2018年01月08日
RABINTEX RBH 303S Helmet with Ballistic Face Shield
イスラエルの大手防衛装備品メーカーであるRabintex Industries(ラビンテックス・インダストリーズ)社製“RBH 303S バリスティック ヘルメット / バリスティック フェイス シールド”です。
Rabintex社は世界最大級のバリスティック・ヘルメット・メーカーとして、“RBH(Rabintex Ballistic Helmet)”という自社ブランドを展開してます。
RBHシリーズには、PASGTタイプ、MICHタイプをはじめとした帽体形状の異なるモデル、特殊部隊向けに先進素材を用いた軽量化高性能モデル、帽体に孔を設けず弾道上の脆弱点を生まないボルトレス・シリーズ、 装甲戦闘車両及び軍用航空機の搭乗員向けモデルなど、用途別に様々なモデルが展開されています。
“RBH 303S”は、RBHシリーズの中で最も標準的なモデルです。 後頭部から側頭部の防護範囲を広くとった古典的な帽体デザインは、MICHなどが主流となった2000年代以降の軍用ヘルメットの主流ではなくなりましたが、 多様な環境下において最適な防護能力を有し、最先端の高品質アラミド繊維系複合材料の採用によって、優れた抗弾性能と快適性を提供します。
帽体のデザインは1980年代に米軍で制式採用され、1990年代から2000年代前半にかけて軍用ヘルメットとして世界的に主流になったPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops:地上部隊個人防護システム) ヘルメットに倣っています。
帽体はアーマー・ピアッシング(徹甲弾)などの特殊弾薬を除き、 サブ・マシンガンなどから発射される高初速の9㎜パラベラムFMJ弾や.44マグナム弾など、 大抵の拳銃弾の貫徹を防ぐNIJ規格レベルIIIAの抗弾能力を有しています。
通信機器類との併用を考慮して防護面積を削った先進的デザインの軍用ヘルメットが先進各国の主流となった2010年代後半においても、 古典的なPASGTデザインのバリスティック・ヘルメットは警察特殊部隊や各種法執行関係機関を中心に一定の需要があり、 モデル名を“RBH 303 Classic(クラシック)”と改称して製造が継続され、世界各国の軍・警察・各種法執行関係機関向けに供給されています。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)> 装備資機材>ヘルメット>RABINTEX(ラビンテックス)RBH 303S バリスティック ヘルメット / バリスティック フェイス シールド”をご覧ください。
シールドや帽体表面に若干の小傷は見受けられますが、全体的には使用感の少ない状態を保っています。当然ながら防弾性能の保証はいたしません。
保管場所 「A」
品名 「RABINTEX RBH 303S フェイスシールド付き防弾ヘルメット」
状態 「中古」
数量「1」
開始価格 「49,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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2016年02月06日
PAULSON MODEL FF-6 Riot Face Shield
モータースポーツ向けのセーフティーゴーグルの製造メーカーとして、1947年に米国カリフォルニア州テメキュラを拠点に設立されたポールソン・マニュファクチャリング(Paulson Manufacturing Corp.)は、 溶接用の保護面などの工業用安全装具をはじめ、消防、法執行関係機関、軍隊向けのPPE(Personal Protection Equipment:個人用保護装具)を主力製品として展開しています。特にミリタリー、ロー・エンフォースメント(法執行関係機関)コミュニティーにおいては、 タクティカル・ゴーグルや暴動鎮圧作戦向けのライオット・シールド、ライオット・フェイス・シールドの供給先として高い知名度を誇ります。
1990年代に同社から販売されたモデル“FF-6”は、防弾ヘルメット装着用のライオット・フェイス・シールドです。ライオット・フェイス・シールドは、主に軍・警察を主体としたライオット・コントロール・オペレーション(暴動鎮圧作戦)で使用され、 耐衝撃性に優れた約5mm厚のポリカーボネート樹脂製の面体は、暴徒による打撃や投擲物から着用者の顔面を保護します。
当時主流であった米軍のPASGTヘルメットのデザインを有するヘルメットに無加工で装着可能で、暴動鎮圧作戦を担う米軍をはじめとしたミリタリーユースや全米の法執行関係機関に採用されました。
抗弾能力を有するバリスティック・フェイスシールドとは異なるため、当然のことながら基本的に弾丸の貫徹を防ぐことはできません。ただし、バリスティック・フェイスシールドにも用いられるポリカーボネート樹脂の性質上、 肉厚の薄いライオット・フェイスシールドでも条件によってはショットガンなどから発射される散弾程度であれば防護できる場合があります。
1990年代のLAPD SWATにおいて、SPP社製の“Infantry Combat Helmet(インファントリー・コンバット・ヘルメット)”と共に本モデルの採用が確認されており、暴動鎮圧作戦以外の任務でもフェイスシールドを固定するシールド・コンバーターをヘルメットに常時装着していました。
1990年代後半にLAPD SWATで採用されたGENTEX社製の“Law Enforce Helmet(ロウ・エンフォース・ヘルメット)”では、フェイスシールド固定用のアタッチメントが帽体に標準装備となったため、一時的にシールド・コンバーターの運用は見受けられなくなりました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>ヘルメット>ポールソン モデル FF-6 ライオット・フェイス・シールド”をご覧ください。
古い製品ですが、シールドに大きな傷や破損もなく未使用に近い状態を保っています。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 PAULSON ライオットフェイスシールド」
状態 「中古」
開始価格 「4,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト