2020年03月13日
FBI SWAT Team EMT Patch Black

米国FBI(連邦捜査局)地方支局所属SWATチームのEMT実物エンブレム・パッチです。
米国内には主要都市を中心に56箇所のFBI地方支局(フィールド・オフィス)が設けられており、現在では全てのFBI支局が独自のSWATチームを運用しています。
EMT(Emergency Medical Technician)は、EMS(Emergency Medical Services:救急医療サービス)において、主に救急車などの乗り物で現場へ赴き、救急救命医療処置を実施する救急隊員を示します。救急医療の実施範囲は国によって異なりますが、日本では国家資格を有した救急救命士がEMTに該当する職域といえます。
類似した用語に医師や看護師などの医療従事者を除く、準医療従事者であるパラメディック(Paramedic)も用いられますが、欧米などの英語圏の国々ではEMTとパラメディックは公的に区別されています。EMSにおいてパラメディックの活動はEMTと密接に関連していますが、パラメディックはEMTよりも上位職にあたり、主導的な意思決定権と責任が高く、より広範な役割が与えられているため、追加の教育要件や資格が求められられます。
FBI各地方支局所属のSWATチームには、危険性の高い任務の性格から1名以上のEMT配置が基本とされており、よって各支局には最低でも1名以上のメディックが在籍しています。これらのメディックはSWATチームの隊員と同じく、支局に在籍するFBI特別捜査官が兼任し、平時はケース・エージェントとして捜査活動などの主管業務に従事しながら、必要に応じて救急医療従事者として勤務します。
一般的なストリートEMSと異なり、FBIでは高ストレス環境下である戦術的状況において、適切な救命処置を提供することに焦点を合わせ、作戦中の医療活動を想定した“Operational Medicine(OpMed)”プログラムによる訓練を実施しています。犯罪者の凶弾に倒れたSWATチームの捜査官であれ、当局との銃撃戦で負傷した暴力的な犯罪者であれ、本プログラムでは“誰が治療を必要とするか”の対象者を区別することはありません。
なお、FBIでは捜査官がEMSやパラメディックなどの異なる役職の医療訓練を受けていても、すべての救急医療従事者を“Medic(メディック)”の呼称で統一しています。

FBIの地方支局では最大規模のタクティカル・メディック・チームを擁するワシントン支局には、EMTとパラメディックの専門訓練を受けた20名以上のメンバーが在籍していますが、人員の配置数は各支局の規模や情勢によって様々です。
ワシントン支局のEMT戦術応用クラスの訓練では、心拍と血圧の確認・気道確保・人工呼吸・最適な胸部圧迫、回復体位を含む基本的な気道管理、AEDの装着などの基本的な救急蘇生法に加え、自動車事故、重度のアレルギー反応(アナフィラキシー・ショック)や心臓発作などFBI捜査官が実際の業務で遭遇する可能性の高い各種想定に基づき、傷病者に対する適切な救急医療処置の実践、ヘリコプター演習を実施しています。クラスの最後に実施する実機を使用したヘリコプター演習では、患者の搬送を含む搭乗訓練、騒音や振動をはじめとして狭い機内での処置がいかに難しいかを体験させます。
・Detail
赤十字との類似を避けた救急医療のシンボルとして1970年代に米国で発案され、世界各国の救急医療組織で普及した“スター・オブ・ライフ(命の星)”マークをベースに、戦術部隊らしい独自のアレンジが施されたユニークなデザインが特徴的です。
スター・オブ・ライフには、ギリシア神話に登場する名医アスクレピオスが持っていた蛇の巻き付いた杖がデザインされていますが、本品ではその杖部分が1990年代から2000年代ころまでFBI SWATチームにおいて主力武装であったH&K社製MP5/10サブ・マシンガンに置き換えられています。
本品は新品として入手しました。
サイズ(直径) 90mm / 背面無加工
保管場所 「A」
出品名 「実物 FBI(連邦捜査局)SWATチーム EMT(救急救命士) 実物エンブレムパッチ BK」
状態 「中古(未使用)」
数量「1」
開始価格 「800円」
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)
架空私設特殊部隊 Team JP-SWAT
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Posted by JP-SWAT.com at
23:58
│US LE / POLICE│FBI HRT / SWAT│エンブレムパッチ│ID(Identification)│Medic / EMT