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2016年07月17日
あさぎり型護衛艦 「せとぎり(DD-156)」 一般公開

みなさん、こんにちは!
見出しのとおり、本ブログで初めてとなる装備品以外のネタでございます。
本日から明日までの間、新潟市東区地内の新潟西港山ノ下埠頭において、海上自衛隊の「あさぎり型」護衛艦である「せとぎり(DD-156)」の一般公開が催されておりましたので、早速見学に行ってきました。
事前の広報では、「はたかぜ型」ミサイル護衛艦の「しまかぜ(DDG-172)」も同時入港する予定でしたが、残念ながら急遽中止に・・・。
昨年の同時期、上越市の直江津港に入港した「こんごう型」ミサイル護衛艦である「みょうこう(DDG-175)」を見学して以来、現代の戦闘艦艇の放つ圧倒的なパワーに魅せられています。
本艦は間もなく艦齢30年に達し、お世辞にも最新艦艇とは言えませんが、艦齢延伸措置により当分は主力の汎用護衛艦であり続けるようなので、この機会を逃すわけにはいきません。
なお、「あさぎり型護衛艦」の詳細については、ウィキペディア「あさぎり型護衛艦」を参照願います。

本日は生憎の雨模様。
両日とも午前(9時から12時)と午後(13時30分から15時30分)に艦内を見学できますが、乗艦開始30分前の8時30分ころには既に行列が・・・。
1時間ほど艦内を見学しましたが、連休中ということもあり、10時ころには艦上は沢山の人で溢れかえりました。

全長137m、基準排水量3,550トン(満載排水量5,200トン)
次級の「むらさめ型」(全長151m、基準排水量4,550トン)以降の汎用護衛艦に比べると一回り小さく、欧米では駆逐艦ではなくフリゲートに分類されるサイズですが、それでも間近で見ると、その大きさに圧倒されますね。
ここからは実際の見学順路に沿って撮影した各種兵装などをザックリと紹介します。

▲前甲板に設置された艦載用対潜ミサイルシステムである74式8連装アスロック((Anti Submarine ROCket)発射機

▲本艦の主砲であり、優れた対空戦闘能力を有する62口径76ミリ単装速射砲(オート・メラーラ 76mm コンパクト砲)

▲実弾と同重量の62口径76ミリ単装速射砲用教練弾薬砲








▲上部構造物両舷に設置された高性能20mm機関砲(ファランクス CIWS Mk.15 mod.2 ブロック0)

▲高性能20mm機関砲の機関部(M61 バルカン)


▲艦載用のデコイ(チャフ)展開システムであるMk 36 SRBOC (Mk.137 6連装デコイ発射機)

▲後部煙突直前から両舷に向けて発射するように設置されたハープーンSSM(艦対艦誘導弾) 4連装発射筒

▲米軍のMk32短魚雷発射管(324mm口径)を国内でライセンス生産した68式3連装魚雷発射管(HOS-302)

▲後部のヘリ甲板及びヘリ格納用ハンガー

▲艦載ヘリは米軍の哨戒ヘリであるSH-60Bシーホークを三菱重工業がライセンス生産したSH-60J

▲ヘリ格納用のハンガー内部

▲艦尾甲板に設置された個艦防空用のシースパロー短SAM(短距離艦対空誘導弾) 8連装発射機

埠頭には陸上自衛隊新発田駐屯地に所在する第30普通科連隊から高機動車、軽装甲機動車、82式指揮通信車、偵察オートバイも出張展示。
子供向けの制服試着体験、防弾チョッキや鉄帽の試着体験もできます。
また、本日は航空自衛隊新潟分屯基地に所在する航空救難団新潟救難隊の救難捜索機U-125A及びUH-60Jが飛行展示を実施しました。
陸・海・空の3自衛隊すべてが一度に楽しめる貴重な機会です。
明日まで一般公開中なので、興味のある方は是非とも足をお運びください。
それでは!

イベントの詳細は、自衛隊新潟地方協力本部のウェブサイトをご覧ください。
日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)公式サイト
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