2017年01月18日
NEXUS U-94A/U (TJS-102) Push To Talk Switch

米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)SWATチームにおいて採用実績のあるAmphenol NEXUS Technologies(アンフェノール・ネクサス・テクノロジーズ)社製のU-94A/U(TJS-102)PTTスイッチ・アッセンブリーです。

1961年、米国において設立されたNexus(ネクサス)社は、高品質のオーディオ・プラグ及びジャック、ミルスペック・プッシュボタン・スイッチの設計・製造の老舗メーカーとしての地位を築きました。2008年、同社は我が国を含む世界30カ国以上に現地法人を有する世界最大の電気通信コネクタ製造グループである米国のAmphenol(アンフェノール)社に買収され、その子会社として社名を新たに“Amphenol NEXUS Technologies”に改名し、その販売網を全世界に拡大しました。
現在、同社は米国コネチカット州スタンフォードに製造拠点を置き、同社の製造するオーディオ・コネクタ及びプッシュボタン・スイッチは、軍事用及び商用通信用ヘッドセットの製品市場において世界標準となっています。また、これら以外にも同社の製品群はオート・レーシング、パワーボート・レーシング、テレコミュニケーション、シミュレーション・コントロール、医療機器、農業機器、商用航空エレクトロニクスなど幅広い分野において活用されています。

同社の代表的な軍用PTTスイッチである“TJS-102 テレフォン・ジャック・スイッチ”は、同社の“TJ-102 テレフォン・インライン・ジャック”にモーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチを組み合わせ、さらに本体背面に金属製の大型アリゲーター・クリップを備えたモデルです。
なお、同モデルは米国防総省が制定したMIL規格において、電気通信用コネクタの技術的仕様等について定めた“MIL-C-9177”に準拠しています。

モーメンタリー式のプッシュボタン・スイッチは、押下した際の適度なクリック感とクリック音を備えており、使用者が感覚的に送話状態を認識できるように配慮されています。

TJS-102は、同社のU-174/U(TP-101)及びU93A/U(TP-120)プラグの接続に対応しています。
なお、TJS-102は、米国防総省はじめとした連邦政府機関の所有供給物品についての管理番号であるNSN(National Stock Number)では“5999-01-540-3645”と指定されており、同部品番号では製品名である“TJS-102”のほか、本体に刻印されている“M9177/5-2”、“U-94A/U” の部品番号が与えられているため、一般的には米軍で呼称されることの多い“U-94A/U”の名称の方が知られています。

▲LAPD SWATチームにおいて現行採用中のPELTOR社製“SWAT-TAC”シリーズが普及する2010年代前半ころまで採用されていたTCI社製の“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”をTJS-102に接続した状態

▲2007年に撮影された出動中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPoint Blank Body Armor(ポイント・ブランク・ボディー・アーマー)社製“S.P.I.D.E.R Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。

▲2000年代後半ころに撮影されたCQB訓練中のLAPD SWATチーム所属オフィサー。同時期に採用されていたPROTECH TACTICAL(プロテック・タクティカル)社製“TAC 6 PLUS HP Full Coverage Tactical Vest”にTJS-102を結着し、頭部にはTCI社製“TACK-1 Tactical Assault Communication Headset”を装着している。



本品はPELTOR社製COMTACシリーズなど無改造の実物ヘッドセットを特定小電力無線機でも問題なく使用できるようにアンプ機能を加える改造が施されており、接続端子はICOM 2ピンに対応しています。
保管場所 「A」
出品名 「実物 アンプ内蔵 NEXUS U-94A/U PTT ICOM対応」
状態 「中古(美品)」
数量 「1」
開始価格 「9,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube
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2016年08月30日
Atlantic Signal COMBAT Push To Talk Switch #02

米国内の戦術通信機器メーカーであるAtlantic Signal:アトランティック・シグナル(旧社名New Eagle:ニュー・イーグル)社の主力製品である“COMBAT:コンバット”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット及びアッセンブリーです。
“COMBAT”シリーズは同社のスタンダードな純正PTTスイッチ・ユニットである“K”シリーズをベースに、同一の送話機能を有する大小2つのPTTスイッチを備えたユニークなモデルです。

“K”シリーズと同じく、側面に備えられた標準的なサイドPTTスイッチは、押下した際のクリック音を最小限に留めており、静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。このサイドPTTスイッチに加え、“COMBAT”シリーズで新たに設けられたのが前面のエマージェンシーPTTスイッチです。直径1インチの大型のPTTスイッチを採用し、銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、スイッチの側面は大型のシュラウドで覆われています。

この特徴的なエマージェンシーPTTスイッチは、同社のクライアントである軍関係者からの実戦的要請によってデザインされました。常用する小型のサイドPTTスイッチが静粛性を優先した実戦用であるのに対し、 エマージェンシーPTTスイッチは被弾などで負傷した“ダウン・オペレーター”の状態に陥っても使用しやすいよう配慮された非常用です。非常時でも容易に押下できるようにスイッチ自体を極端に大型化したのに加え、通常のスイッチよりも敢えてスイッチの押下長を深くし、 プッシュ時とリリース時のクリック音を確実に聞き取れるほど鮮明にしています。これにより意識が朦朧とした非常時でも感覚的に送話状態を触知できるのが最大の特徴です。非常事態に陥ったダウン・オペレーターがPTTスイッチを押下して仲間に応援や救助を求める際、 送話の開始と終了が“感触”と“音”によって鮮明に触知できるということが大きな安心感と信頼性を提供するのです。

このエマージェンシーPTTスイッチを備えた“COMBAT”シリーズは、 その実戦的な特徴から米国内の法執行関係機関をはじめとした軍・警察特殊部隊など多くのタクティカル・ユースからの支持を得て、前述の“K”シリーズに続き、同社を代表するPTTスイッチ・ユニットとなりました。米国を代表する警察SWATチームを擁するLAPD(ロサンゼルス市警察)では、 側面にリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルを追加装備した同社の“COMBAT”シリーズを採用しており、 SWATチームやK-9(警察犬)ユニット、機動隊などの所属するメトロポリタン・ディヴィジョンなどのタクティカル・セクションにおいて使用しています。


▲LAPD SWATチームで現行採用中のPELTOR社製の第三世代COMTACシリーズ“SWAT-TAC III ACH”
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー
タクティカル・ヘッドセットに接続したAtlantic Signal社製“COMBAT PTT”スイッチ・ユニット・アッセンブリー


本品はLAPD SWATで採用されているオプションのリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルが装備された実戦部隊からの希少な放出品です。
小傷など若干の使用感は見受けられますが、放出品としては美品に近い状態です。
通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「A」
出品名 「実物 LAPD SWAT採用 Atlantic Signal COMBAT PTT」
状態 「中古」
開始価格 「49,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
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2016年01月23日
Atlantic Signal COMBAT Push To Talk Switch #01





米国内の戦術通信機器メーカーであるAtlantic Signal:アトランティック・シグナル(旧社名New Eagle:ニュー・イーグル)社の主力製品である“COMBAT:コンバット”PTT(Push To Talk:プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ・ユニット及びアッセンブリーです。
“COMBAT”シリーズは同社のスタンダードな純正PTTスイッチ・ユニットである“K”シリーズをベースに、同一の送話機能を有する大小2つのPTTスイッチを備えたユニークなモデルです。
“K”シリーズと同じく、側面に備えられた標準的なサイドPTTスイッチは、押下した際のクリック音を最小限に留めており、静粛性が求められるステルス・エントリーなどでも戦術的優越性を損ないません。このサイドPTTスイッチに加え、“COMBAT”シリーズで新たに設けられたのが前面のエマージェンシーPTTスイッチです。直径1インチの大型のPTTスイッチを採用し、銃のスリングなどの接触による誤送信を防ぐため、スイッチの側面は大型のシュラウドで覆われています。
この特徴的なエマージェンシーPTTスイッチは、同社のクライアントである軍関係者からの実戦的要請によってデザインされました。常用する小型のサイドPTTスイッチが静粛性を優先した実戦用であるのに対し、 エマージェンシーPTTスイッチは被弾などで負傷した“ダウン・オペレーター”の状態に陥っても使用しやすいよう配慮された非常用です。非常時でも容易に押下できるようにスイッチ自体を極端に大型化したのに加え、通常のスイッチよりも敢えてスイッチの押下長を深くし、 プッシュ時とリリース時のクリック音を確実に聞き取れるほど鮮明にしています。これにより意識が朦朧とした非常時でも感覚的に送話状態を触知できるのが最大の特徴です。非常事態に陥ったダウン・オペレーターがPTTスイッチを押下して仲間に応援や救助を求める際、 送話の開始と終了が“感触”と“音”によって鮮明に触知できるということが大きな安心感と信頼性を提供するのです。
このエマージェンシーPTTスイッチを備えた“COMBAT”シリーズは、 その実戦的な特徴から米国内の法執行関係機関をはじめとした軍・警察特殊部隊など多くのタクティカル・ユースからの支持を得て、前述の“K”シリーズに続き、同社を代表するPTTスイッチ・ユニットとなりました。米国を代表する警察SWATチームを擁するLAPD(ロサンゼルス市警察)では、 側面にリモート・ボリューム・コントロール・ダイヤルを追加装備した同社の“COMBAT”シリーズを採用しており、 SWATチームやK-9(警察犬)ユニット、機動隊などの所属するメトロポリタン・ディヴィジョンなどのタクティカル・セクションにおいて使用しています。
本品はポリスショップを介し、特別にLAPDから取り寄せた非常に貴重なSWATチーム支給品仕様の実物です。
未使用の新品に近い状態ですが、通信機能の動作確認はしておりませんので、あくまでコレクションアイテムとお考えください。
保管場所 「B」
出品名 「LAPD SWAT支給実物 Atlantic Signal PTTスイッチ」
状態 「中古(美品)」
開始価格 「128,000円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
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