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Posted by ミリタリーブログ at

2020年07月04日

NcSTAR VISM Tourniquet & Trauma Shear Pouch Green

NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン

NcSTARが供給する“VISM ターニケット&トラウマ・シアー・ポーチ(グリーン)”です。

本品は事態対処医療などで使用されるターニケット(止血帯)とトラウマ・シア―(外傷処置用ハサミ)を同時に収納携行するための専用ポーチで、実際に米国カリフォルニア州のLASD(ロサンゼルス郡保安局)において保安官へ供給されているモデルです。


・NcSTAR

米国東海岸の南カリフォルニアにおいて1997年に設立されたNcSTAR Inc.は、銃器用光学機器、射撃用スポーツ用品、軍・法執行機関向けタクティカル・ギアの製造供給メーカーです。ライフル・スコープやダット・サイトをはじめとした各種光学照準機器、レーザー・サイト・デバイス、ウェポンライト、モジュラー・レール・システムやマウント、バイポッドなどの各種銃器用アクセサリーのほか、プレート・キャリアやバリスティック・プレート、バリスティック・ヘルメットなどの個人用防弾装具、ホルスターやマグ・ポーチを含むデューティー・ギア、ガン・ケース、バックパックなど、様々なナイロン製タクティカル・ギアを主力製品としています。

同社の製品は米国陸軍、沿岸警備隊、国境警備隊などの連邦政府機関のほか、同社が拠点を置くカリフォルニア州内の各種法執行機関であるLAPD(ロサンゼルス市警察)、LASD(ロサンゼルス郡保安局)、CHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)、消防機関などで採用されています。

なお、2010年には同社の一部門として、高品質と優れた顧客対応を両立した新ブランドである“VISM”を展開しています。


NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン


フラップ上部に設けられたループ・ファスナー・パッチ部分には、ターニケットを示す“TQ”の文字が視認性の高い赤色で刺繍されています。また、同部分は広範囲に面ファスナーのホック仕様となっており、対応した各種IDパッチを装着顕示することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




フラップを開く際に持ち手となる下部のレッド・プル・タブは本品の特徴のひとつで、視認性の高い明るい赤色を配色し、緊急時の混乱した精神状況においてもターニケットへのアクセスを迅速かつ容易にします。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン



ターニケット収容部分は伸縮性の高いエラスティック・バンド仕様となっており、さらにフラップを固定する面ファスナーの面積も余裕をもって設けられているため、NAR社製CATをはじめとして、市場に流通する主要なターニケットを収納することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




背面にはデューティー・ベルトなどの一般的なベルトに対応したベルト・ループに加え、タクティカル・ベストなどへの装着に対応したPALSウェビングが設けられているため、用途や装具に応じ、垂直・水平の各装着位置の選択が可能です。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン



ポーチ背面部分にはトラウマ・シアーの刃先を収容するコンパートメントが設けられており、さらに脱落防止用のストラップでトラウマ・シアーの持ち手部分を固定することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




本ポーチは保持力の高い伸縮性素材を用いていることから、本来用途のターニケットだけでなく、拳銃用マガジン、タクティカル・ライト、マルチ・ツールの収容携行をはじめ、汎用ポーチとしても使用することが可能です。

カラーはブラック、グリーン、レッド、タン、アーバン・グレイの5種類が供給されています。




・Detail

本品は新品として入手しました。

ターニケット及びトラウマ・シアーは付属しません。

モニター環境によって現物と画像の色味が大きく異なって表示される場合があります。

サイズ 90mm x 57mm


保管場所 「A」
出品名 「LASD採用 NcSTAR VISM ターニケット&トラウマ・シアー ポーチ グリーン CAT対応」
状態 「中古(未使用に近い)」
数量「1」
開始価格 「500円」

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube




NcSTAR CVTQ2990B モールシステム対応止血帯/メディクシザー ポーチ ブラック


  

2020年04月06日

PASGT Ballistic Helmet LASD

米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




米国カリフォルニア州ロサンゼルス郡保安局(Los Angeles County Sheriff's Department:LASD)から放出されたPASGTバリスティック・ヘルメットです。
米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




PASGT(Personnel Armor System for Ground Troops:地上部隊個人防護システム) ヘルメットは、1983年に米軍において制式採用された次世代型の軍用ヘルメットで、旧来の金属製ヘルメット(M1ヘルメット)に代わり、現在主流となった軽量な複合素材製ヘルメットの普及に先鞭を着けた画期的モデルとして有名です。

PASGTは次世代の歩兵用防弾装具として1970年代後半から米陸軍兵士システム・センター(SSC)において開発計画が進められ、一定の防弾能力を有するヘルメットとボディー・アーマー(PASGTベスト)を中核として完成しました。1980年代前半からの本格配備が始まり、1980年代末までには米陸軍の大部分において旧装備との更新が完了しています。

米軍兵士の間では新素材のケブラーが知られていたことからPASGTヘルメットを単に“ケブラー”と呼ぶことが一般的でした。また、旧来のM1ヘルメットの俗称である“スチール・ポッド”に倣い、ケブラーをもじって“K-ポッド”と呼んだり、その形状がドイツ国防軍のシュタールヘルムに似ていたことから一部の兵士からはドイツ兵を意味する“フリッツ(Fritz)”の俗称で呼ばれていました。

世界に先駆けて米軍に大量配備されたPASGTヘルメットは、NATO加盟国をはじめとした各国の次世代軍用ヘルメット開発に大きな影響を与え、後に我が国の自衛隊が採用した88式鉄帽をはじめ、類似形状の複合素材製ヘルメットが各国で開発配備されています。

米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




PASGTヘルメットは軍用のみならず、PASGTのデザインに倣った類似製品を含んで米国内の法執行機関においても数多く採用され、1990年代の警察SWATチームの個人装備を代表するアイコンのひとつとなりました。

米国の法執行機関に納入された製品は、PASGTヘルメットの製造メーカーが軍用契約以外の戦術市場向けに生産した個体(基本デザインは同一ながら帽体塗装やチン・ストラップを黒色の法執行機関仕様に変更したものが多い)のほか、米軍納入分の余剰品や放出品として流通した個体があります。

なお、複合素材は経年劣化によって防弾性能が低下(欧米の大手防弾装具メーカーが適正な防弾性能を保証するのは製造から5年程度)することから、長期運用しているPASGTヘルメットは防弾ヘルメットとしてではなく、対銃器事案以外の暴動鎮圧作戦用や訓練用のクラッシュ・ヘルメットとして継続使用される場合も見受けられます。

また、米陸軍では2000年代前半にはPASGTヘルメットの後継であるACH(Advanced Combat Helmet)、米海兵隊及び米海軍ではLWH(Lightweight Helmet)による更新が開始され、2000年代後半には大部分の地上部隊において更新が完了しています。しかし、米国が支援する同盟国では依然としてPASGTヘルメットが広く運用されており、米海軍では2010年代に入っても艦艇勤務員が艦載火砲射撃時に着用する耐破片用の個人防護装備として、PASGTヘルメットやPASGTベスト(あるいは派生型の“U.S. Navy Flak Jacket”)を運用しています。

米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




PASGTヘルメットの帽体は複合素材から構成され、主要素材には1960年代に米国の大手化学メーカー“デュポン(DuPont)”が開発した強靭なアラミド繊維である“ケブラー(Kevlar)”を採用しています。このバリスティック・アラミド繊維を19層に積層し、合成樹脂であるフェノール樹脂(ベークライト)を熱加工して高強度な帽体が成型されています。

PASGTヘルメットは装甲の弾道試験手順を標準化した国防総省のMIL規格(MIL-STD-662E、後にMIL-STD-662Fに改定)に基づき、一定の耐破片防御性能及び耐弾性能を満たし、一般的な9㎜パラベラムFMJ弾や.357マグナム弾など大抵の拳銃弾の貫徹を防ぐNIJ規格レベルII相当の防弾性能を有します。しかし、通常のソフト・ボディー・アーマーと同じく、現代の軍用突撃銃で運用される小口径高速弾を含み、高初速・高エネルギーのライフル弾の貫徹を防ぐことはできません。
米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




本品は当時、PASGTヘルメットの納入メーカーのひとつであり、“UNICOR(ユニコール)”のトレード・ネームで知られるFPI(Federal Prison Industries, Inc.)が製造した個体です。UNICORは米国司法省の傘下にある連邦刑務所局(BOP)所管の国有企業であり、全米の連邦刑務所において職業訓練を受けた受刑者が刑務作業の一環で各種製品を製造供給しています。

同社はPASGTヘルメットのほか、2000年代前半にPASGTベストの後継として米軍に採用されたIBA(Interceptor Multi-Threat Body Armor System)やACH(Advanced Combat Helmet)の製造供給も請け負っています。


米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




旧来のM1ヘルメットは鋼鉄製のシェル(外帽)と合成樹脂製のライナー(中帽)の2重構造を採用していましたが、PASGTヘルメットではライナーを廃止しました。頭部を固定するヘッド・サスペンション・システムは帽体の外周6点にボルト止めされており、同じく側頭部にボルト止めされたチン・ストラップ(顎紐)は2点支持式となっています。チン・ストラップは片側の頬部分に設けられたボタンで固定し、着用者に合わせてストラップの長さを微調整することができます。

本品はヘッド・サスペンションに本来付属するレザー製ヘッド・バンドが取り外されています。チン・ストラップなどのサスペンション・システムは完全に機能しているため、ヘルメットの着用自体は問題なくできますが、快適性をお求めの場合は別途ヘッド・バンドをご用意いただくか、サスペンション・システムの近代化アップグレード・キット等をご活用ください。




米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




本品の帽体は米軍納入品では流通量の少ないL(LARGE)サイズで、欧米人よりも丸形で比較的頭部の大きな日本人に適したサイズです。

帽体内側には品名、DLA(国防兵站局)発注番号(Contract Number)、国防総省が指定した13桁の備品管理番号NSN(National Stock Number)、製造メーカーが印字されています。米軍納入契約品を示すコントラクト・ナンバーから1987年に受注生産された個体と分かります。




米軍制式採用 PASGT(地上部隊個人防護システム)防弾ヘルメット UNICOR社製 ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品




本品は米国の法執行機関からの放出品です。着用を妨げるような機能的損傷はありませんが、帽体には小傷や汚れ、金具等の金属部品には多少の錆が生じています。

長期保管品につき当然ながら防弾性能の保証はいたしません。

サイズ:L
重量:1,580g


保管場所 「A」
品名 「実物 米軍採用 PASGT防弾ヘルメット ロサンゼルス郡保安局(LASD)放出品 Lサイズ」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「4,800円」


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube




防弾ヘルメット SP-2