2016年09月05日

B&T Aimpoint Low Profile Mount For MP-5 SMG BT-10266

B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント



特殊部隊向け銃器カスタムパーツの製造で有名なスイスに拠点を置く銃器関連製品メーカーであるB&T(Brügger & Thomet)AG社製のMP5 SMG専用ロー・プロファイル・マウント(Low Profile Mount For MP-5 SMG BT-10266)です。

本品は、銃器用光学照準機器メーカーであるAimpoint(エイムポイント)社が自社ブランドでB&Tに製造を委託したOEMバージョンですが、印字されたロゴ以外の仕様はB&Tブランドで販売されていた製品と同一です。

MP5シリーズだけでなく、同様のマウント規格を有するG3シリーズ、HK33シリーズへの装着運用が可能です。

なお、一時期“Aimpoint”のロゴが印字されたOEMバージョンである本品のレプリカ品が中華系メーカーより安価で販売されていましたが、トイガン装着向けのレプリカとは異なり、B&T社製の実物マウントはアッパー・レシーバーのマウント・スロット部位形状が実銃と微妙に異なる東京マルイMP5シリーズ及びVFC MP5シリーズなどには装着できません。大手メーカーのトイガンに無加工で装着可能な製品は、レプリカ品の可能性が高いのため、購入の際はご注意ください。



B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲B&Tは、各国の特殊部隊で採用率の高いMP5シリーズをはじめとしたH&Kウェポン向けマウント・レール
やハンドガード、ショルダー・ストック、サプレッサーなどの周辺カスタム・パーツを多数ラインナップしている。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント






B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント






B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲本体は軽量なアルミニウム製、銃への固定に用いる部品など強度の必要なパーツのみスチール製だ。
販売元の光学照準機器メーカーであるAimpointのロゴが印字されているが、製造はB&Tである。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲マウントに刻まれたスロットは1本のみのため、20mm幅のピカティニー規格に対応したマウント・リング1個のみ装着可能で、
Aimpoint COMP M2などに対応しているが、EOTech社製のHWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)などは装着できない。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲MP5アッパー・レシーバーへの固定は、六角レンチを用いてマウントの背面4箇所に設けられた鉤爪を調整して行う。






B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント


B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲マウントの取付け手順について記載された付属のペーパー・マニュアル





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント



2002年のFIFAワールドカップ開催に伴う警備力強化を目的に、警察庁が全国の銃器対策部隊に大量配分したH&K社製MP5Fサブマシンガンは、3発制限点射が可能な3バースト・トリガー・グループを装備し、F(フランス)タイプと呼ばれる厚手のラバーパッドが設けられた新型のリトラクタブル・ストックと大型のフラッシュ・ハイダーを標準装備した当時世界でも最新仕様のMP5でした。

さらに光学照準器であるダットサイト(Aimpoint社製COMP M2)の装着運用を予め想定して初公開の段階から、本品であるB&T社製のロー・プロファイル・マウントを装着した豪華仕様です。



B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲ロー・プロファイル・マウントの大きな特徴が薄型で小型軽量なデザインの採用により、マウントを装着した状態でも
銃に標準装備されたアイアン・サイトによる照準を妨げず、光学照準器を装着しない状態でも射撃が可能なことだ。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント






B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲2016年1月に初公開された新潟県警察銃器対策部隊の実弾射撃訓練において光学照準器で狙いを定める隊員
B&T社製ロー・プロファイル・マウントの運用が確認できるが、防弾ヘルメットの防弾バイザーは跳ね上げられている。



配備開始から10年以上もの間、運用されていたロー・プロファイル・マウントですが、運用上の致命的な弱点がありました。

それは、日本警察の対銃器事案において運用率の高い防弾ヘルメット装着の防弾バイザーとの併用が困難なことです。

本来、ロー・プロファイル・マウントは本体の小型軽量化だけでなく、照準線を低く抑えて装着した光学照準器と実際の照準線との視差を最小限とし、近接射撃時の命中精度を向上させる役割もあるため、ショルダー・ストックへの頬付け射撃姿勢での運用を前提としています。

しかし、防弾バイザーを使用した射撃姿勢で照準器を覗こうとすると、バイザー下端がストックと干渉するため、照準器を正確に覗くことができません。

実際に過去に公開された銃器対策部隊の対テロ訓練や実弾射撃訓練では、バイザーを跳ね上げた状態で照準を行っています。

これでは、そもそもヘルメットにバイザーを装備している意味がありません。

近距離での戦闘を強いられるCQBでは、致命部位である顔面への被弾リスクが常に付帯します。

対テロ作戦を主要任務とする警視庁SAT(特殊急襲部隊)の公開訓練では、当初からロー・プロファイル・マウントを採用せず、バイザーと併用した射撃が可能なように照準線の高いH&K純正のハイ・マウントを採用しています。

2015年、伊勢志摩サミット開催を目前に公開された警視庁銃器対策部隊の対テロ訓練や実弾射撃訓練において、従来MP5に装着していたロー・プロファイル・マウントの運用を改め、SATで運用しているタイプと同様のハイ・マウントの採用が確認されています。

また、この流れは警視庁から各都道府県警察所属の銃器対策部隊にも拡大しており、順次更新が行われているようです。

さらに2016年3月に公開された埼玉県県警察銃器対策部隊所属RATS(機動戦術部隊)の実弾射撃訓練では、ハイ・マウントに加えて欧州の対テロ特殊部隊でも採用例の多いバイザーの運用に対応したB&T社製アジャスタブル・ヘルメット・ストックの採用が確認され、MP5射撃時におけるバイザー運用のジレンマは完全に解消されたようです。




B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲2007年7月、洞爺湖サミット開催を目前にしてマスコミに初公開された警視庁SATによる実弾射撃訓練の様子
銃器対策部隊で運用されているロー・プロファイル・マウントではなく、H&K社製ハイ・マウントをMP5に装着し、
EOTech社製モデル551 HWSを用いて防弾ヘルメットに備えられた防弾バイザー越しに正確な射撃を披露した。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲2015年9月に公開された警視庁銃器対策部隊所属ERT(緊急時初動対応部隊)の実弾射撃訓練で確認されたMP5
従来のB&T社製ロー・プロファイル・マウントから警視庁SATと同様のH&K社製ハイ・マウントに更新されている。





B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲ハイ・マウントを採用したことで、防弾バイザーを使用した状態でも光学照準器による正確な射撃が可能となった。




B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲2015年11月に公開された愛知県警察銃器対策部隊の実弾射撃訓練においてもハイ・マウントの運用が確認された。




B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲ハイ・マウントにアダプターを装着し、光学照準器の照準線をかさ上げすることで無理のない姿勢で射撃を実施している。




B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲2016年3月に公開された埼玉県警察銃器対策部隊所属RATS(機動戦術部隊)による実弾射撃訓練の様子
欧州の対テロ特殊部隊などで採用例の多いバイザーでの射撃専用にデザインされたB&T社製アジャスタブル・
ヘルメット・ストックが装着され、かさ上げ用のアダプターなしのハイ・マウントのみでの正確な射撃を可能とした。



B&T Aimpoint MP5 ロー・プロファイル・マウント

▲現在、同社の製品ナンバー“BT-10266”は、スロット部分などに若干の設計変更が加えられ、
Aimpoint社製の小型ダット・サイトである“Micro(マイクロ)”シリーズ専用モデルとなっている。





本品は未使用品として入手し、全体的に新品に近い状態です。

実銃専用マウントのため、実銃と規格の異なるトイガンへは装着できない場合があります。

紙箱と説明書が付属します。


保管場所 「A」
出品名 「日本警察採用型 B&T MP5 マウント 実物」
状態 「中古(未使用)」
開始価格 「19,800円」

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト




MP5/G3用 アルミ製ロープロファイルマウント