2019年01月30日
SUREFIRE M900A-TN-RD Vertical Foregrip WeaponLight
米国の大手フラッシュライト・メーカーであるSUREFIRE(シュアファイア)社製のM900Aバーティカル・フォアグリップ・ウェポンライト(本体色:デザート・タン、ナビゲーション・ライト色:レッド)です。
本品はキセノン・バルブ仕様の大出力イルミネーターとバーティカル・フォアグリップ機能を一体化したウェポンライトです。
元来、バーティカル・フォアグリップにフラッシュライトを組み合わせるというアイデアは、米国の特殊作戦装備メーカーであるWilcox(ウィルコックス)が開発したパワー・グリップ(フラッシュライトとレーザー・サイト機能も付加された多機能イルミネーター)という製品が元祖ですが、米国の一部の特殊作戦部隊に使用されるだけで広くは普及しませんでした。
しかし、M900シリーズは長年にわたって軍用ウェポンライトを製造してきたSUREFIRE社製品の堅牢な信頼性に加え、それまでの既存製品にはない人間工学に基づいた秀逸なデザインと機能性の高さが評価され、2000年代前半の販売以降、軍・警察所属の対テロ特殊部隊や民間軍事会社をはじめ、官民問わず世界各国の戦術部隊で運用されました。
本体には同社のハンディ・フラッシュライトであるG2シリーズで採用されていたガラス繊維を含む強化合成樹脂(ナイトロン・ポリマー)、金属部分には軍用規格の硬質アルマイト(ハード・アナダイズド)処理が施された軽量かつ高強度な航空宇宙用アルミニウム合金が用いられています。
本品には20mm幅ピカティニー規格のレール・システムに対応したアタッチメント・デバイスが採用されており、同レール・システムを備えるライフル、サブ・マシンガン、ライト・マシンガンなど様々な銃種で運用可能です。
本シリーズには採用したレール・クランプのアタッチメント・デバイスごとに、スルー・レバー方式を採用したM900、インテグラル・サムスクリュー方式を採用したM910が展開されました。
M900及びM910ともに、特殊作戦向けハンディ・ライトであるM3シリーズの標準ランプ・ヘッドを搭載した“A”型、遠距離照射能力に優れた大型の2.5インチ径ターボヘッド搭載の“AB”型が存在します。
ランプ・ヘッドのアタッチメント規格は、M3シリーズと完全互換性があり、M3シリーズ用のLEDランプ・ヘッドであるL6など関連アクセサリーを装着することができます。
また、ランプ・ヘッド上部にはデュアルLEDナビゲーション・ライトが搭載されており、ステルス性を保ちながら必要最小限度の光量で足元などを照らすことができます。搭載されたLEDカラーは、ホワイト、レッド、ブルー、IR(赤外線)の4種類から選択可能です。
ランプ・ヘッドには耐衝撃構造が採用されており、落下時の衝撃や射撃時のリコイルからランプを保護します。
さらに各接続部はOリングによるシール構造によって、特殊作戦に不可欠な防塵・防水性能を保っています。
ランプ・ヘッドに標準搭載されたMN10バルブ。M3シリーズやM961/M962ウェポンライトをはじめとした9Vライト・シリーズ向けキセノン・バルブで、光束125ルーメン、60分の連続点灯時間を提供します。
このMN10以外にも、同規格の高出力バルブであるMN11(光束225ルーメン、連続点灯時間20分)も搭載可能です。
ライト・ヘッドにはオプションのレンズ・プロテクターや各種カラー・フィルター、IRフィルターを装着運用できます。
フォアグリップ下部のバッテリー・キャップを外し、フォアグリップ内に3本(9V)の123Aリチウム・バッテリーを内蔵する構造です。フォアブリップ下部にはバッテリー・キャップの弛み防止用のロックが設けられています。
なお、メインのキセノン・バルブは無関係ですが、ナビゲーション・ライトのLEDには極性があるため、バッテリー挿入方向には注意が必要です。
フォアグリップ両側面には、押下したときのみ点灯するモーメンタリー方式のラバー製プレッシャー・パッド・スイッチが装備されており、フォアグリップを把持した射撃状態でも容易にライトの点灯をコントロールすることができます。
バッテリー・キャップ下部には主電源のON/OFFを切り替える大型の回転式スイッチが設けられており、保管時や輸送時の誤点灯を防ぎます。
フォアグリップ上部には、LEDナビゲーション・ライト用のラバー製モーメンタリー方式プレッシャー・パッド・スイッチが装備されており、フォアグリップを把持した状態でも親指でライトをコントロールすることができます。
ライト・ヘッド後部に設けられた大型の回転式スイッチを操作することで、プレッシャー・パッド・スイッチによる間欠点灯モードから、常時点灯モードに切り替えることが可能です。
アタッチメント・デバイスにスルー・レバー方式のレール・クランプが採用されたM900では、米国の主要ガン・アクセサリー・パーツ・メーカーであるA.R.M.S.(Atlantic Research Marketing Systems)社製の小型軽量な商用ユニバーサル・プラットフォーム“#17 Single Lever Tri-Lock Mount”が装着されています。
M910に装備されている一般的なサムスクリュー方式のレール・クランプに比べ、A.R.M.S.社の特許であるスルー・レバー方式により、レバーを半回転操作するだけで確実な着脱が可能です。
LEDウェポンライトの普及が加速した2000年代後半以降、M900シリーズには高出力LEDヘッドを搭載したM900Vシリーズ(IR切り替え式ヘッド搭載)やM900Lシリーズ(最大光束1000ルーメン)などの派生型が製造されました。
長年にわたって世界各国のタクティカル・オペレーターに愛用されたM900シリーズですが、技術革新によって小型電源でも大出力のLEDが実用化されたことで、LEDウェポンライトも“小型・軽量化”が趨勢となり、M900シリーズのようなフォアグリップ一体型の大型で重量のあるウェポンライトの需要が低下しました。
2010年代中頃にはLED搭載の派生型を含めてM900シリーズの生産は終了しており、後継モデルも発表されていませんが、製造終了から数年が経過した現在でも一部の戦術部隊では現行運用されています。
我が国でもSUREFIRE社の正規代理店が置かれており、同社製品が自衛隊や警察をはじめとした各官公庁に納入されています。
2015年12月に報道公開された警視庁及び神奈川県警所属SAT(特殊急襲部隊)との合同訓練では、MP5サブ・マシンガンへのM900シリーズの装着運用が確認できます。
また、2007年2月、陸上自衛隊第1師団と埼玉・茨城両県警察にって行われた合同治安出動実動訓練では、初公開された埼玉県警所属の銃器対策部隊(RATS)の隊員がM900シリーズの装着されたMP5サブ・マシンガンを携行していました。さらに2016年3月に報道公開されたRATS参加の埼玉県警警備部長査閲では、本品と同じデザート・タン・カラー仕様のM900A(なしいM910A)の運用が確認できます。
本品は中古品として入手しましたが、本体に目立った傷や錆なども見受けられず、経年劣化しやすいラバー製プレッシャー・パッド・スイッチの状態も良く、全体に良品といえる状態です。
メイン・バルブは標準のMN10、ナビゲーション・ライトはレッドで、機能点検済みです。
本体重量:約540g(内蔵バッテリーを含む)
保管場所 「A」
出品名 「実物 SUREFIRE(シュアファイア) M900A ウェポンライト タンカラー」
状態 「中古」
開始価格 「19,800円」
※上記は保管上の参考事項です。個別販売はしておりません。詳細は当ブログ概要ページをご覧ください。
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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SF M900 タイプ LED タクティカル フラッシュ ライト レプリカ QDレバー 仕様 TAN タン 220ルーメン FL-M900-TAN |
2019年01月26日
HK Claw Mount with Picatinney Rail German Factory #02
各都道府県警察のSAT(特殊急襲部隊)や銃器対策部隊など日本の警察特殊部隊で現行採用されているH&K社製のスコープ用クロウ・マウント(ピカティニー規格レール・アダプター付き)です。
同一のマウント規格を有するG3シリーズ及びHK33シリーズ、MP5シリーズなどに対応しており、固定にネジなどを用いないH&K独自のクロウ・マウント方式のため、ワンタッチで銃にスコープを装着することができます。
マウント本体は堅牢なスチール製で、マウントにレール・アダプターを装着していない状態でも重量が300g以上あり、アルミニウム合金製で軽量かつ高強度なロープロファイル・マウントが主流の現代では非常に珍しくなった旧式マウントです。
長年にわたってドイツ連邦軍などでの採用実績があり、ドイツの著名な大手光学器機メーカーである“Carl Zeiss(カール・ツァイス)”グループ傘下“HENSOLDT(ヘンゾルト)”(2006年に“Carl Zeiss Sports Optics”に改名)社製のZFスコープ(4倍率)などを無加工で装着可能です。
本品には20mm幅のピカティニー規格レール・アダプター(全長15.5mm / 15スロット)が装着されており、MP5サブ・マシンガンをはじめとした各種HKウェポンにおいてHWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)や高倍率スコープをはじめとした最新の光学照準器を搭載運用することができます。
十分な全長の確保されたロング・タイプのレール・アダプターは軽量かつ高強度なアルミニウム合金製(単体重量約50g)で、近年の対テロ特殊作戦に不可欠な暗視装置やマグニファイア(拡大鏡)をはじめとした各種オプション・デバイスとの縦列装着が可能です。なお、警視庁SATでは過去の公開訓練において、EOTech社製Model EXPS3 HWSと3倍固定倍率の望遠機能を有する同社製Model G33マグニファイアを本クロウ・マウントに装着しての運用が確認されています。
本体側面には、米国をはじめNATO加盟国共通の調達物資管理コードであるNSN(National Stock Number)が刻印されており、本品は光学照準器及び測距装置に分類されています。また、NIIN(National Item Identification Number)コードから本品の原産国(新規コード登録国)がH&Kが本社を置くドイツであることが分かります。
左側面の可倒式固定用ラッチと、右側面に設けられた逆さL字型の固定用ラッチ解除レバーを操作することで、レシーバー上にマウントを固定します。
マウントの装着は慣れれば片手でも数秒で終えることができ、銃への光学照準器の装脱着が容易です。しかし、近年主流のネジ止めによる完全固定式マウントと比べ、解除レバーに外力が加わると意図せずマウントが脱落する危険性があるため、現在ではこの種の旧式マウントを運用する戦術部隊は世界的にも珍しくなっています。
スコープなどの光学照準器を装着した状態でも近接射撃や器機の故障などに備え、アイアンサイトでも照準が行えるようH&K社製のクロウ・マウントには、マウント内に空洞状のサイトラインが確保されています。
本品は中古品として入手しましたが、目立った傷や錆なども見受けられず良品といえる状態です。
VFC MP5シリーズには無加工で装着可能ですが、実銃専用マウントのため、実銃と規格の異なるトイガンへは装着できない場合があります。
本体重量:約360g(レール・アダプターを含む)
保管場所 「A」
出品名 「実物 H&K社製 G3/MP5対応 20mmレール付きクロウマウント」
状態 「中古」
開始価格 「29,800円」
※上記は保管上の参考事項です。個別販売はしておりません。詳細は当ブログ概要ページをご覧ください。
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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2019年01月21日
UZI 9mm 32 Round Magazine #02
IMI UZIサブ・マシンガン専用の実物32発容量マガジンです。
後期生産型のUZIでは標準的な32発容量で、9x19mm弾薬に準拠したダブル・カラム、ダブル・ポジション・フィーディング仕様です。
UZIの初期生産型では25発容量マガジンが付属していました。その後、ロング・タイプの40発容量及び50発容量の大容量マガジンが生産されましたが、実戦における信頼性の低さから、最終的には本品と同じ32発容量がUZIの標準マガジンとなりました。
マガジン背面部のデザインなどはIDF放出の無可動実銃IMI UZIに付属していた25発容量マガジンと若干異なりますが、パーカ仕上げの表面処理加工は同様です。
また、25発容量マガジンでは前面下部に個体によって異なるナンバーが打刻されていましたが、本品では背面下部に同様のナンバーが打刻されています。
マガジン両側面には装弾10発以降に3箇所の残弾確認孔が設けられており、残弾を目視確認することができます。
上部のマガジン・リップ及びフォロワー周辺。マガジンはUZI本体と同じく、プレス加工による堅牢なスチール素材が採用されています。
また、底部のフロアー・プレートを取り外すことで、マガジンは工具を用いずに完全分解が可能です。
加工基準の厳しくなった近年の無可動実銃ではマガジンの実銃への転用防止のため、加工に際してマガジン・スプリングが外されるようになりましたが、本品ではオリジナルのマガジン・スプリングが残っています。
本品は実物放出品を中古品として入手しました。
機能的な損傷は認められませんが、僅かな錆や小傷など実用に伴う使用感はあります。
保管場所 「A」
品名 「実物 IMI UZI サブマシンガン専用 32発容量マガジン」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「4,800円」
※上記は保管上の参考事項です。個別販売はしておりません。詳細は当ブログ概要ページをご覧ください。
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2019年01月14日
UZI 9mm 32 Round Magazine #01
IMI UZIサブ・マシンガン専用の実物32発容量マガジンです。
後期生産型のUZIでは標準的な32発容量で、9x19mm弾薬に準拠したダブル・カラム、ダブル・ポジション・フィーディング仕様です。
UZIの初期生産型では25発容量マガジンが付属していました。その後、ロング・タイプの40発容量及び50発容量の大容量マガジンが生産されましたが、実戦における信頼性の低さから、最終的には本品と同じ32発容量がUZIの標準マガジンとなりました。
マガジン背面部のデザインなどはIDF放出の無可動実銃IMI UZIに付属していた25発容量マガジンと若干異なりますが、パーカー仕上げの表面処理加工は同様です。
25発容量マガジンでは前面下部に個体によって異なるナンバーが打刻されていましたが、本品では背面下部に同様のナンバーが打刻されています。
また、マガジン両側面には装弾10発以降に3箇所の残弾確認孔が設けられています。
上部のマガジン・リップ及びフォロワー周辺。マガジンはUZI本体と同じく、プレス加工による堅牢なスチール素材が採用されています。
底部のフロアー・プレートを取り外すことで、マガジンは工具を用いずに完全分解が可能です。
加工基準の厳しくなった近年の無可動実銃ではマガジンの実銃への転用防止のため、加工に際してマガジン・スプリングが外されるようになりましたが、本品ではオリジナルのマガジン・スプリングが残っています。
マガジンに9mmパラベラム弾のダミー・カートを装弾した状態。
カートを横方向にスライドさせながら装填する一般的な拳銃用のマガジンと異なり、ライフル用マガジンと同じようにカートを垂直に押し込めばスムーズに装弾できます。
装弾後の残弾確認孔からは残弾を目視することができます。
32発容量マガジン(左)と25発容量マガジン(右)。
25発容量マガジンは4箇所に残弾確認孔が設けられていますが、全長が増した32発容量マガジンでは3箇所に減らされています。
一般的に残弾確認孔は残弾の確認が容易な反面、作動不良の原因となる異物の混入を招きやすい欠点があるため、特に過酷な環境下で運用される軍用銃では積極採用されない例も多く、必要最小限に留めた結果だと思われます。
32発容量マガジンを装着したUZI。
全高の抑えされた25発容量マガジン装着時とは、また違った印象を受けます。
個人的にはMP5の標準30発容量マガジンよりも2発増しの攻撃的(!?)なこちらの組み合わせの方が好みです。
25発容量マガジンと異なり、延長された32発容量マガジンではハウジングへの装着状態で、最下の残弾確認孔から残弾を視認することができます。
本品は実物放出品を中古品として入手しました。
機能的な損傷は認められませんが、実用に伴う使用感はあります。
保管場所 「A」
品名 「実物 IMI UZI サブマシンガン専用 32発容量マガジン」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「4,800円」
※上記は保管上の参考事項です。個別販売はしておりません。詳細は当ブログ概要ページをご覧ください。
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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2019年01月06日
UZI 9mm 25 Round Magazine
IMI UZIサブ・マシンガン専用の25発容量マガジンです。
イスラエル国防軍(IDF)放出のUZIでは標準的な25発容量で、9x19mm弾薬に準拠したダブル・カラム、ダブル・ポジション・フィーディング仕様です。
デザインや表面仕上げはIDF放出の無可動実銃IMI UZIに付属していたものと同一で、マガジン側面に打刻されたナンバーのみが異なるだけです。
よって本品もイスラエル本家のIMI純正品であると思われます。
マガジン両側面には装弾10発以降5発ごとに残弾確認孔が設けられています。
上部のマガジン・リップ及びフォロワー周辺。マガジンはUZI本体と同じく、プレス加工による堅牢なスチール素材が採用されています。
マガジン下部両側面には小さく五芒星のマークが打刻されています。
底部のフロアー・プレートを取り外すことで、マガジンは工具を用いずに完全分解が可能です。
加工基準の厳しくなった近年の無可動実銃ではマガジンの実銃への転用防止のため、加工に際してマガジン・スプリングが外されるようになりましたが、本品ではオリジナルのマガジン・スプリングが残っています。
マガジンに9mmパラベラム弾のダミー・カートをフル装弾した状態。
カートを横方向にスライドさせながら装填する一般的な拳銃用のマガジンと異なり、ライフル用マガジンと同じようにカートを垂直に押し込めばスムーズに装弾できます。
装弾後の残弾確認孔からは残弾を目視することができます。
本品は実物放出品を中古品として入手しました。
機能的な損傷は認められませんが、小傷や薄錆などの使用感はあります。
保管場所 「A」
品名 「実物 IMI UZI サブマシンガン専用 25発容量マガジン」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「4,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
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