーマー及びスロートアーマー、両腕部を保護するバイセプスアーマー、鼠蹊部を保護するグローインアーマーを装着可能なため、対応任務の脅威に応じてオペレーター自身が容易にアーマーオプションを変更することができます。
ベスト本体は対磨耗性に優れて堅牢な1000デニールのコーデュラナイロンで生産され、 モジュラーシステムとしてウェビングテープを用いたポーチ固定方式であるPALS(Pouch Attachment Ladder System)に準拠しており、 マガジンポーチをはじめとした各種ポーチをベストの任意の位置に固定できます。
また、FAV MKIIの大きな特徴のひとつは、腹部を覆うカマーバンド部分に8個が標準装備されたフラップ付き一体型マガジンポーチであり、追加のポーチを装着せずに多数のライフルマガジンを確実に携行できます。
ハイドレーションシステムの運用にも対応しており、背面にはロープロファイルデザインのドラッグストラップを装備。両肩部分のショルダーストラップに着脱可能なDリングには、ウェポンスリングやその他アクセサリーを固定できます。
本体カラーは、ブラック、ネービー、タクティカルグリーン、レンジャーグリーン、カーキ、デジタルウッドランド、デジタルアーバンカモ、マルチカム、ユニバーサルカモ(ACU)、A-TACS(Advanced Tactical Concealment system)の10種類がラインアップされ、ミリタリーを含む幅広いタクティカルユースに対応します。
本品は米国のLE装備専門店の展示品だったもので、実戦未使用品のため新品に近い状態を保っています。
ベスト本体及びオプションのバイセプスアーマーには、純正品(系列企業であるSAFARILAND社製)のソフトアーマー(NIJ規格レベルIIIA)がインサートされており、LAPD SWATチームに支給されている面ファスナー対応の実物IDパッチ(5枚)が付属します。
米国でもFAV MKIIのLE向けの販売価格は1着あたり2,000USドル以上であり、現行のLAPD SWAT装備を再現するうえでは欠かせない貴重な装備となります。
当然ながら防弾性能の保証はいたしません。
※無線機及びハンドマイクスピーカーなどは付属しません。
サイズ:LR(ラージ・レギュラー)
本体重量:約7.1kg(バイセプスアーマー含む)
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT最新装備 PROTECH FAV MKII ボディーアーマー」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「98,000円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト