2020年04月21日
HK MP5 4 Position Ambidextrous Trigger Housing German
ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン専用のメーカー純正実物4ポジション・アンビデクストラス・トリガー・ハウジングです。
フルオート、3バースト、セミオート、セーフティの発射機能を有し、両利きに対応するよう両側にセレクター・レバーを搭載した4ポジション・トリガー・グループの内蔵に対応しています。
各発射ポジションは現行のHKウェポンで定番となった弾丸マークのピクトグラム表記が両面に採用されており、運用国の言語的制約を受けず、視覚的に発射ポジションを認識することができます。
ハウジング本体は軽量かつ耐腐食性に優れた合成樹脂が採用されており、プッシュ・ピンとの接合部となる内側を中心に補強用の金属フレームがインサートされています。
ハウジング内部には、対応した実銃用の各種トリガー・グループのほか、トイガンでもVFCが製造するガス・ブローバックMP5シリーズのトリガー・グループであれば、無加工で内蔵することが可能です。
VFC MP5Kの実物4ポジション・トリガー・ハウジング換装については、こちらの記事(HK MP5K 4 Position Ambidextrous Trigger Housing German)を参照願います。
今回はVFCのMP5ではなく、無可動実銃のMP5A5に付属していたトリガー・ハウジングを換装したいと思います。
このMP5はレシーバーに英国警察で運用される小火器用のプルーフ・マークが打刻されており、実際に英国警察へ供給されていた個体です。ただ、購入時に標準搭載されていたトリガー・ハウジングは、第三国で生産されたOEM製品のようで、デザインは同一ながらH&K純正品に打刻されているH&Kの表記がなく、また経年劣化から表面の梨地加工が薄れ、ピクトグラム表記にもかすれが目立ちます・・・。
本品の生い立ちについては、こちらの記事(無可動実銃 MP5A5 鑑賞編)を参照願います。
ということで、化粧直しのため古いトリガー・ハウジングを新品の純正品と換装します。
換装作業自体は非常に簡単で、工具類は一切不要です。
まずはフィールド・ストリッピングの手順で、ショルダー・ストックを取り外し、レシーバーとトリガー・ハウジングを固定する前後2本のプッシュ・ピンを抜き取ります。
レシーバーからトリガー・ハウジングを取り外したら、今度はトリガー・ハウジングからトリガー・グループを抜き取ります。
この作業も工具はいりませんが、少しコツが必要なので通常分解・組み立ての詳細手順は下記の動画を参照願います。
抜き出したトリガー・グループを新しいトリガー・ハウジングに挿入し、セーフティー・レバーを元どおりにセットして機能点検を済ませれば、移植完了です。
移植した3バース・メカニズム搭載の4ポジション・トリガー・グループを真上から眺めます。旧来の“SEF”3ポジション・トリガー・グループに比べ、非常に複雑なメカニズムが目立ちます。
トリガー・ハウジングへのトリガー・グループの移植作業は、一切の抵抗感なく非常にスムースに行え、全くストレスを感じません。派生型同士で部品の共通化を図ったシステム・ウェポンとして、非常に優れた完成度と工作精度であることを実感できます。
なお、本品はMP5Kを除くフルサイズMP5シリーズのほか、MP5の民間市場向けセミオート・カービンであるHK94、5.56x45mm NATO弾薬に準拠したアサルト・ライフル・シリーズであるHK33/53/93(HK33の民間市場向けセミオート・ライフル)にも対応しています。
ハウジング前部の金属フレームには、MP5の製品番号を意味する“62”に続き、6桁の製造番号、対応弾薬、HKの社名等が刻印されています。
最後にトリガー・グループを移植した新しいトリガー・ハウジングを組み込み、ショルダー・ストックを元に戻せば換装作業は完了です。
作業時間は慣れれば1~2分程度といったところでしょうか。
トリガー・ハウジングを新しくしただけで、大分見栄えが良くなりました。
本品は新品として入手し、上記のとおり無可動実銃に組み込み、撮影等で使用した中古品となります。
VFC MP5 GBBには無加工で装着可能ですが、実銃と規格の異なるトイガンには取付けできません。
保管場所 「A」
品名 「実物 ドイツH&K純正 MP5 4ポジション グリップフレーム VFC MP5 GBB対応」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「39,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube
2019年10月12日
HK MP5 2 Position (0-1) Trigger Housing
ドイツH&K MP5サブ・マシンガン専用の実物2ポジション・トリガー・ハウジングです。
現行供給されているアンビデクストラス仕様のネービー・タイプ・トリガー・ハウジングではなく、片側のみにセレクター・レバーを搭載し、グリップ部分にフィンガー・グルーブが設けられた旧型の“S-E-F”タイプ・トリガー・ハウジングです。
本品はフルオート射撃機能を排したMP5SF(Single-Fire)セミ・オートマチック・カービンに搭載される2ポジション・トリガー・パックの内蔵に対応しており、セレクター・レバーの表記も“0(セーフティ)”、“1(セミオート)”のみの刻印となっています。
本品はドイツH&K純正品ではなく、欧州の法執行関係機関向けにサード・パーティーから製造供給されている製品で、セレクター選択表記も純正品に見られるドイツ語表記の“S-E-F”ではなく、“0-1”の数字表記となっています。
法令の制約や過剰殺傷能力、治安維持組織の武装強化を問題視する国内世論など、様々な要因によって警察をはじめとした法執行関係機関でも堂々と全自動火器を装備できない国家は珍しくありません。
例えば日常的に市民の近くで街頭警備などにあたるイギリスのロンドン警視庁所属AFO(公認射手)は、フルオート射撃機能を排したMP5SFを運用してます。
また、我が国でも人質立てこもり事件などの特殊刑事事件に対処する警視庁刑事部所属SIT(特殊犯捜査係)において、短縮型のMP5Kに2ポジション・トリガー・グループを搭載したMP5SFKの運用が確認されています。
既に旧型のS・E・Fトリガー・ハウジングに3ポジション・トリガー・パックを搭載したフルオート射撃も可能なMP5A2/A3を保有していた場合、2ポジション・トリガー・パックを内蔵した本品を用意すれば、トリガー・ハウジングを換装するだけで、セミオート射撃のみが可能なMP5SFをに容易に再現することが可能です。
また、本品には“0(セーフティ)”、“1(セミオート)”刻印のみが打刻されていますが、実際には“F(フルオート)”ポジション選択位置(数字表記の場合は標準マガジン容量の“30”と表記)は残されており、必要であれば元々の3ポジション・トリガー・パックを内蔵することでフルオート射撃も可能となります。
現行供給のネービー・タイプ・トリガー・ハウジングを備えたMP5シリーズの供給が開始されて30年近くが経過しますが、欧州の一部の法執行関係機関では1970年代から80年代にかけて製造された旧型トリガー・ハウジングを備えるMP5の運用が未だに続いています。最近では2019年10月9日にドイツ東部ハレ(Halle)でシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)を狙った無差別銃撃事件が発生した際、地元ドイツ警察の特殊部隊が旧型トリガー・ハウジングと旧型スリム・ハンドガード、旧型ストレート・マガジンを備えたMP5A2を携え、第一線の事件現場に出動していたことが確認できます。
強化ポリマー製のトリガー・ハウジング本体内部には、純正品と同じく金属製シャーシが内蔵されており、一定の強度を保っています。
未使用品として入手しましたが、海外製品の特性上、流通過程に伴う擦過跡や小傷がある場合があります。
実銃用部品です。トイガンへの取付けには加工が必要な場合があります。
本体重量:約190g
保管場所 「A」
品名 「実物 MP5SF 2ポジショントリガーハウジング グリップフレーム」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「9,800円」
※上記は保管上の参考事項です。個別販売はしておりません。詳細は当ブログ概要ページをご覧ください。
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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2018年09月08日
HK MP5K 4 Position Ambidextrous Trigger Housing German
ドイツH&K社製MP5Kサブ・マシンガン(9x19mmパラベラム弾薬準拠)専用の実物4ポジション・アンビデクストラス・トリガー・ハウジングです。
フルオート、3バースト、セミオート、セーフティの発射機能を有し、両利きに対応するよう両側にセレクター・レバーを搭載した4ポジション・トリガー・グループの内蔵に対応しています。
各発射ポジションは現行のHKウェポンで定番となった弾丸マークのピクトグラム表記が両面に採用されており、運用国の言語的制約を受けず、視覚的に発射ポジションを認識することができます。
ハウジング本体は軽量かつ耐腐食性に優れた合成樹脂が採用されており、プッシュ・ピンとの接合部となる内側を中心に補強用の金属フレームがインサートされています。
ハウジング前部の金属フレームには、MP5Kシリーズを意味する“64”の型番に続き、6桁の製造番号、対応弾薬、HKの社名等が刻印されています。
VFCが製造するガス・ブローバックMP5シリーズのトリガー・グループであれば、無加工で実物トリガー・ハウジングに内蔵することが可能です。
VFC MP5Kに標準搭載されたネービー仕様3ポジジョン・トリガー・ハウジンをH&K社製4ポジション・トリガー・ハウジングに換装した状態。H&Kのバリアントでは、標準のアイアン・サイト・システムと4ポジション・トリガー・グループを搭載した“MP5KA4”と呼ばれる仕様です。
換装の手順も実銃と同様で、構造的な違和感なく本体レシーバーに装着することができます。
通常の全自動式のMP5Kシリーズは、前後部の2本のプッシュ・ピンを用いてトリガー・ハウジングをレシーバーに固定します。
しかし、軍・司法機関向けのトリガー・ハウジングを容易に取り付けられないように、SP89やSP5Kなど民間向け半自動式モデルは前部のフロント・アタッチメント・ポイントのみ、プッシュ・ピンではなくクリップ固定式を採用しています。
本品は民間向け半自動式モデルへ無加工で取付け可能なように、フロント・アタッチメント・ポイントへクリップ固定式に対応した切削加工が施されています。
VFC MP5Kには無加工で装着可能ですが、実銃と規格の異なるトイガンには取付けできません。
保管場所 「A」
品名 「実物 ドイツH&K純正 MP5K 4ポジション グリップフレーム」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「39,800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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