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Posted by ミリタリーブログ at

2021年09月10日

東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5 開封編

東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




皆さん、こんにちは!

今回ご紹介するのは先月8月18日に発売されて以降、その再現性や実射性能の高さから巷で話題を席捲している東京マルイ製次世代電動ガン“MP5A5”です。

今年は東京マルイが電動ガンの発売を開始してから30周年となる節目の年。その記念すべき年に、東京マルイが誇る技術の集大成として満を持して発売した次世代MP5には、新開発されたマイコン制御機能の“M-SYSTEM”をはじめ、シリーズ初となる様々な先進機能が搭載されています。

自称MP5フリークのわたくしですが、実のところ現在は専門誌はおろか、ネット上のトイガン情報もろくにチェックしていなかったため、お恥ずかしながら発売数カ月前までは、東京マルイが次世代MP5を発売予定どころか、開発中ということすら知りませんでした。

そんなある日、サバゲー仲間の知人と雑談中、ようやく寝耳に水の如くその情報に触れます。



知人『そういえば今年中にマルイが次世代MP5出すらしいですよ。MP5好きなら当然買いますよね~』


わたくし『ハハッまたぁご冗談を~。今さらマルイが次世代でMP5なんて出すわけないじゃないですか~』


知人『え、まさか知らないんですか。もう実機も出てて、マルイのYouTubeチャンネルでも紹介されていますよ。夏頃には発売するみたいですけど』

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わたくし『じ、次世代のMP5? この10年頑なに次世代でサブ・マシンガンをラインナップしなかったマルイが・・・マジですか』



次世代電動ガンが初登場した当初、一時期は夢にまで見ながら“マルイがつくるわけない”と諦めかけていた次世代MP5。ここにきて、遅ればせながらようやく次世代MP5の発売情報をゲットし、急いで話に上がったマルデカ宣伝本部の動画をチェックするなど情報収集を開始。













マ、マジでした・・・。

単にMP5といっても、皆様ご存知のとおりMP5シリーズにはスタンダード(標準型)、SD(減音器搭載型)、K(短縮型)など様々なバリアントが展開されており、同じバリアントでも製造年代やトリガー・グループ、バット・ストックの組み合わせ、さらにはH&K以外での第三国ライセンス生産製品などを含めると、M4(AR-15)シリーズなどと同様、その種類は無数ともいえます。

そして、今回、東京マルイが次世代MP5のモデルとして選んだのは、MP5がサブ・マシンガンとして花形の地位を保っていた1990年代製造の“MP5A5”。しかも、スタンダード電動ガンのモデルとなっている3ポジション・トリガー・グループ搭載MP5-Navy仕様ではなく、3バーストを含む4ポジション・トリガー・グループを搭載した正真正銘の標準型(ドノーマル)MP5A5です。

新型バット・ストックを搭載したMP5F(MP5E2)をはじめ、21世紀以降に主流となった強化型MP5や最新パーツで組み上げられたタクティカル・カスタム仕様MP5などではなく、東京マルイは記念すべき次世代MP5シリーズとして、あえて1980年代に登場した改良型MP5であるMP5A5をチョイスしたのです。

軍・警察を問わず、世界各国の戦術部隊で愛用されたオールドスクールな超ド定番モデルだからこそ、ダイ・ハード全盛世代の1980年代後半から近年まで幅広い年代・装備とも相性が良く、MP5フリークも納得のモデル選定だと思います。


H&K MP5A5
▲東京マルイ製次世代電動ガンMP5A5のモデルとなった実物のMP5A5サブ・マシンガン(無可動実銃)




とりあえず、ざっと調べた次世代MP5の特筆すべき主な特徴は下記のとおりです。


・シュート&リコイルエンジン搭載

トリガーを引くことで、発射と同時にボルトを模した約300gのウェイトが作動し、本体内部で発生した強烈な反動が全身に伝わります。また、マガジンが空になると発射作動がストップするオートストップ・システムと、ボルト・ハンドルを引いてオートストップを解除するボルト・リリース機構を搭載。作動や操作性のリアリティを追求したモデルとなっています。


・3バーストを再現

セミ/フルオート発射に加え、トリガーを引くと3発発射する3バースト発射を完全再現。左右どちらからも操作可能なセレクターは、メカBOXを貫通する軸で連動し、スムーズな回転としっかりしたクリック感を実現しました。


・FET搭載

従来の機械式スイッチに代わり、FET(電子式スイッチ)を搭載。機械式スイッチに比べて接点で発生する電流ロスが少なくなり、トリガーを引いてからBB弾を発射するまでのレスポンスが向上しています。

・M-SYSTEM

マイコン(MCU=マイクロ・コントローラー・ユニット)がFET、FC(Fire Control)、バッテリー、モーターを総合的に監視・制御する「M-SYSTEM」を新開発。7ヶ所のセンサーからの情報や様々な電圧を監視して、射撃モード切り替えやモーターの回転制御を行うだけでなく、各所の破損や異常を検知して作動をストップするなど、安全性も兼ね備えたシステムとなっています。

・外観の再現度を追求

アッパーレシーバーなど多くの金属製パーツに、本物に近い質感の粉体塗装を採用。また、ハンドガードやロアレシーバー、バットプレート、セレクター、コッキング・レバーは、本物の素材に近い強化ナイロン樹脂で成形しています。

・各所の剛性をUP

コッキング・ハンドルの部品構成の見直し&強化ナイロン樹脂の採用により、ロックしたコッキング・レバーを叩いて戻す、通称「HKスラップ」が可能。また、スライド式リトラクタブル・ストックも新構造になり、リアルさと剛性がアップしています。

・アジャスタブル・リアサイト

ドラムタイプのリアサイトは、本物同様に付属のリアサイト・アジャストツールで着弾の上下を、プラスドライバーで着弾の左右を調整することが可能です。

・プレス仕上げのリアルなマガジン

装弾数72発。本物同様に継ぎ目を全周溶接した、スチールプレス製アウターケース採用のマガジンが付属します。


-東京マルイ公式Webサイトより引用抜粋-




う~ん、これらの主な特徴を見るだけでも次世代MP5が従来の次世代電動ガンとは一線を画する、全くの新世代モデルであることが分かります。

そして、なによりもマルデカ宣伝本部の“デカ広報”こと、広報課島村さんの熱量から、東京マルイが次世代MP5にかける本気度の高さがうかがえます。









なんやかんやで7月ころには発売日が決定し、速攻予約。

発売日を首をなが~くして待つ日々も、マルデカ宣伝本部からは開発裏話を含む追加情報が続々公開され、さらに期待は膨らむばかり・・・。

そして、いよいよ待ちに待った発売日に入手!

・・・だったんですが、時期が悪く多忙により開封の儀を催せず。

期待が大きいからこそ、初対面を適当には扱いたくないマニア心が響き、最近になって今さら開封に至ります。

今後、なが~い付き合いとなるであろうエポックメイキングな新製品、次世代MP5。

自分のための備忘録も兼ねて、数回にわたって気まぐれにレビューをしていこうかな~と思います。

当方、あまりメカ関係には詳しくないので、こちらでは主に実銃と比較した外装の再現性や実物パーツとの互換性などに焦点を当てていくつもりです。




さて、前置きが大変長くなりましたが、初回は開封の儀をおおくりします。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




マルデカ宣伝本部いわく、MP5本体同様にこだわりをもってデザインしたというパッケージ(73cm x 32cm x 11cm)。

黒を基調として余分な要素を排したシンプルなデザインからは、洗練さと高級感を感じられます。

さらにパッケージ表面には、ツルツル&デコボコと肌触りの良い特殊な表面加工が施されています。

これらのデザインは、MP5の主要ユーザーである警察特殊部隊の装備品、とりわけタクティカル・ベストなどで使用されるナイロン生地をイメージしているとのことです。






東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




パッケージ四方の“MP5A5”の文字は、銀の光沢に加えて金属加工製品のようなヘアラインが浮いており、スタンダード電動ガンとは明らかに異なった高級仕様となっています。

これ、当初は銀紙を張り付けた箔押し加工だと思っていたのですが、実は元々パッケージ表面全体が銀紙で、MP5A5の文字列だけを残して黒いナイロン生地風の表面加工を施しているとのこと。

東京マルイ渾身の作だけあって、パッケージだけでも結構なコストが掛かっているようです。

う~ん、さらに期待が膨らみます。

それでは、いざ開封!




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




おお、中身は至ってシンプルな印象。

黒を基調としたモダンなパッケージなので、このままディスプレイしても絵になりそうです。

とりあえず、内容物を眺めます。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




最初に目を引くのは、もちろんMP5A5本体。

手に取らずとも、外観だけでも伝わってくるホンモノ感・・・。

明らかに従来のスタンダード電動MP5シリーズとは異なる只ならぬ雰囲気です。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




レシーバーとグリップ・フレーム周辺。

実銃を忠実に研究・再現したと豪語するだけあって、外観のリアリティは実銃に迫るものがあります。

レシーバーの表面仕上げは実銃と同様の粉体塗装を採用し、質感は限りなく実銃に近いリアリティを再現しています。

また、形状だけでなく、素材の選定にまでこだわり抜いたという強化ナイロン樹脂製グリップ・フレームは、H&K社製の実物と見まごうばかりです。

東京マルイ製スタンダード電動ガンMP5Jでは、ポジション表示のみの再現だった3バーストですが、次世代MP5では電子制御による3バース射撃機能が実装されています。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




フロント周辺。

グリップ・フレーム同様、ハンドガードの形状や質感も実物を忠実に再現されています。

コッキング・チューブに設けられたコッキング・ハンドルは、次世代電動ガン“MP5A5”の真骨頂ともいえます。

従来のスタンダード電動ガンではコッキング・ハンドルは、“ただの飾り”でしかありませんでした。しかし、次世代MP5では実銃同様の射撃動作を擬似的に再現し、オート・ストップ機能とコッキング・ハンドルが連動したボルト・リリース機構を搭載。

射撃中、マガジンが空になるとオート・ストップ機能により動作が一時停止、再びフレッシュ・マガジンを装填し、コッキング・ハンドルを引くとオート・ストップ機能が解除され、射撃が可能となります。

このボルト・リリース機構は、HKウェポンでは定番となった実銃同様の装填動作、通称“HKスラップ’(HK Slap)”に対応。実銃のようにハンドルを後退位置から激しく叩いて前進動作させても、ビクともしない高い剛性を実現しているとのことです。






東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




本体に続いて付属品を眺めます。

まずはマガジン。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




本体には72連射ノーマル仕様マガジン1本が付属。

本体の素材には、実物マガジン同様の堅牢なスチール・プレス製アウター・ケースを採用。さらに実物にも施されている継ぎ目の全周溶接加工が施され、スタンダード電動ガン専用マガジンとは明らかに異なる雰囲気です。

パッケージ内には予備マガジンを保持するスペースも確保されており、LE(法執行機関)向け実物マガジンの刻印をオマージュした紙製ダミー・マガジンで覆われています。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




そして、こちらは次世代MP5のために新規設計された“3LUG(ラグ)マズル・アダプター”。

銃口にネジ込み式サプレッサー用のスクリューをもたない次世代MP5は、銃身先端部分に3つの突起を設け、各種マズル・オプション・デバイスを装着可能な“3ラグ”を装備しています。

HKウェポン・システムでは伝統的な3ラグ・システムですが、対応可能なマズル・オプションは当然、同システムに対応したモデルに限られます。

このマズル・アダプターは、既存のネジ込み式サプレッサーを本機で運用するための変換アダプターで、アダプターを介して14mm逆ネジ対応のサプレッサーを装着運用することができます。

また、アダプター本体に加え、東京マルイ純正サイレンサーに応じたスペーサーも付属しています。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




続いて各種付属品一式のご紹介。本機には以下の付属品が同封されています。


・3ラグ対応保護キャップ

・次世代電動ガンMP5用リアサイト・アジャスト・ツール

・0.2g高精度BB弾

・M3止めネジ用六角レンチ 1.5mm(ギアかみ合わせ微調整で使用)





東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




今回は撮影し忘れましたが、パッケージ中敷きの裏側には、他の電動ガンに付属しているタイプと同様のチャージャー/チャージング・ロッド、クリーニング・ロッドが同封されています。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




パッケージ上蓋の内側には、取扱い説明書などの書類一式が同封された封筒が収まっています。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




こちらが同封書類一式。





東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5






ドイツ語が表記されたそれっぽい白封筒。

ドイツ語は全くの門外漢なのですが、翻訳機で翻訳してもらったところ、黄色でハイライトされた中央の一文は「オペレーター・マニュアル」、その下には「取扱い説明書が付属しています。いつでも確認できるように手元に置いておいてください。また、紛失しないように注意してください。」との旨が記載されているようです。






東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5






純白の封筒に反して、渋く真っ赤な体裁が目を引く取扱い説明書。






東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




マルデカ宣伝本部でも明かされていましたが、このデザインは実銃の取扱い説明書を再現したものです。

ちょうど、手元に実銃用の古い取扱い説明書がありましたので、並べてみました。

渋い色合いといい、独特の質感模様といい、よく再現されていると思います。

VFC MP5シリーズをはじめ、海外製トイガンはこういったパッケージにあまり手間を掛けたこだわりを感じることが少ないのですが、些細なことでもマニアを“ニヤリ”と満足させる、こういった徹底した遊び心や気遣いは、日本のメーカーならではだなぁと感心します。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




東京マルイ製品の説明書ではお馴染みの実銃概要説明、次世代電動ガンMP5の特色などが記載されています。

なお、東京マルイ製エアソフトガン各製品の取扱い説明書については、東京マルイの公式Webサイトからもダウンロード閲覧可能です。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




最後に本体をパッケージから取り出し、付属のマガジンを装着。

う~ん、本体を手に取ると、ずっしりとした正に金属の重みを感じることができます。

感覚的には初めて無可動実銃のMP5A5を手にしたときに近いですね~。

それもそのはず、リアリティにこだわり抜いた次世代電動ガンMP5A5の重量は、なんと実銃に迫る3.1kg!

既存のスタンダード電動ガンMP5A5の重量が1.9kgですから、全くもって比較になりません。

ちなみに同じ重量3.1kgのスタンダード電動ガンを探したところ、フルサイズ軍用ライフルであるM16A2が一致しました(ライバルのAK47は2.9kg)。





東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




手に取って本体を舐めるように眺めていると、排莢口から覗くダミー・ボルト(ボルト・キャリアー)に“キズ防止シール”なるものが貼られていることに気づきました。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




同封の注意書きを読むと、コッキング・ハンドルやシュート&リコイル・エンジンの動作によって、ダミー・ボルトに傷が生じるおそれがあるとのこと。

構造上どうしても可動傷が生じるAKライフルのセレクターでも、こんなシールを見たことがありますね。

・・・美術品じゃなくてサバゲーでガンガン使う実用品なんだし、傷ついてなんぼじゃい!!

ということで、ペロっと早々に剥がします。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




最後に別途購入した72連射予備マガジン(定価3,480円)たち。

私が予約購入した店舗では、予備マガジンはお一人様3本までしか購入できなかったなので、とりあえず最大数を確保しました。

本体に付属したマガジンを加え、全部で4本もあれば合計弾数およそ280発。フルオートを多用しなければ、ゲームではなんとかなりそうです。





東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5




なお、ゲーマーには欠かせないゼンマイ巻き上げ式の200連射マガジンは、本日9月10日発売。

もちろん、予約購入済みです。

200連射マガジンの仕様については現物到着後、レビューを加えさせていただきます。




東京マルイ 次世代電動ガン H&K MP5A5



ということで、次世代電動ガン“MP5A5”開封編は以上となります。

天下の東京マルイが電動ガン発売開始30周年の節目に、満を持して発売した製品だけあり、フルスチール外装が当たり前となった既存の海外製高級モデルで肥えた目をもつ往年のMP5フリークであっても、決して期待を裏切らない素晴らしい仕上がりです。

本機の異次元級ともいえる実射性能の高さについては、既に多くの皆様がレビューされていますので、次回以降は東京マルイが細部までこだわり抜いたという本体ディティールの再現性について取り上げたいと思います。

それでは!










日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube



東京マルイ MP5 A5(次世代電動ガン) /マルイ HK H&K 警察 SAT SWAT 特殊部隊


  

2021年09月07日

HK MP5 3 Position Navy Extended Selector Lever (ESSL)

ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応の純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”です。

標準型のセレクター・レバーに比べ、親指を掛けやすいようにレバー全長が拡張され、セレーションによる滑り止め加工が施された戦術部隊向けH&K純正カスタム・パーツです。

トリガー・パックに挿入するアクスル付き左側仕様エクステンデッド・セレクター・レバーに加え、標準型セレクターと同様の右側仕様アンビデクストラス・セレクター・レバーが付属します。

ピクトグラム表記アンビデクストラス型のトリガー・ハウジングを備え、安全・単射・連射(0-1-F)の射撃機能を有するNavy仕様3ポジション・トリガー・パックへの取付けに対応しています。


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K社製MP5サブ・マシンガン対応純正“3ポジション・ネービー・エクステンデッド・セレクター・レバー(ESSL)”


ドイツH&K製造品を新品として入手しました。工場出荷の未使用状態ですが、海外軍用製品のため、当初から小傷や色ムラがあります。

実銃の3ポジション・トリガー・パックに対応しています。

実銃であってもフィンガー・チェンネル付き旧型トリガー・ハウジング、S-E-F仕様トリガー・パックには搭載できません。

また、VFC MP5 GBBをはじめとしたトイガンに搭載する場合は、トリガー・ボックス及びセレクター・キャッチ・レバーなどの加工が必要です。


重量:アクスル付き左側仕様エクステンデッド・セレクター・レバー 21g / 右側仕様アンビデクストラス・セレクター・レバー 8g


保管場所 「A」
品名 「実物 ドイツH&K純正パーツ MP5 Navyタイプ エクステンデッドセレクターレバー(ESSL)セット」
状態 「未使用品」
数量「1」
開始価格 「29,800円」


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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東京マルイ MP5 A5 次世代電動ガン バッテリー 充電器フルセット /0


  

Posted by JP-SWAT.com at 18:32MP5 Partsセレクター レバーH&K

2021年06月27日

B&T bumper pad for MP9/TP9/APC9 magazine BT-361033

B&T MP9/TP9/APC9/GHM9 マガジン・バンパー ・パッド BT-361033


スイスに拠点を置く銃器関連製品メーカー“B&T(Brügger & Thomet)AG”社製のマガジン・バンパー・パッド(B&T bumper pad for MP9/TP9/APC9 magazine BT-361033)です。

軍・法執行機関向け銃器カスタム・パーツの製造を主力とするB&T社は、サウンド・サプレッサーなどのカスタム・パーツ分野だけでなく、その経験を活かして独自設計したAPC(Advanced Police Carbine)シリーズをはじめとして、軍・法執行機関向けの銃器製造にも力を注いでおり、その事業規模を拡大しています。

2019年には米陸軍が主導した9mm口径自衛用小型サブ・マシンガンSCW(Sub Compact Weapon)トライアルにおいて、各国の大手銃器メーカーが提出した競合モデルを制し、同社APC9シリーズの小型短縮モデルであるAPC9Kが制式採用されました。これは第2次世界大戦中に米陸軍がM3グリース・ガンを制式採用して以来、初となるサブ・マシンガンの制式採用であり、銃器メーカーとして歴史の浅い同社にとっては歴史的快挙といえます。

また、同社は創設当初から各国の軍・法執行機関で採用率の高いMP5シリーズをはじめとしたH&Kウェポン向けマウント・レールやハンドガード、ショルダー・ストック、サウンド・サプレッサーなどの周辺カスタム・パーツを多数ラインナップしており、世界各国の代理店を通じ、HKウェポンを運用する戦術部隊に製品を納入しています。

我が国にも同社の代理店が置かれており、各都道府県警察警備部機動隊所属の銃器対策部隊をはじめ、MP5を大量運用する警察機関において、ライト付きハンドガードやレール・システム、光学照準器用のマウントなど、複数の同社製品の採用が確認できます。


B&T MP9/TP9/APC9/GHM9 マガジン・バンパー ・パッド BT-361033


本品はB&Tが製造展開する9x19mmパラベラム拳銃弾準拠のウェポン・シリーズ(2021年現在、下記5シリーズ)純正マガジン専用のマガジン・バンパー・パッドです。

・9mmフルオートマチック・カービン - APC9シリーズ
・9mmセミオートマチック・カービン - SPC9シリーズ
・9mmフルオートマチック PDW - MP9
・9mmセミオートマチック PDW - TP9
・9mmセミオートマチック・カービン - GHM9

シリーズ間で相互運用性を有する半透明ポリマー製マガジンには、10発から30発まで装填容量別に全長の異なる下記5種類のモデルが用意されており、オペレーターは対応任務に応じて適正マガジンを選択することができます。

・30発容量(30RD 9mm Magazine BT-30183)
・25発容量(25RD 9mm Magazine BT-30298)
・20発容量(20RD 9mm Magazine BT-30296)
・15発容量(15RD 9mm Magazine BT-30209)
・10発容量(10RD 9mm Magazine BT-30425)

B&T  MP9/TP9/APC9/P26/KH9/GHM9 ポリマー・マガジン BT-30183


マガジン周辺オプション・パーツとして供給されるバンパー・パッドは、軽量かつ耐衝撃性に優れたエラストマー製で、マガジン・チェンジの際にマガジンを地面に落下させてもマガジン・ベースの損傷を防ぎます。また、着脱が容易な構造のため、工具を使用しなくても数秒で純正マガジンの底部に装着することができます。


B&T MP9/TP9/APC9/GHM9 マガジン・バンパー ・パッド BT-361033


保管場所 「A」
品名 「実物 B&T社製 APC9 / MP9シリーズ純正マガジン対応 純正マガジン・バンパー・パッド」
状態 「未使用品」
数量「1」
開始価格 「4,800円」


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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【初回限定特典アリ】ARROW ARMS APC9-K 電動ガン 【初回限定特典→ SOTAC製 T2タイプドットサイト付き】


  

Posted by JP-SWAT.com at 22:40マガジンバンパーB&T

2021年05月23日

B&T magazine for MP9/TP9/APC9, 30 rounds, cal. 9mm BT-30183

B&T  MP9/TP9/APC9/P26/KH9/GHM9 ポリマー・マガジン BT-30183


スイスに拠点を置く銃器関連製品メーカー“B&T(Brügger & Thomet)AG”社製のMP9/TP9/APC9シリーズ対応30発容量マガジン(B&T magazine for MP9/TP9/APC9/GHM9 30 rounds, cal. 9mm BT-30183)です。

軍・法執行機関向け銃器カスタム・パーツの製造を主力とするB&T社は、サウンド・サプレッサーなどのカスタム・パーツ分野だけでなく、その経験を活かして独自設計したAPC(Advanced Police Carbine)シリーズをはじめとして、軍・法執行機関向けの銃器製造にも力を注いでおり、その事業規模を拡大しています。

2019年には米陸軍が主導した9mm口径自衛用小型サブ・マシンガンSCW(Sub Compact Weapon)トライアルにおいて、各国の大手銃器メーカーが提出した競合モデルを制し、同社APC9シリーズの小型短縮モデルであるAPC9Kが制式採用されました。これは第2次世界大戦中に米陸軍がM3グリース・ガンを制式採用して以来、初となるサブ・マシンガンの制式採用であり、銃器メーカーとして歴史の浅い同社にとっては歴史的快挙といえます。

また、同社は創設当初から各国の軍・法執行機関で採用率の高いMP5シリーズをはじめとしたH&Kウェポン向けマウント・レールやハンドガード、ショルダー・ストック、サウンド・サプレッサーなどの周辺カスタム・パーツを多数ラインナップしており、世界各国の代理店を通じ、HKウェポンを運用する戦術部隊に製品を納入しています。

我が国にも同社の代理店が置かれており、各都道府県警察警備部機動隊所属の銃器対策部隊をはじめ、MP5を大量運用する警察機関において、ライト付きハンドガードやレール・システム、光学照準器用のマウントなど、複数の同社製品の採用が確認できます。


B&T  MP9/TP9/APC9/P26/KH9/GHM9 ポリマー・マガジン BT-30183




本品はB&Tが製造展開する9x19mmパラベラム拳銃弾準拠のウェポン・シリーズ製品(2021年現在、下記5シリーズ)に対応した純正マガジンです。

・9mmフルオートマチック・カービン - APC9シリーズ
・9mmセミオートマチック・カービン - SPC9シリーズ
・9mmフルオートマチック PDW - MP9
・9mmセミオートマチック PDW - TP9
・9mmセミオートマチック・カービン - GHM9

シリーズ間で相互運用性を有するマガジンには、10発から30発まで装填容量別に全長の異なる下記5種類のモデルが用意されており、オペレーターは対応任務に応じて適正マガジンを選択することができます。

・30発容量(30RD 9mm Magazine BT-30183)
・25発容量(25RD 9mm Magazine BT-30298)
・20発容量(20RD 9mm Magazine BT-30296)
・15発容量(15RD 9mm Magazine BT-30209)
・10発容量(10RD 9mm Magazine BT-30425)


B&T  MP9/TP9/APC9/P26/KH9/GHM9 ポリマー・マガジン BT-30183






マガジンは軽量かつ高強度な半透明ポリマー製で、オペレーターは弾薬の残量や安全状態を容易に目視確認できます。

完成品マガジンである本品(Article-no. : BT-30183)は、以下のパーツ群で構成されており、各パーツは補修部品として個別販売されています。

・BT-30180 マガジン・ボディ(Magazine Body 30rds)
・BT-30164 フォロワー・スプリング(Follower Spring)
・BT-30177 マガジン・プレート(Magazine Plate)
・BT-30178 マガジン・フォロワー(Magazine Follower)
・BT-30651 マガジン・スプリング(Magazine Spring 30rds)

また、マガジン周辺オプション・パーツとして、マガジンを地面に落下させても底部の損傷を防ぎ、容易に着脱可能なエラストマー製バンパー・パッド(Bumper Pad BT-361033)、純正マガジンを2本連結可能なマガジン・クランプ(Magazine Clamp BT-22379)が供給されています。






B&T  MP9/TP9/APC9/P26/KH9/GHM9 ポリマー・マガジン BT-30183






米陸軍がSCWとして制式採用したAPC9Kにも付属するB&T純正マジガンは、H&K MP5シリーズなどに対応する旧来のスチール製マガジンに比べ、高強度ポリマーの採用により格段に軽量ながら、高い剛性を維持しています。また、同社が得意とする優れた基本設計と品質管理工程により、マガジンの生命線であるスムーズな給弾性能を実現し、特殊作戦にも耐え得る高い信頼性を誇っています。




パッケージ未開封の新品です。

パッケージ重量:約90g


保管場所 「A」
品名 「実物 B&T社製 APC9 / MP9シリーズ対応 純正ポリマー製マガジン 30発容量」
状態 「新品」
数量「1」
開始価格 「19,800円」


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube




【初回限定特典アリ】ARROW ARMS APC9-K 電動ガン 【初回限定特典→ SOTAC製 T2タイプドットサイト付き】


  

Posted by JP-SWAT.com at 18:34マガジンAPC9 / MP9

2021年05月22日

B&T Adjustable Helmet Stock for MP5 BT-20156 #02

B&T MP5 アジャスタブル・ヘルメット・ストック BT-20156


スイスに拠点を置く銃器関連製品メーカー“B&T(Brügger & Thomet)AG”社製のMP5サブ・マシンガン専用アジャスタブル・ヘルメット・ストック(B&T Foldable/Length Adjustable Helmet Stock for MP5, MP5SD / Part No. BT-20156)です。

軍・法執行機関向け銃器カスタム・パーツの製造を主力とするB&T社は、サウンド・サプレッサーなどのカスタム・パーツ分野だけでなく、その経験を活かして独自設計したAPC(Advanced Police Carbine)シリーズをはじめとして、軍・法執行機関向けの銃器製造にも力を注いでおり、その事業規模を拡大しています。

2019年には米陸軍が主導した9mm口径自衛用小型サブ・マシンガンSCW(Sub Compact Weapon)トライアルにおいて、各国の大手銃器メーカーが提出した競合モデルを制し、同社APC9シリーズの小型短縮モデルであるAPC9Kが制式採用されました。これは第2次世界大戦中に米陸軍がM3グリース・ガンを制式採用して以来、初となるサブ・マシンガンの制式採用であり、銃器メーカーとして歴史の浅い同社にとっては歴史的快挙といえます。

また、同社は創設当初から各国の軍・法執行機関で採用率の高いMP5シリーズをはじめとしたH&Kウェポン向けマウント・レールやハンドガード、ショルダー・ストック、サウンド・サプレッサーなどの周辺カスタム・パーツを多数ラインナップしており、世界各国の代理店を通じ、HKウェポンを運用する戦術部隊に製品を納入しています。

我が国にも同社の代理店が置かれており、各都道府県警察警備部機動隊所属の銃器対策部隊をはじめ、MP5を大量運用する警察機関において、ライト付きハンドガードやレール・システム、光学照準器用のマウントなど、複数の同社製品の採用が確認できます。


B&T MP5 アジャスタブル・ヘルメット・ストック BT-20156




本品はバリスティック・ヘルメットに装備されたバリスティック・フェイス・シールド越しの射撃を可能にするMP5シリーズ専用ショルダー・ストックです。

L字型の特徴的なオフセット形状を採用しているのが最大の特徴で、バリスティック・フェイス・シールド下端とショルダー・ストック上部が干渉せず、適正な照準線を確保しつつ、無理のない姿勢で銃を構えて射撃を行うことが可能となります。

また、MP5シリーズに標準装備されている伸縮式ショルダー・ストックの重量が約700gなのに比べ、本品の主要素材には軽量なアルミニウム合金やポリマー合成樹脂が採用されているため、重量約380gと非常に軽量で射手の負担を軽減します。




B&T MP5 アジャスタブル・ヘルメット・ストック BT-20156


2016年3月19日に報道公開された埼玉県警察警備部機動隊銃器対策部隊の警備部長査閲では、対テロ特殊作戦や凶悪銃器使用犯罪に対処し、準特殊部隊的な性格を有するRATSが初めて実弾射撃訓練を披露しました。

この際、隊員が使用する殆どのMP5は特殊作戦仕様にカスタマイズされ、標準装備のリトラクタブル・ストックからB&T社製アジャスタブル・ヘルメット・ストックに換装されており、日本警察において同製品の採用が初めて公に確認されました。

B&T MP5 アジャスタブル・ヘルメット・ストック BT-20156


パッケージ未開封の新品です。

東京マルイ及びVFC MP5シリーズなど、エンド・キャップ形状が実銃と異なるトイガンには取付けできません。

本体重量:約380g


保管場所 「A」
品名 「実物 B&T社製 MP5サブマシンガン 防弾ヘルメット シールド対応ショルダーストック 日本警察採用品」
状態 「新品」
数量「1」
開始価格 「120,000円」


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
JP-SWAT on YouTube




Classic Army MP5 Foldable Visor Helmet Stock


  

2021年03月18日

無可動実銃 H&K MP5A3 鑑賞編

無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン


前回ご紹介した無可動実銃のMP5A3について、とりあえず外観を細かく眺めてみたいと思います。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン


無可動実銃の定義については、以前の記事で簡単に記述しましたが、それでは「日本の法律上、銃でない状態にまで実銃を加工(破壊)する。」とは具体的にどのような加工が施されているのでしょうか。


購入先である日本唯一の無可動実銃専門店『シカゴレジメンタルス』さんのウェブサイトによると、無可動実銃として絶対に必要な加工は下記のとおりです。



1 銃身内部に鉄製の棒が銃口から薬室まで挿入されて塞がっており溶接によって抜けなくなっていること
2 薬室と銃身にスリットが入っていること
3 薬室は溶接によって塞がっており装填は出来ないこと
4 ボルトの一部若しくは半分を削除して使用不可能にし、機関部本体に溶接で固定されていること
5 引き金を除く、トリガー・メカニズムの一部、若しくは全てを取り外していること

株式会社シカゴレジメンタルス『Q&A よくあるご質問』より引用



上記の加工が施されていることに加え、警察と税関の立ち合いの下に検査され、合法的に通関されていること、輸入時と同じ状態を保つことが必須条件となります。


当然ですが、上記の加工が施されていても公的な検査を受けずに輸入されたもの、実弾を発射できるような改造や可動を楽しむ目的などで一部の加工を排除した場合などは、銃刀法違反や武器等製造法違反となるため、犯罪行為として警察による取締りの対象となります。

話は少し逸れますが、近年では無可動実銃に不正な改造を施した人物が検挙される事件も少なからず発生しています。過去、日本のトイガン発展史が歩んできた銃刀法改正事例(金属製モデルガン規制、エアソフトガンの威力規制等)のように、ほんの一握りの不心得者が検挙されることで社会的な関心が急激に高まり、一気に法規制が強化される場合も多々あります。

無可動実銃は世界最高レベルの銃規制が実現された我が国において、民間人が誰でも一切の所持許可なく、世界各国の軍用銃(例え本来の機能を失った形だけであっても)を所有・鑑賞できる、最後にして唯一無二の手段です。先人が知恵を絞って築いた趣味の世界を台無しにしないためにも、自分の首を自分で絞めるような無可動実銃への不正改造は絶対にやめましょう。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン


それでは本題に戻ります。先述の加工が施されていることが無可動実銃たる必須条件のひとつですが、この加工の程度も年代によって異なり、近年輸入された「新加工品」に分類されるものは一層厳しい加工が施されています。

以前ご紹介したMP5A5は、現在よりも加工基準が緩かった1990年代に輸入されたもので、無可動実銃として最低限度の加工が施された「旧加工品」に分類されるものです。

旧加工品は機関部などに設けられたスリット加工をはじめ、外観上の破壊が必要最小限に抑えられ、ハンマーなど撃発に必要な部品を除くトリガー・メカニズムも大部分が残っているのが特徴です。また、排莢口から覗くボルト・キャリアーも閉じた状態で加工されていることが多く、一見しただけでは実銃との外観上の区別が困難な個体が多いのも特徴といえます。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン


一方、今回入手したMP5A3は、加工基準の厳しくなった新加工品に分類されるもので、ボルト・キャリアーは開いた状態で溶接加工され、本体のスリット加工箇所も増しています。トリガー・ハウジング内部のトリガー・メカニズムもトリガー・テンションを保持するトリガー・スプリングが残されている程度で、ほとんどが除去されています。

ただ、この新加工品についても特に近年輸入される個体は、不正改造防止の観点から一層加工基準が厳しくなっています。以前ご紹介したIMI UZIのように、初期の新加工品に比べて本体のスリット加工箇所がさらに増していたり、トリガー・スプリングも除去され、トリガー・テンションすらない(トリガーは固定されずプラプラの状態)、さらにマガジンの実銃への転用防止の観点からマガジン・スプリングまでも除去されているなど、徹底した加工が施されています。

本個体は新加工品でも初期の部類で、オリジナルのトリガー・スプリングとマガジン・スプリングは残されています。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン






前置きが長くなりましたが、早速パーツごとに細かく鑑賞していきます。

既に所有しているMP5A5は、本体の刻印から英国警察で実際に運用されていた個体であることが分かりました。しかし、本体に製造国を推定する刻印が見当たらず、製造メーカーまでは特定できませんでした。

今回入手したMP5A3は、レシーバー上部に鮮明に“HK MP5”と打刻されており、正真正銘のH&K社純正品であることが分かります。

また、右側には7桁のシリアル・ナンバーに続いて、1976年の製造年が打刻されています。

“C205XXX”から続く製造番号が打刻された同等の個体は、過去のシカゴレジメンタルスさんでも複数挺の取り扱いがあり、日本国内でも本品の兄弟が何人も存在しているはずです。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








ボルト・グループなどが内蔵された円筒形の金属製レシーバーは、生産効率と耐久性を両立させるため、薄いスチール版をプレス加工して成形されています。

レシーバー表面は、防錆などの耐腐食性に優れたパーカーライジング(リン酸塩被膜)処理による化成皮膜処理加工を施した後、効率性の高さから大量生産品の塗装に多用される静電塗装が施されています。

初期に生産されたMP5は、本品と同じく灰色がかった黒色塗装でしたが、現行生産品で見られるように後に艶消しの黒色塗装の表面仕上げに改められました。










無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン







マガジン・ハウジング部分の口径刻印は、第三国によるライセンス製造品に多い“Cal.9mm×19”の英語刻印ではなく、本家本元の証左であるドイツ語の“Kal.9mm×19”表記となっています。

また、マガジン・ハウジング左側面には、刻印下部にスチール製のスリング・クリップがリベット接合で固定されています。

1970年代、MP5のために専用開発されたH&K純正の多機能3ポイント・スリング(R2マルチ・パーパス・キャリング・スリング)を装着した際、スリングに設けられた金具の輪部分をこのスリング・クリップに引っ掛けることで、身体の前面に銃を保持することができます。

およそ腹から胸の付近で銃がコンパクトに固定され、両手が自由に使えるようになるため、移動時や作業時などに便利な機能です。

スリングの金具を引っ掛けた状態で急遽戦闘状態になった場合でも、そのまま銃を前面に構えて射撃姿勢に移行すれば、スリング・クリップに仮固定されていた金具は簡単に外れる仕様のため、よく考えられた合理的なデザインであることが分かります。

蛇足ですが、東京マルイの電動ガンMP5シリーズなどは、このスリング・クリップを実銃どおりのリベット接合ではなく、ネジ止めで再現しているため、外観のリアリティは見劣りしています。コストと素材の組み合わせ両面から難しいのは分かりますが、実銃との差異として外観上かなり目立つ部分ですから、ダミーでもいいので改良してほしいものです。










無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン






続いてグリップ周辺を見ていきます。

トリガー・ボックスを内蔵するトリガー・ハウジングを兼用したグリップ・フレームは、初期型MP5シリーズ最大の外観的特徴である3ポジション・トリガー・グループを搭載した“S-E-F”タイプです。

この軽量かつ堅牢なポリマー製トリガー・ハウジングは、MP5シリーズの開発ベースとなったG3アサルト・ライフルに倣ったデザインが採用され、射手の手指に馴染むようフィンガー・チャンネルが成型されています。

当初、固定ストックやハンドガードと同じく、軍用としては強度に不安のあるアクリル樹脂製だったトリガー・ハウジングですが、これらの部品は1973年にはグラス・ファイバーが混入されたガラス繊維強化プラスチックに材質が変更され、耐久性が強化されています。

また、当初はG3と同じように、トリガー・ハウジングのグリップ底部が閉鎖されていたMP5ですが、1973年には本品と同じく現行の開放型のデザインに変更されました。

なお、本個体のトリガー根本前方に設けられた細長いスリットは、新加工基準の無可動加工に伴い開けられたもので、加工前の実銃にはありません。










無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








金属製のファイアー・コントロール・セレクターは、射手から見て左側面のみに設けられており、グリップに刻まれたフィンガー・チャンネルのデザインを見ても右利き射手の使用のみを想定しているようです。

セレクター位置表記はドイツ語の頭文字をとった“S(Sicher:安全)-E(Einzelfeuer:単発)-F(unbegrenzter Feuerstoß:全自動射撃)”仕様。

後述の改良型を除き、非ドイツ語圏への輸出仕様や第三国におけるライセンス生産品でもS-E-F表記のMP5は長らく使用されていますが、一部のライセンス生産品では“S-1-15/30”の数字表記や、アラビア語をはじめ運用国の言語に合わせた表記など、いくつかのバリエーションが確認されています。

“カチッ、カチッ”と明確なクリック音を発して可動するセレクターは、VFC MP5シリーズなどのトイガンとは比較にならないほど硬く、改めて実銃であることを認識させられます。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








右側面にセレクターは設けられていませんが、S-E-Fのセレクター位置状態を識別することは可能です。

1970年代から1980年代にかけて、イタリア軍の次期制式アサルト・ライフルのトライアル向けに、H&Kとフランキで共同開発された5.56x45mm NATO弾薬準拠の“G41”では、当時のイタリア軍の要求から新たに3ショット・バースト機能が組み込まれた4ポジション・トリガー・グループが開発され、さらにデザインを変更した新型トリガー・ハウジング(グリップ・フレーム)が搭載されました。

この新型トリガー・ハウジングでは、左利き射手にも対応したアンビデクストラス・デザインの採用に伴い、旧型グリップに成型されていたフィンガー・チャンネルは廃止され、凹凸のないシンプルかつストレートなグリップ形状が採用されました。

併せて新形状となったコントロール・セレクターも両側面に設けられています。また、現在ではH&Kを象徴するアイコンとなったセレクター位置表記の図柄ですが、このとき後の世界市場への輸出普及を見込んだユニバーサル・デザインとして、言語的制約を受けないピクトグラム表記に改められました。

最終的にイタリア軍次期制式アサルト・ライフルには国産のベレッタAR70/90が選定され、トライアルに敗れたG41はその後もサービス・ライフルとして制式採用する国もなく、商業的には全く成功しないまま1990年代には生産を終了しています。しかし、この過程で開発された新型トリガー・グループは、G3シリーズをはじめとした既存のH&Kウェポン・システムと完全互換性を有しており、HK33シリーズ、MP5シリーズなど弾薬口径の異なるグループにも移植搭載が可能でした。

過去の生産資産を有効利用するべく、H&Kはこの新型トリガー・グループやトリガー・ハウジングを既存のHK33シリーズやMP5シリーズの改良型に搭載することを計画します。

1985年に発表されたMP5シリーズの第2期改良型では、この新型トリガー・ハウジングが標準装備され、さらに3ショット・バースト機能を有する4ポジション・トリガー・グループの搭載されたMP5A4/A5がシリーズに追加されました。

その後、アメリカ海軍の要求から1986年に開発された特殊作戦仕様のMP5-N(Navy)では、改良型の3ポジション・ネービー・トリガー・グループとトリガー・ハウジングが採用されています。

当然、本家ドイツやアメリカで生産されている現行生産のMP5シリーズは、今ではお馴染みとなった改良型ピクトグラム表記のトリガー・ハウジングが採用されています。しかし、アメリカの銃器愛好家をはじめ、一部にはフィンガー・チャンネルの刻まれた旧型のS-E-Fタイプの方が使いやすいというユーザーも多く、近年までドイツ純正のS-E-Fトリガー・ハウジングの供給が続いていました。







無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン





続いてフロント周辺を眺めます。

初期型のMP5に備えられた細身のハンドガードは、改良型の登場した現在では“スリム・ライン”仕様と呼ばれて区別されることが多く、S-E-Fトリガー・ハウジングに並び、ハンドガードを備える旧型MP5Aシリーズの大きな外観的特徴です。

前述したように、当初はアクリル製だったハンドガードですが、後にグラス・ファイバーを混入したガラス繊維強化プラスチックに仕様変更され、強度が増しています。

1980年代には、幅広で把持しやすく、放熱性能にも優れた熱地対応仕様の改良型(通称“トロピカル”仕様)ハンドガードに更新されています。

実戦使用における戦術的優越性の良し悪しは別として、外観的な美しさだけを求めれば、個人的にはスリム・ライン仕様の方が銃全体としての一体感があるため好みです。

ボルト・グループに繋がるコッキング・ハンドルは、もちろん溶接固定されているため、動きません。ちなみに本個体製造年の前年である1975年、このコッキング・ハンドルも操作性を向上させた新型デザインに改良されています。










無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン

銃身の先端部分であるマズル周辺を眺めます。

銃身内には鉄芯が挿入され、溶接固定されていますが、マズルからは銃身内の凹凸上のライフリングが僅かに確認できます。

マズルからの弾頭射出直後、弾頭を後方から加速しながらマズルから高速で放出される高圧の発射ガスは、その複雑な気流から飛翔中の弾頭の弾道に直接作用するため、過渡弾道の跳起角に大きな影響を与えます。

この影響を抑制するため、マズル内側にはマズル・クラウンと呼ばれる面取り加工が施されています。

また、バレル先端付近に3点の突起(ラグ)が設けられた3ラグ・バレル・システムは、1960年代に設計された原型のHK54には設けられておらず、改良されたMP5シリーズの特徴のひとつです。

この3ラグを用いることで、対応したフラッシュ・ハイダーやサプレッサー、グレネード・ランチャー、空包射撃用のブランク・アダプターなどのマズル・オプション・デバイスをワンタッチで着脱することが可能となり、特殊作戦への順応性を高めました。

近年、B&Tが老朽化したMP5シリーズの買い替え需要を狙って展開する次世代サブ・マシンガンであるAPC(Advanced Police Carbine)9シリーズでも、旧来のMP5向けマズル・オプション・デバイス資産を流用できるよう、この3ラグは継承されています。

なお、前述したアメリカ海軍仕様のMP5-N(Navy)では、3ラグに加えて、銃身先端外周には古典的なスクリュー取付け方式サプレッサーの装着に対応したスクリューが刻まれています。サプレッサーを装着しないときはスクリュー・ガードで、繊細なスクリューを保護できる構造となっています。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








H&K特有のサイト・システム。

サブ・マシンガンとして開発されたMP5シリーズですが、開発ベースとなったG3アサルト・ライフルの撃発機構だけでなく、サイト・システムの設計も継承されたことで、旧来のサブ・マシンガンとは一線を画する精密射撃を補助しています。

フロント・サイト・ブレードを用いた棒照星(ポスト・サイト)は、原型のHK54では露出状態にありましたが、外力による破損を防止するため、改良量産型のMP5では、コッキング・チューブやバレルを通したフロント・サイト・タワー(フロント・サイト・ベース)で保護する構造が採用されました。

また、ポスト・サイトを保護するフロント・サイト・タワー上部の円環部は、至近距離での瞬間的な照準の求められるCQB(近接戦闘)でも役立ちます。





無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








レシーバー上のリア・サイト・ベースに半固定された回転ドラム方式の環孔照門(ピープ・サイト)。

ドラムには90度ごとに小から大へ、直径の異なる4つの環孔が設けられており、ドラムを指で持ち上げながら回転させることで任意の環孔をセットできます。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン







原型のHK54には、射距離100mで固定されたL型フリップ・アップ方式のリア・サイトが装備されており、可倒させることで簡易照準用のスクウェア・ノッチのオープン・サイトと、精密照準用のピープ・サイトが選択できました。

その後、MP5への改良を経て1966年には現行の回転ドラム方式のリア・サイトが標準装備されるようになりました。

改良前のサイト・システムと異なり、この環孔は射距離に応じたものではなく、周辺環境の照度や照準精度の求められないCQB任務などに応じて使い分けます。

例えば照度の十分な昼光下では小さい環孔、薄暗い屋内では大きい環孔をセットすることで照準精度を維持できますし、遠距離での射撃精度の求められないCQB環境下では大きい環孔をセットすることで、至近距離での瞬間的な射撃に対応することができます。

また、リア・サイトはドライバー様の専用工具を用いることで、上下左右の位置を微調整することも可能です。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン







S-E-Fポジション・トリガー・グループに加え、MP5A3の大きな特徴のひとつである伸縮式のリトラクタブル・ストック。後述しますが、現在では初期型のMP5シリーズに搭載された旧型に分類されるストックです。

これが固定式のフィクスド・ストックになるだけで、バリエーション的にはMP5A2になってしまうため、ある意味では一番重要な部品です。






無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン





それでは早速、ストックを展開します。

まず、基部にある三角状の金属製可倒式レバーを横に押します。






無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン






するとエンド・キャップに内蔵されたバネの圧力により、ストックが僅かに後方へ飛び出します。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン






こんな感じですね。

あとは片手でバット・プレート部分を掴み後方へ引き出すと後端でロックが掛かり、展張状態で固定されます。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン







エンド・キャップに内蔵された突起部分。改良型のリトラクタブル・ストックでは、エンド・キャップ後端やストックの伸縮に用いる可倒式のレバーが金属製からポリマー製に変更され、軽量化が図られています。

しかし、一部のユーザーからは、軽量化のメリット以上に、耐久性の低下によるデメリットを心配する声もあるようです。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








肩当て部分であるバット・プレートは、ポリマー製。

原型のHK54にも同形状のリトラクタブル・ストックが装備されていましたが、このバット・プレート部分はストック・フォークと同じく、金属製でした。

改良型はポリマー製に変更されましたが、ストック・フォークから繋がる金属製のインナーが内蔵されているため、強度的な不安は感じません。









無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン






ストックを完全に展張したロック状態。旧型ストックは、収縮時と展張時の2ポジションです。

なお、1990年代後半に登場した強装弾薬対応の改良型MP5であるMP5F(MP5E2)に搭載され、後に現行型のMP5シリーズにも標準装備されている改良型のF(フランス)タイプ・ストックでは、3ポジションと4ポジションのロッキング・ポジションが選択できるようになり、防弾装具の着用など現代の戦術装具への順応性を高めました。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン



前述したとおり、旧型リトラクタブル・ストックの主要部品は堅牢な金属製のため、このストックだけでも拳銃1挺分に近い約700gとズッシリとした重量があります。

その分、ストックを展張した際の剛性は非常に高く、グラつきなども殆どないため、肩当てした際の安定感は抜群です。

ただ、歩哨や哨戒などの長時間におよぶ携行を考えると、この重量はかなり気になると思います。主要部品がポリマー製で軽量なフィクスド・ストックやB&T社製のフォールディング・ストックに換装するだけで、だいぶ軽くなりそうです。

ヨーロッパで空港警備や街頭警備にあたるオペレーターなど、どちらかと言えば昔から軽量なフィクスド・ストック仕様のMP5を携行している勝手なイメージがあるのですが、射撃時の安定感以上に重量による負担軽減の意味もあるのかもしれませんね。

四六時中、街頭で銃のオープン・キャリーを強いられる歩哨・哨戒任務などで、MP5A2とMP5A3のどちらか選べるのなら、個人的には迷わず軽量なフィクスド・ストック仕様のMP5を選択すると思います(そんな機会は転生でもしなければありませんが・・・)。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン
付属のマガジンは、緩やかなカーブを描いたバナナ形状のカーブド・マガジン。

原型のHK54から改良量産型の初期型MP5シリーズは、旧来のサブ・マシンガンでは一般的な箱型ストレート・ボックス・マガジンを装備していました。しかし、ダイナミット・ノーベル社が開発した新型弾薬“Action”使用時の装弾不良を改善するため、1977年以降は現行のカーブド・マガジンに変更されています。

本個体がちょうど前年である1976年製造品ですから、旧来のストレート・マガジンの組み合わせでも違和感はないことになりますね。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン
本体はプレス加工された堅牢なスチール製で、耐久性は申し分ありません。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン
マガジン下部側面には“9mm x 19”の口径表記が打刻されています。

ちなみにAからJ/Kのアルファベット11文字で表記されるH&K特有のデート・コーディングは、各アルファベットに

A=0
B=1
C=2
D=3
E=4
F=5
G=6
H=7
I=8
J/K=9(“J”はマガジン、“K”は銃器本体に使用)

の数字が割り当てられ、アルファベット2文字で製造年の西暦下2桁を意味します。

なお、H&Kは米国におけるLE及びミリタリー向けマガジンの法規制後、デート・コーディングの割り振り規則を変更しています。この新たなデート・コーディングに関する公式資料がH&Kからは公開されていないため、刻印からの製造年特定には本国のマニアも苦労しているようです。

無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








上部のマガジン・リップ部分からは、銀色のマガジン・フォロワーが確認できます。

マガジンは本体内に複列で弾薬を保持するダブル・カーラム方式。アサルト・ライフルやサブ・マシンガンでは標準的なダブル・ポジション・フィード方式が採用され、薬室への弾薬装填時にマガジン・リップに位置する弾薬が左右交互に入れ替わります。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








試しにダミー・カートリッジを装填してみます。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








設計上は30発の9mmパラベラム弾を装填することができますが、他の銃種と同じように実戦部隊では装弾不良などのマルファンクションを考慮し、数発減らした状態で携行することが多いようです。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








背面に設けられた3箇所の確認孔から、10発単位で残段数を視認することができます。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




現行のマガジンには、この装弾数30発容量の標準マガジンに加え、要人警護用の短縮モデルであるMP5K(クルツ)シリーズでの使用を想定した装弾数15発容量のショート・マガジンが存在します。

また、後に米国のBata社が大容量ツイン・ドラム・マガジン・シリーズの“C-MAG”にMP5専用の装弾数100発容量モデルを加えています。圧倒的な火力を誇るMP5専用のC-MAGは、アメリカ海兵隊の憲兵隊(MP)に所属し、MP5-Nを装備して基地警備任務を担うSRT(特別対応班)などの戦術部隊での使用が確認できます。










無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








最後に排莢口付近を眺めます。

排莢口後方には排莢リフレクターが装備されており、排莢された薬莢が射手の顔面方向に飛ばないように考慮されています。

排莢口からはボルト・キャリアーに接続されたボルト・ヘッドが確認できますが、無可動加工に伴いボルト・ヘッドは半分以上が切断され、内蔵されていたロッキング・ピースは除去されています。








無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン








ダミー・カートを装弾したマガジンを装着します。

排莢口からカートが確認できるので、モデルガンのような感覚を味わうことができます。

コッキング・ハンドルは前進状態で固定されているので外観上のリアリティには欠けますが、ボルト・キャリアーが閉鎖された旧加工品では味わえない光景です。






無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




最新のモジュラー・レール・システムを搭載した近代化MP5シリーズもカッコ良いですが、GSG-9やSASが歴史的対テロ作戦で大活躍した1970年代から1980年代にかけての元祖対テロ特殊部隊仕様MP5といえば、やはりこの初期型のシンプルなスタイル一択です。

うーん、このスリムで流麗なデザインが単純に美しいですね~。





無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




次回はトリガー・パックの取り外しを含む分解編をお送りしたいと思います。


それでは!




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参考文献

L.トンプソン 『MP5サブマシンガン』 並木書房,2019年
床井雅美 『最新サブ・マシンガン図鑑』 徳間文庫,2000年
――― 「H&K-MP5ストーリー」 『Gun』 国際出版,1995年8月号
――― 「H&K-MP5ストーリー 第2回」 『Gun』 国際出版,1995年9月号
――― 「H&K-MP5ストーリー 完結編」 『Gun』 国際出版,1995年11月号



MP5サブマシンガン


  

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2020年08月31日

金属製美術品・・・その3

無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン



金属製美術品・・・もとい無可動実銃コレクションに新しい仲間が加わりましたので、ご紹介します。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




無論、今回も日本唯一の無可動実銃専門店であるシカゴレジメンタルスさんからの購入です。

今回は東京上野店在庫品のため、東京からの発送でした。

もはや説明不要かと思いますが、無可動実銃とは実銃の発射機能を排除する加工を海外で施し、公的機関の検査を受けて合法的に輸入された装飾品の総称です。

銃身内部や薬室などは溶接閉鎖され、実弾の装填は不可能な構造になっており、ボルトなどの発射機能に関連する可動部品も溶接されています。

便宜上「無可動実銃」と表記されますが、銃刀法上の実銃(真正銃)には該当しないため、国内における無可動実銃の売買や所持に法的制約は一切ありません。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




毎度、お馴染みとなった「金属製美術品」の品名表記。

個人的には美術品という高尚な感覚は一切なく買っているので、毎回不思議な気分になります。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン


早速、開封。

ズッシリとした段ボールからプチプチで包まれた金属塊(一部プラスチック)を取り出します。


無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




毎度、“これでもか!”という厳重な梱包には安心感を覚えます。

なんだかんだで、この梱包を解いているときが一番ワクワクしますね。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




黒光りした銃の地肌が垣間見えると同時に、ほのかなガンオイルの香りが鼻をくすぐります。

ここまで見えれば、何の銃かはもうお分かりですよね。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




ということで開封完了。う~ん、美しい・・・。

お分かりのとおり、今回の新しい仲間はH&K社製MP5A3サブ・マシンガンです。

“またMP5かよ!”と思われるかもしれませんが、MP5が好きなので仕方ないのです。

特に今回は第三国生産品ではなく、ドイツ“HK”の製造刻印が打刻された正真正銘のH&K生産品を入手することができました。




無可動実銃 H&K MP5A3 サブマシンガン




さて、とりあえずの調達報告でしたが、各部のディティールや分解結合については今後ご紹介する予定です。

それでは!




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日本仕様 リアル刻印 WE MP5A3 ガスブローバック ガスガン


  

Posted by JP-SWAT.com at 23:44無可動実銃HK MP5A3 / 1976

2020年07月17日

PARACLETE Groin Protector SG

PARACLETE(パラクレイト) グローインプロテクター SG(スモークグリーン)


米国のタクティカル・アーマー・メーカーであるPARACLETE Armor and Equipment社製のグローイン・プロテクターです。


・PARACLETE

1994年に米国で設立されたPARACLETEは、米軍特殊部隊にも採用される高機能なモジュラー・アーマー・ベスト・システムの提供をはじめとして、今日の国際的な防弾装具市場において高いブランド・ロイヤルティを誇っており、同社の製品は各国の軍・警察・各種法執行関係機関などで採用されています。

2006年、PARACLETEは米国を代表する大手総合保安用品メーカーであるMSA(Mine Safety Appliance Incorporated)に3,000万ドルで買収され、一時期は“MSA PARACLETE”のブランド名で製品展開を行っていました。

現在、PARACLETEは米国の主要防弾装具メーカーであるPoint Blank Body Armor(PBBA)、PACA、Protective Products Enterprises(PPE)の3社と共に防弾装具の大手総合サプライヤーであるPoint Blank Enterprises(PBE)の子会社となっており、研究開発などでは各社が協力し合いながら各自のブランドで製品展開を行っています。


PARACLETE(パラクレイト) グローインプロテクター SG(スモークグリーン)


米軍特殊部隊などで採用実績のあるRAVをはじめ、PALSウェビング・テープを有するタクティカル・アーマー・ベストに装着可能なグローイン・プロテクターで、重要脈管の集中する鼠径部を弾丸の脅威から保護します。

内部にはNIJ規格レベルIIIAのソフト・アーマー・パネルが内蔵(取り出し不可)されており、徹甲弾などの特殊弾薬を除く、大抵の拳銃弾の貫徹を阻止することができます。

本品はPARACLETEがMSAに買収される以前の年代に生産された製品((Pre-MSA)となり、本体カラーはスモーク・グリーン(Smoke Green)です。




・Detail

本品は未使用の放出品として入手しました。工場出荷状態の新品に近い状態です。

モニター環境によって現物と画像の色味が大きく異なって表示される場合があります。

防弾装備は経年劣化します。当然ながら防弾性能の保証はいたしません。

カラー:スモーク・グリーン(Smoke Green)
サイズ:28cm x 31cm
重量:500g


保管場所 「A」
出品名 「PARACLETE(パラクレイト) グローインアーマープロテクター スモークグリーン 防弾パネル入り」
状態 「中古(未使用に近い)」
数量「1」
開始価格 「1,800円」

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2020年07月14日

B&T Mid Range Mount - Short for HK MP5 BT-21256-3 #02

B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3



軍・法執行機関向け銃器カスタム・パーツの製造で有名なスイスに拠点を置く銃器関連製品メーカーであるB&T(Brügger & Thomet)AG社製のMP5サブ・マシンガン専用ミッド・レンジ・マウント - ショート(B&T Mounting Rail NAR Mid Range Mount - Short MP5 & HK 33 & 53 / Part No. BT-21256-3)です。

近年、同社はサウンド・サプレッサーなどのカスタム・パーツ分野だけでなく、その経験を活かして独自設計したAPC(Advanced Police Carbine)シリーズをはじめとして、軍・法執行機関向けの銃器製造にも力を注いでおり、その事業規模を拡大しています。


B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3


B&Tでは各国の軍・法執行機関で採用率の高いMP5シリーズをはじめとしたH&Kウェポン向けマウント・レールやハンドガード、ショルダー・ストック、サウンド・サプレッサーなどの周辺カスタム・パーツを多数ラインナップしています。




B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3




B&Tが提供する“B&T H&Kウェポン・マウンティング・レール”シリーズでは、MP5サブ・マシンガン、HK33アサルト・ライフル、G3アサルト・ライフル向けに、顧客の用途に応じてデザインの異なる複数種類のスコープ・マウントを展開しています。




B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3




本品はNATO(北大西洋条約機構)において共通化された標準化規格であるSTANAG(Standardization Agreement)のひとつ“STANAG 4694”、通称“NATO Accessory Rail(NAR)”に準拠しています。




B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3




STANAGでは1995年に米軍で先行して標準化された“ピカティニー・レール(MIL-STD-1913)”規格を“STANAG 2324”として承認していましたが、同規格はヤード・ポンド法によるインチ規格で設計されていたため、メートル法の単位系を採用する殆どのNATO加盟国において再現性に問題が生じるおそれが指摘されていました。


B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3




この問題を解決するため、欧米の主力銃器メーカー(H&K、FNハースタル、ベレッタ、コルト・ファイアアームズ)や大手光学照準器メーカー(エイムポイント)が主体となり、メートル法に準拠して測定値や許容値などを追加再調整された改良型のNARが開発されました。NARは2009年にNATO陸軍兵器グループ(NAAG)の承認を受け、NATO標準化事務所(NTO)に引き渡された後、NATO加盟各国に批准されました。




B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3






本品はH&K純正クロウ・マウントと同じ高さの照準線を確保するHKウェポン専用ミドル・レンジ・マウントで、MP5シリーズのほか、同様のマウント規格を有するG3シリーズ、HK33シリーズへの装着運用が可能です。

付属の4個のクロウ・パーツをマウント底部にネジ止めすることで、アッパー・レシーバー上にマウントを固定します。


B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3



本体はハード・アノダイズド(硬質アルマイト)表面処理加工が施された軽量なアルミニウム製、銃への固定に用いる強度の必要なクロウ・パーツのみスチール製です。





B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3




マウント上部のレール長は110mmを確保しており、一定のマウント長が必要なスコープの装着やダット・サイトとマグニファイア(拡大鏡)の縦列運用などが可能です。

また、同シリーズにはレール長が138mmに延長された派生型であるミッド・レンジ・マウント - ロング(B&T Mounting Rail NAR Mid Range Mount - Long MP5 & HK 33 & 53 / Part No. BT-21298)も存在します。






B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3






銃にマウントを装着した状態でもアイアン・サイトの照準線を確保するインテグレーテッド・トンネル機構を採用しているため、マウントに搭載した光学照準器が破損・故障した場合でもアイアン・サイトを用いた継続射撃が可能です。




B&T MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3


▲B&T社製ミッド・レンジ・マウント(ショート)を装着したH&K社製MP5A5サブ・マシンガン。標準装備のリトラクタブル・ストックは、折り畳み式のB&T社製アジャスタブル・ヘルメット・ストックに換装され、バリスティック・ヘルメットに装備されたバリスティック・フェイス・シールド越しの精密射撃が可能だ。ハンドガードも日本警察で大量の導入実績があり、フラッシュ・ハイダーやサウンド・サプレッサーの装着運用に対応したB&T社製MP5タクティカル・ライト・ハンドガードに換装されている。マズル部分に装着されたサウンド・サプレッサーは、HK 3ラグに対応したQD(クイック・デタッチャブル)方式のGEMTECH社製RAPTOR-IIサウンド・サプレッサーだ。アッパー・レシーバー上のマウントには、光学照準器として暗視装置との併用に対応したL3 EOTech社製Model EXPS3 HWS(ホログラフィック・ウェポン・サイト)及び同社製Model G33マグニファイア(拡大鏡)が搭載されている。CQBに適したHWSは望遠機能を有せず等倍だが、G33マグニファイアは3倍固定倍率の望遠機能を有しているため、双方を縦列装着することで等倍のHWSに望遠機能を与え、より精密な射撃を行うこと可能だ。G33マグニフィアには可倒式のマウント・システムが搭載されており、マグニファイアを使用しないときは、側方に倒しておくことができる。B&T社製ミッド・レンジ・マウント(ショート)、同社製アジャスタブル・ヘルメット・ストック、L3 EOTech社製EXPS3 HWS及びG33マグニファイアとMP5サブ・マシンガンの組み合わせは、我が国においても警視庁警備部所属の対テロ特殊部隊SAT(特殊急襲部隊)や埼玉県警察本部警備部機動隊所属の銃器対策部隊RATS(機動戦術部隊)での運用が公開訓練において確認されている。





本品は中古品として入手しましたが、パッケージ入りで取り付け用の金具やマニュアルなどの付属品はすべて揃った状態です。

本体には保管上の僅かな小傷や擦過痕は認められますが、この手の実用製品としては工場出荷状態の新品に近い状態と言えます。

なお、本体に印字されたB&Tマークは、現行の控え目なデザインです。

東京マルイ及びVFC MP5シリーズなど、マウント・ベース形状が実銃と異なるトイガンには取付けできません。




本体サイズ:全長110mm / 全幅 40mm / 全高 47mm
本体重量:約120g


保管場所 「A」
品名 「B&T社製 MP5 ミッド・レンジ・マウント(ショート) BT-21256-3 日本警察採用」
状態 「中古品」
数量「1」
開始価格 「19,800円」


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NOVEL ARMS MP5 LOW PROFILE MOUNT MIDDLE TYPE


  

2020年07月04日

NcSTAR VISM Tourniquet & Trauma Shear Pouch Green

NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン

NcSTARが供給する“VISM ターニケット&トラウマ・シアー・ポーチ(グリーン)”です。

本品は事態対処医療などで使用されるターニケット(止血帯)とトラウマ・シア―(外傷処置用ハサミ)を同時に収納携行するための専用ポーチで、実際に米国カリフォルニア州のLASD(ロサンゼルス郡保安局)において保安官へ供給されているモデルです。


・NcSTAR

米国東海岸の南カリフォルニアにおいて1997年に設立されたNcSTAR Inc.は、銃器用光学機器、射撃用スポーツ用品、軍・法執行機関向けタクティカル・ギアの製造供給メーカーです。ライフル・スコープやダット・サイトをはじめとした各種光学照準機器、レーザー・サイト・デバイス、ウェポンライト、モジュラー・レール・システムやマウント、バイポッドなどの各種銃器用アクセサリーのほか、プレート・キャリアやバリスティック・プレート、バリスティック・ヘルメットなどの個人用防弾装具、ホルスターやマグ・ポーチを含むデューティー・ギア、ガン・ケース、バックパックなど、様々なナイロン製タクティカル・ギアを主力製品としています。

同社の製品は米国陸軍、沿岸警備隊、国境警備隊などの連邦政府機関のほか、同社が拠点を置くカリフォルニア州内の各種法執行機関であるLAPD(ロサンゼルス市警察)、LASD(ロサンゼルス郡保安局)、CHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)、消防機関などで採用されています。

なお、2010年には同社の一部門として、高品質と優れた顧客対応を両立した新ブランドである“VISM”を展開しています。


NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン


フラップ上部に設けられたループ・ファスナー・パッチ部分には、ターニケットを示す“TQ”の文字が視認性の高い赤色で刺繍されています。また、同部分は広範囲に面ファスナーのホック仕様となっており、対応した各種IDパッチを装着顕示することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




フラップを開く際に持ち手となる下部のレッド・プル・タブは本品の特徴のひとつで、視認性の高い明るい赤色を配色し、緊急時の混乱した精神状況においてもターニケットへのアクセスを迅速かつ容易にします。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン



ターニケット収容部分は伸縮性の高いエラスティック・バンド仕様となっており、さらにフラップを固定する面ファスナーの面積も余裕をもって設けられているため、NAR社製CATをはじめとして、市場に流通する主要なターニケットを収納することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




背面にはデューティー・ベルトなどの一般的なベルトに対応したベルト・ループに加え、タクティカル・ベストなどへの装着に対応したPALSウェビングが設けられているため、用途や装具に応じ、垂直・水平の各装着位置の選択が可能です。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン



ポーチ背面部分にはトラウマ・シアーの刃先を収容するコンパートメントが設けられており、さらに脱落防止用のストラップでトラウマ・シアーの持ち手部分を固定することができます。




NcSTAR VISM ターニケット(止血帯) & トラウマ・シアー(外傷処置用ハサミ)ポーチ グリーン




本ポーチは保持力の高い伸縮性素材を用いていることから、本来用途のターニケットだけでなく、拳銃用マガジン、タクティカル・ライト、マルチ・ツールの収容携行をはじめ、汎用ポーチとしても使用することが可能です。

カラーはブラック、グリーン、レッド、タン、アーバン・グレイの5種類が供給されています。




・Detail

本品は新品として入手しました。

ターニケット及びトラウマ・シアーは付属しません。

モニター環境によって現物と画像の色味が大きく異なって表示される場合があります。

サイズ 90mm x 57mm


保管場所 「A」
出品名 「LASD採用 NcSTAR VISM ターニケット&トラウマ・シアー ポーチ グリーン CAT対応」
状態 「中古(未使用に近い)」
数量「1」
開始価格 「500円」

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NcSTAR CVTQ2990B モールシステム対応止血帯/メディクシザー ポーチ ブラック