2017年03月08日
VFC MP5A3 #02 「旧型フレーム仕様」

VFC MP5A3ガス・ブローバック・ガンをベースとした旧型フレーム仕様カスタムです。
カスタムと大袈裟に言いましても、どノーマルのVFC MP5A3にSpec-Ops Concept社製のVFC MP5 GBB対応MP5A3コンバージョン・キットを組み込んだだけで、その他は特に手を加えていません。

コンバージョン・キットは、フィンガー・グルーブ付きの旧型グリップ・ハウジングと同ハウジングに対応したスチール製ファイアー・コントロール・セレクター、細身の旧型ハンドガードで構成されており、VFC MP5 GBBシリーズに無加工で装着可能です。

現行のアンビ仕様新型グリップ・ハウジングと肉厚のワイド・ハンドガードを標準装備したMP5A5に比べ、旧型フレーム仕様のMP5A3は全体的に凹凸が少なく細身のため、見た目の印象が大きく異なります。戦術的な実用性を抜きにすれば、個人的にはスマートで美しく見える旧型フレーム仕様の方が好みです。

折角の旧型フレーム仕様なので、同年代に用いられていたスコープを装着してみました。
モデルは、1946年に設立されたドイツの著名な光学器機メーカーである“Karl Kaps(カール・カプス)”社製のZFスコープ(4倍率)です。
ZFスコープは東西冷戦下の西ドイツ時代からドイツ軍に納入されており、数十年前の基本設計ながらも1990年代後半ころまではKSK(特殊戦団)などの特殊部隊でも運用が確認されている息の長いモデルです。

MP5シリーズのほか、G3シリーズやHK33シリーズなどH&Kが展開したマルチ・パーポス・ウエポン・システムの対応銃種であれば、専用のクロウ・マウントを介してワンタッチでレシーバーにスコープを装着可能です。
なお、ZFスコープには、“Karl Kaps”社製の他にも同じくドイツの大手光学機器メーカーである“Carl Zeiss(カール・ツァイス)”グループ傘下“HENSOLDT(ヘンゾルト)”(2006年に“Carl Zeiss Sports Optics”に改名)社製も存在しています。寧ろ、こちらの方が有名ですかね?

実銃どおりの分解方法でトリガー・パックを移植し、セレクターを付属品と交換すれば、簡単にグリップ・ハウジングを換装することができます。
また、セレクターのクリック感は、VFC MP5シリーズ標準の新型仕様のセレクターよりも固く、より実銃に近いフィーリングになっています。


細身な本体に滑り止め用のチェッカリングが特徴的な旧型ハンドガード。
装着後のガタツキは一切ありません。






旧型フレームMP5との組み合わせで欠かせないのが、SUREFIRE社製M628ウェポン・ライト。
新型フレームMP5の普及途中で、まだ旧型フレームMP5が珍しくなかった1990年代の各国対テロ特殊部隊や警察SWATチームでは、特に目にすることの多い定番の組み合わせでした。
個人的にはライフルのようにゴテゴテと光学機器などを搭載せず、近距離制圧用SMGと割り切ってCQB特殊作戦任務に最低限必要なウェポン・ライトのみを装着したこのシンプルな組み合わせのMP5が一番好きです。

このM628は現在のSUREFIRE社の前身であるLASER PRODUCTS社時代の1990年代に製造されたもので、後期製品に比べてハンドガードの表面処理に滑り止め用の梨地加工が施されておらず、ツルツルとした手触りが特徴です。
なお、ハンドガード右側面にはM628Fと同様のオルタネイト式スイッチが装備されていますが、これはSUREFIREへ製品修理に出した際、ついでに後付け加工で装備してもらったもので、元は標準のM628です(そもそもM628Fのオルタネイト式スイッチはハンドガード左側面に装備されています)。
標準装備のモーメンタリー式スイッチは押下している間のみライトを間欠点灯させることができるのに対し、M628Fに装備されているオルタネイト式スイッチではON/OFFの切り替えが可能なため、一度スイッチを押下すればライトを連続点灯させ続けることができます。
ただし、消費電力と発熱量の大きいウェポン・ライト用のキセノン・バルブは、長時間の連続点灯には不向きな特性を有するので運用には一定の配慮が必要です。

▲1980年代後半に登場したM628ウェポン・ライトは、その秀逸なデザインによってMP5 SMGを運用する世界各国の軍・警察・法執行関係機関において採用されている。電源にはCR123Aリチウム・バッテリー2本を内蔵。ハンドガード側面のモーメンタリー式プレッシャー・スイッチを押下している間のみライトを点灯させることができ、光源には高出力のキセノン・バルブと高精度リフレクターを備えたP60ランプ・モジュール(光束65ルーメン)を採用している。現在ではハンドガード部分などの基本デザインは大きく変更せず、光源を従来のキセノン・バルブから小型で高輝度のLEDランプ・アッセンブリーに変更したM628LMの登場によって製造が終了しているが、その普及数から現在でも多くの組織で運用が続けられている。

ウェポン・ライトだけのシンプルな組み合わせが好きと言いながら、とりあえずZFスコープも載せてみました。
さすがに現代では時代遅れな印象は否めませんが、1990年代くらいまでは実戦運用も想定される組み合わせです。

シンプルな外観のZFスコープだからなのか、実際に手にもって構えてみると、この組み合わせも中々味があっていいですね。
実銃であれば4倍率のZFスコープを上手く活用することで、人質救出作戦をはじめとしたCQB任務において、簡易的な近距離狙撃銃としての運用も可能なはずです。


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