2017年01月18日
NEXUS U-94A/U (TJS-102) Push To Talk Switch
米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチームにおいて採用実績のあるAmphenol NEXUS Technologies(アンフェノール・ネクサス・テクノロジーズ)社製のU-94A/U(TJS-102)PTTスイッチ・アッセンブリーです。
1961年、米国において設立されたNexus(ネクサス)社は、高品質のオーディオ・プラグ及びジャック、ミルスペック・プッシュボタン・スイッチの設計・製造の老舗メーカーとしての地位を築きました。2008年、同社は我が国を含む世界30カ国以上に現地法人を有する世界最大の電気通信コネクタ製造グループである米国のAmphenol(アンフェノール)社に買収され、その子会社として社名を新たに“Amphenol NEXUS Technologies”に改名し、その販売網を全世界に拡大しました。
現在、同社は米国コネチカット州スタンフォードに製造拠点を置き、同社の製造するオーディオ・コネクタ及びプッシュボタン・スイッチは、軍事用及び商用通信用ヘッドセットの製品市場において世界標準となっています。また、これら以外にも同社の製品群はオート・レーシング、パワーボート・レーシング、テレコミュニケーション、シミュレーション・コントロール、医療機器、農業機器、商用航空エレクトロニクスなど幅広い分野において活用されています。
同社の代表的な軍用PTTスイッチである“TJS-102 テレフォン・ジャック・スイッチ”は、同社の“TJ-102 テレフォン・インライン・ジャック”にモーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチを組み合わせ、さらに本体背面に金属製の大型アリゲーター・クリップを備えたモデルです。
なお、同モデルは米国防総省が制定したMIL規格において、電気通信用コネクタの技術的仕様等について定めた“MIL-C-9177”に準拠しています。
モーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチは、押下した際の適度なクリック感とクリック音を備えており、使用者が感覚的に送話状態を認識できるように配慮されています。
TJS-102は、同社のU-174/U(TP-101)及びU93A/U(TP-120)プラグの接続に対応しています。
なお、TJS-102は、米国防総省はじめとした連邦政府機関の所有供給物品についての管理番号であるNSN(National Stock Number)では“5999-01-540-3645”と指定されており、同部品番号では製品名である“TJS-102”のほか、本体に刻印されている“M9177/5-2”、“U-94A/U” の部品番号が与えられているため、一般的には米軍で呼称されることの多い“U-94A/U”の名称の方が知られています。
▲LAPD SWATチームにおいて現行採用中のPELTOR社製“SWAT-TAC”シリーズが普及する2010年代前半ころまで採用されていたTCI社製の“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”をTJS-102に接続した状態
▲2007年に撮影された出動中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPoint Blank Body Armor(ポイント・ブランク・ボディー・アーマー)社製“S.P.I.D.E.R Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。
▲2000年代後半ころに撮影されたCQB訓練中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。
本品はPELTOR社製COMTACシリーズなど無改造の実物ヘッドセットを特定小電力無線機でも問題なく使用できるようにアンプ機能を加える改造が施されており、接続端子はICOM 2ピンに対応しています。
保管場所 「A」
出品名 「実物 アンプ内蔵 NEXUS U-94A/U PTT ICOM対応」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「9,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube
2017年01月12日
New Eagle Bone Conduction Headset #03
ニュー・イーグル(現アトランティック・シグナル)社製の“ボーン・コンダクション・ヘッドセット”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。
警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、 もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかありませんでした。
これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、 その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬します。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっています。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味します。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用しています。
ニュー・イーグル社の製品を象徴する最も標準的なモデル“K”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット。 2インチ四方の箱型デザインが特徴的な本体は堅牢で軽量なアルミニウム合金製です。 また、本体及びPTTスイッチ、コネクター・ポートは耐水性ガスケットでシールされた防水構造であり、 接続されるラジオ・インターフェース・ケーブルも耐水性ナイロンが採用されているため、水辺でのウォーター・オペレーションにも対応可能です。
側面に位置する小型のアクション・スイッチが静粛性に優れたサイドPTTスイッチで、 押下した際のクリック音を最小限に留めており、 静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。 スイッチは銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、大型シュラウドで覆われています。
PTTスイッチ・ユニットの背面には、面ファスナー開閉式のベルト・ループが設けられており、タクティカル・ベストなどの装身具に固定可能です。
オプションのフィンガーティップPTTスイッチを指先に装着すれば、射撃姿勢を崩すことなく、無線送信が可能となります。 長時間の射撃姿勢を保ったまま監視任務に従事する狙撃手などに適したPTTスイッチです。
1990年代から2000年代にかけて、同社のボーン・コンダクション・ヘッドセットは、Navy SEALs(米海軍特殊部隊)やDEVGRU(米海軍特殊戦開発グループ)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊群)などの各種米軍特殊部隊、 LAPD(ロサンゼルス市警察)SWAT(特殊火器戦術)チームをはじめとした全米の警察SWATチームなど、各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに広く採用されていました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>ニュー・イーグル 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。
実戦使用の放出品につき、全体的に使用感があり、PTTボックスなど金属部品の一部に塗装の剥離や錆などが見受けられますが、大きな損傷はありません。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 NEW EAGLE 骨伝導ヘッドセット」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube
2016年08月30日
Atlantic Signal COMBAT Push To Talk Switch #02
米国内の戦術通信機器メーカーであるAtlantic Signal:アトランティック・シグナル(旧社名New Eagle:ニュー・イーグル)社の主力製品である“COMBAT:コンバット”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット及びアッセンブリーです。
“COMBAT”シリーズは同社のスタンダードな純正PTTスイッチ・ユニットである“K”シリーズをベースに、同一の送話機能を有する大小2つのPTTスイッチを備えたユニークなモデルです。
“K”シリーズと同じく、側面に備えられた標準的なサイドPTTスイッチは、押下した際のクリック音を最小限に留めており、静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。このサイドPTTスイッチに加え、“COMBAT”シリーズで新たに設けられたのが前面のエマージェンシーPTTスイッチです。直径1インチの大型のPTTスイッチを採用し、銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、スイッチの側面は大型のシュラウドで覆われています。
この特徴的なエマージェンシーPTTスイッチは、同社のクライアントである軍関係者からの実戦的要請によってデザインされました。常用する小型のサイドPTTスイッチが静粛性を優先した実戦用であるのに対し、 エマージェンシーPTTスイッチは被弾などで負傷した“ダウン・オペレーター”の状態に陥っても使用しやすいよう配慮された非常用です。非常時でも容易に押下できるようにスイッチ自体を極端に大型化したのに加え、通常のスイッチよりも敢えてスイッチの押下長を深くし、 プッシュ時とリリース時のクリック音を確実に聞き取れるほど鮮明にしています。これにより意識が朦朧とした非常時でも感覚的に送話状態を触知できるのが最大の特徴です。非常事態に陥ったダウン・オペレーターがPTTスイッチを押下して仲間に応援や救助を求める際、 送話の開始と終了が“感触”と“音”によって鮮明に触知できるということが大きな安心感と信頼性を提供するのです。
このエマージェンシーPTTスイッチを備えた“COMBAT”シリーズは、 その実戦的な特徴から米国内の法執行関係機関をはじめとした軍・警察特殊部隊など多くのタクティカル・ユースからの支持を得て、前述の“K”シリーズに続き、同社を代表するPTTスイッチ・ユニットとなりました。米国を代表する警察SWATチームを擁するLAPD(ロサンゼルス市警察)では、 側面にリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルを追加装備した同社の“COMBAT”シリーズを採用しており、 SWATチームやK-9(警察犬)ユニット、機動隊などの所属するメトロポリタン・ディヴィジョンなどのタクティカル・セクションにおいて使用しています。
▲LAPD SWATチームで現行採用中のPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー
本品はLAPD SWATで採用されているオプションのリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルが装備された実戦部隊からの希少な放出品です。
小傷など若干の使用感は見受けられますが、放出品としては美品に近い状態です。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「実物 LAPD SWAT採用 Atlantic Signal COMBAT PTT」
状態 「中古」
開始価格 「49,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
【最新人気商品】 Z?TACTICAL社製 MH180V タイプ 骨伝導ヘッドセット BONE CONDUCTION HEADSET |
2016年08月25日
New Eagle Bone Conduction Headset #02
ニュー・イーグル(現アトランティック・シグナル)社製の“ボーン・コンダクション・ヘッドセット”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。
警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、 もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかありませんでした。
これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、 その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬します。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっています。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味します。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用しています。
1990年代から2000年代にかけて、同社のボーン・コンダクション・ヘッドセットは、Navy SEALs(米海軍特殊部隊)やDEVGRU(米海軍特殊戦開発グループ)、グリーンベレー(米陸軍特殊部隊群)などの各種米軍特殊部隊、 LAPD(ロサンゼルス市警察)SWAT(特殊火器戦術)チームをはじめとした全米の警察SWATチームなど、各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに広く採用されていました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>ニュー・イーグル 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。
本品は米軍特殊部隊からの放出品で、コネクタの対応インターフェースは、米軍で採用されている携帯型無線機であるAN/PRC-152です。
実戦使用の放出品につき、全体的に汚れや小傷、PTTボックスなど金属部品の一部に塗装の剥離や錆などが見受けられますが、大きな損傷はありません。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「LAPD SWAT採用 NEW EAGLE 骨伝導ヘッドセット」
状態 「中古」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年07月08日
MOTOROLA XTS5000R Model III Digital Portable Radio
国際的な大手通信機器メーカーである“MOTOROLA(モトローラ)”社製の“XTS 5000 R Model III”デジタル・ポータブル・ラジオです。
モトローラは2011年にふたつの独立した公開会社であるモトローラ・モビリティ及びモトローラ・ソリューションズに分割されており、現在ではスマートフォンやタブレットなどの民間市場向け事業部門をモトローラ・モビリティ、トランシーバーやモバイル・コンピューティング、無線LANセキュリティ・システムなどの政府機関及び公共安全市場向け部門をモトローラ・ソリューションズが担当しています。
2000年代前半から供給が開始された同社のIP対応デジタル無線機“ASTRO XTS 5000 Project 25”シリーズは、政府機関及び公共安全組織向けに開発された個人携帯用無線機であり、人命に関わる過酷な任務に対応する耐久性と信頼性を備えたプロ仕様のハイエンド高性能モデルです。
気圧の変化、高温・低温、急激な温度変化、直射日光、湿気、塩分を含む霧、砂塵などの微細な埃、振動や衝撃など、米軍の物資調達基準であるMIL規格(器材に対する環境耐性について定めた“MIL-STD-810 C,D,E,F”)の要求仕様試験に準拠し、軍用仕様を超えた過酷な野外環境においても正常機能を維持する高い耐久性と信頼性を有しています。
特に現代の警察無線機に要求される機能が充実しており、電源を投入するだけで回路の異常を検知する自己診断機能、無線機亡失時に無力化措置を行うための基地局からのリモート操作機能、電力消費を低減するための通信距離に応じた出力切換機能、特定の移動局のみを呼出すコールアラート機能、基地局から通信機能の異常の有無など移動局の状態を確認する機能、移動局1台ごとのID識別機能(Model IIIのみ)、緊急時に有効なエマージェンシーボタン機能、最新後継モデルとの互換性を維持する内部プログラムのアップデート機能などを実装しています。
▲XTS 5000シリーズは、実装機能などの性能仕様順にI、II、IIIの3種類のモデルがラインナップされた
同シリーズの製造販売は既に終了していますが、運用組織の多さから部品供給などのサポートは未だ継続されており、現在でも米国において警察や連邦捜査機関をはじめとした各種法執行関係機関、消防、救急医療、軍、政府機関などの幅広い組織で運用されています。
本モデル“XTS 5000 R”の末尾は“Rugged(ラギッド)”の頭文字であり、その名のとおり通常の標準仕様モデルよりも防水性能などの耐久性を強化し、より過酷な環境での運用を想定したモデルです。
標準仕様モデルは国際標準規格でIP57(JIS防水保護等級7の防浸形に相当)に準拠し、水深1mに30分間放置しても正常機能する高い防水機能を有するため、消防放水を受けたり、泥まみれになるような暴風雨の災害救助現場などの過酷な環境での運用に耐える設計となっています。
高耐久仕様のRモデルは、この標準仕様を大幅に上回り、水深約1.8mに4時間放置しても正常機能する驚異的な防水性能を有しているため、対テロ特殊部隊や警察SWATチームによる全天候下における特殊作戦をはじめ、水辺でのウォーター・オペレーションを含む長時間の軍事作戦にも耐える設計となっています。
▲MOTOROLA純正オプションのリモート・スピーカー・マイク(PMMN4051A)を装着した状態
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
▲2015年に行われた公開訓練での米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチーム所属オフィサー
PROTECH TACTICAL社製“TAC 6 PLUS HP”ボディー・アーマーのラジオ・ポーチにXTS 5000 Model IIIを収納し、
タクティカル・ヘッドセットとしてPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している
中間のPTTは、LAPDのカスタム・オーダーが加えられたAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニットだ
XTS 5000シリーズの生産は既に終了しているが、多数を導入した第一線の法執行機関では未だに現役である
PROTECH TACTICAL社製“TAC 6 PLUS HP”ボディー・アーマーのラジオ・ポーチにXTS 5000 Model IIIを収納し、
タクティカル・ヘッドセットとしてPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している
中間のPTTは、LAPDのカスタム・オーダーが加えられたAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニットだ
XTS 5000シリーズの生産は既に終了しているが、多数を導入した第一線の法執行機関では未だに現役である
本品は実使用されていた中古品を入手し、内部の通信回路基盤を取り除いた無可動品です。
ディスプレイ部分には実物の機能表示を再現印刷した用紙を封入してあります。
アンテナ及びバッテリーパックは本体に接着されており、取り外しできません。
オプションのリモート・スピーカー・マイク(未使用に近い美品)及びバッテリー背面に装着可能な着脱式クリップが付属します。
実使用されていた中古品につき、本体には小傷や管理組織の刻印などの跡があります。
保管場所 「A」
出品名 「MOTOROLA(モトローラ) XTS5000R III ハンドマイク付き」
状態 「中古」
数量「1」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年07月07日
MOTOROLA XTS5000R Model II Digital Portable Radio
国際的な大手通信機器メーカーである“MOTOROLA(モトローラ)”社製の“XTS 5000 R Model II”デジタル・ポータブル・ラジオです。
モトローラは2011年にふたつの独立した公開会社であるモトローラ・モビリティ及びモトローラ・ソリューションズに分割されており、現在ではスマートフォンやタブレットなどの民間市場向け事業部門をモトローラ・モビリティ、トランシーバーやモバイル・コンピューティング、無線LANセキュリティ・システムなどの政府機関及び公共安全市場向け部門をモトローラ・ソリューションズが担当しています。
2000年代前半から供給が開始された同社のIP対応デジタル無線機“ASTRO XTS 5000 Project 25”シリーズは、政府機関及び公共安全組織向けに開発された個人携帯用無線機であり、人命に関わる過酷な任務に対応する耐久性と信頼性を備えたプロ仕様のハイエンド高性能モデルです。
気圧の変化、高温・低温、急激な温度変化、直射日光、湿気、塩分を含む霧、砂塵などの微細な埃、振動や衝撃など、米軍の物資調達基準であるMIL規格(器材に対する環境耐性について定めた“MIL-STD-810 C,D,E,F”)の要求仕様試験に準拠し、軍用仕様を超えた過酷な野外環境においても正常機能を維持する高い耐久性と信頼性を有しています。
特に現代の警察無線機に要求される機能が充実しており、電源を投入するだけで回路の異常を検知する自己診断機能、無線機亡失時に無力化措置を行うための基地局からのリモート操作機能、電力消費を低減するための通信距離に応じた出力切換機能、特定の移動局のみを呼出すコールアラート機能、基地局から通信機能の異常の有無など移動局の状態を確認する機能、移動局1台ごとのID識別機能(Model IIIのみ)、緊急時に有効なエマージェンシーボタン機能、最新後継モデルとの互換性を維持する内部プログラムのアップデート機能などを実装しています。
▲XTS 5000シリーズは、実装機能などの性能仕様順にI、II、IIIの3種類のモデルがラインナップされた
同シリーズの製造販売は既に終了していますが、運用組織の多さから部品供給などのサポートは未だ継続されており、現在でも米国において警察や連邦捜査機関をはじめとした各種法執行関係機関、消防、救急医療、軍、政府機関などの幅広い組織で運用されています。
本モデル“XTS 5000 R”の末尾は“Rugged(ラギッド)”の頭文字であり、その名のとおり通常の標準仕様モデルよりも防水性能などの耐久性を強化し、より過酷な環境での運用を想定したモデルです。
標準仕様モデルは国際標準規格でIP57(JIS防水保護等級7の防浸形に相当)に準拠し、水深1mに30分間放置しても正常機能する高い防水機能を有するため、消防放水を受けたり、泥まみれになるような暴風雨の災害救助現場などの過酷な環境での運用に耐える設計となっています。
高耐久仕様のRモデルは、この標準仕様を大幅に上回り、水深約1.8mに4時間放置しても正常機能する驚異的な防水性能を有しているため、対テロ特殊部隊や警察SWATチームによる全天候下における特殊作戦をはじめ、水辺でのウォーター・オペレーションを含む長時間の軍事作戦にも耐える設計となっています。
▲MOTOROLA純正オプションのリモート・スピーカー・マイク(PMMN4051A)を装着した状態
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
無線機と同じく防水構造(IP55)であり、暴風時などに有効なノイズ低減機能を備えている
▲TCI社製の声帯振動マイクシステムである“タクティカル・スロート・マイクフォン・ヘッドセット II”を装着した状態
本品は実使用されていた中古品を入手し、内部の通信回路を破壊して通信不可能にした無可動品です。
ディスプレイ部分には実物の機能表示を再現印刷した用紙を封入してあります。
バッテリーパックは本体に接着されており、取り外しできません。
アンテナは取り外し可能です。
背面にオプションのバッテリークリップが付属します。
実使用されていた中古品につき、本体には小傷やマジックでの管理番号記入などの跡があります。
保管場所 「A」
出品名 「MOTOROLA(モトローラ) XTS5000R II ハンドマイク付き」
状態 「中古」
数量「1」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年01月28日
TCI SAS II Special Air Service Tactical Headset
TCI社製の“SAS II Special Air Service Tactical Headset”は、低視認性で秘匿運用に優れたロー・プロファイル・タイプのタクティカル・アサルト・ヘッドセットです。
マイクやスピーカーなどが一体となった通常のヘッドセット・システムとは異なり、“SAS II”ではマイクロフォン・モジュールやサウンド・ウェーブ・モジュールがそれぞれ可動式の独立構造となっているため、これらの装着場所を選ばず、運用の自由度が高いのが最大の特徴です。
軽装の私服警護員から重武装の警察SWATチーム所属の特殊部隊員まで、幅広い作戦任務に対応することができます。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>TCI SAS II”をご覧ください。
本品の対応インターフェースは、米軍で採用されている携帯型無線機であるAN/PRC-152です。
全体的に未使用に近い美品ですが、通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「B」
出品名 「TCI SAS II タクティカルヘッドセット」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年01月27日
TCI Spec-Ops II Bone Conduction Headset
TCI社製の“Spec-Ops II Bone Conduction Headset(SOBC II)”は、骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットです。
全体のデザインは1980年代後半に世界初の骨伝導方式タクティカル・ヘッドセットを開発した米国の老舗戦術通信機器メーカーであるNew Eagle:ニュー・イーグル(後にAtlantic Signal:アトランティック・シグナルと改名)社が製造していたボーン・コンダクション・ヘッドセットに酷似しています。 2000年代に全米の警察SWATチームをはじめとした各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに採用されていました。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>TCI Spec-Ops II 骨伝導ヘッドセット”をご覧ください。
本品の対応インターフェースは、米軍で採用されている携帯型無線機であるAN/PRC-152です。
全体的に未使用に近い美品ですが、通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「B」
出品名 「TCI 骨伝導タクティカルヘッドセット」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「19,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年01月26日
TCI Tactical Throat Microphone Headset II
TCI社製の“Tactical Throat Microphone Headset II(TTMK II)”は、声帯振動音声通信技術を用いた特殊部隊向けタクティカル・スロート・マイク・ヘッドセットです。
全体のデザインは1980年代に世界初の実用的なタクティカル・スロート・マイク・ヘッドセットを開発した米国の老舗戦術通信機器メーカーであるTEA(Television Equipment Associates)社製の“LASH(LAPD SWAT Headset)”に酷似しています。
“TTMK II”は、2000年代前半に全米の警察SWATチームをはじめとした各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユースに採用されており、 2000年代中盤には改良モデルである“TTMK III”がラインアップされています。
本品の詳細な解説は“日本警察特殊部隊(JP-SWAT) 装備資機材>コミュニケーション・ツール>TCI TTMK II”をご覧ください。
本品は未使用の新品として入手しました。専用ポーチやマニュアルをはじめとして購入時の付属品は全て揃っています。
対応インターフェースは、米国の法執行関係機関で採用率の高いMOTOROLA(モトローラ)社製のデジタル無線機であるXTSシリーズ(画像は“XTS5000 Model II”)です。
未使用品につき、通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「TCI タクティカルスロートマイクヘッドセット」
状態 「中古(未使用品)」
開始価格 「29,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
2016年01月23日
Atlantic Signal COMBAT Push To Talk Switch #01
米国内の戦術通信機器メーカーであるAtlantic Signal:アトランティック・シグナル(旧社名New Eagle:ニュー・イーグル)社の主力製品である“COMBAT:コンバット”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット及びアッセンブリーです。
“COMBAT”シリーズは同社のスタンダードな純正PTTスイッチ・ユニットである“K”シリーズをベースに、同一の送話機能を有する大小2つのPTTスイッチを備えたユニークなモデルです。
“K”シリーズと同じく、側面に備えられた標準的なサイドPTTスイッチは、押下した際のクリック音を最小限に留めており、静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。このサイドPTTスイッチに加え、“COMBAT”シリーズで新たに設けられたのが前面のエマージェンシーPTTスイッチです。直径1インチの大型のPTTスイッチを採用し、銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、スイッチの側面は大型のシュラウドで覆われています。
この特徴的なエマージェンシーPTTスイッチは、同社のクライアントである軍関係者からの実戦的要請によってデザインされました。常用する小型のサイドPTTスイッチが静粛性を優先した実戦用であるのに対し、 エマージェンシーPTTスイッチは被弾などで負傷した“ダウン・オペレーター”の状態に陥っても使用しやすいよう配慮された非常用です。非常時でも容易に押下できるようにスイッチ自体を極端に大型化したのに加え、通常のスイッチよりも敢えてスイッチの押下長を深くし、 プッシュ時とリリース時のクリック音を確実に聞き取れるほど鮮明にしています。これにより意識が朦朧とした非常時でも感覚的に送話状態を触知できるのが最大の特徴です。非常事態に陥ったダウン・オペレーターがPTTスイッチを押下して仲間に応援や救助を求める際、 送話の開始と終了が“感触”と“音”によって鮮明に触知できるということが大きな安心感と信頼性を提供するのです。
このエマージェンシーPTTスイッチを備えた“COMBAT”シリーズは、 その実戦的な特徴から米国内の法執行関係機関をはじめとした軍・警察特殊部隊など多くのタクティカル・ユースからの支持を得て、前述の“K”シリーズに続き、同社を代表するPTTスイッチ・ユニットとなりました。米国を代表する警察SWATチームを擁するLAPD(ロサンゼルス市警察)では、 側面にリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルを追加装備した同社の“COMBAT”シリーズを採用しており、 SWATチームやK-9(警察犬)ユニット、機動隊などの所属するメトロポリタン・ディヴィジョンなどのタクティカル・セクションにおいて使用しています。
本品はポリスショップを介し、特別にLAPDから取り寄せた非常に貴重なSWATチーム支給品仕様の実物です。
未使用の新品に近い状態ですが、通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「B」
出品名 「LAPD SWAT支給実物 Atlantic Signal PTTスイッチ」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「128,000円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト